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4月拍手御礼文

拍手文を入れ替えたので4月用を格納~。









舞い散る薄い色に、ドレイスは溜め息を吐いた。

さくら色、とは良く言ったもので、
ピンクでも桃色とは違う、どこか儚さを感じさせるその様はとても美しい。

「閣下はこの枝を持って下さい。」

部下に差し出された桜の枝は本物と見紛うほど精巧な造りをしていた。

受け取って、そっと抱き寄せる。

「どうした?」

歩いて来たガブラスの問いに、
ドレイスはゆるゆると首を振る。

桜は、美しいがどこか不安を掻き立てる色だ。


「ドレイス、桜の木にまつわる伝説を?」
「?そんなものがあるのか?」

共に花を見上げていたギースが意地の悪そうな笑みを浮かべた。

興味深げなドレイスに得意になったギースは声を潜めた。

「根元にヒュムの死体を埋めた桜は大層美しい花を咲かせるそうだ。」
「こ・・・怖い話か?」

引きつったドレイスが桜の枝を更に強く抱き締める。

「血の赤が花弁の色を鮮やかにさせる、と言うのが理由だが所詮は俗説だ。」

怯えるドレイスに首を振ったガブラスが桜の木を見上げた。

ギースが面白く無さそうに肩を竦める。

「下らん話だ。」
「・・・だが、この美しさならばそんな伝説があっても不思議では無い。」

応じたドレイスも木を見上げ、目を細めた。

美しい花ならば他に沢山ある。

その中でも桜が別格なのは美しさの中に確かに感じる妖しさがあるからだろう。

不意に強い風が吹いた。

一斉に花弁が舞う。

ガブラスの、目元を庇う姿がその中に掻き消えた。

「ガブラス!」

思わず叫んだドレイスに周囲の局員達が驚いて振り返る。

風が止んで、
一頻り花を降らせた木はそれでもまだ十分な美しさを保って。

その下に居たガブラスは眉根を寄せて肩に乗った花弁を払い落としていた。


一瞬見失っただけなのに、
まるでガブラスがどこか届かない所へ行ってしまう様な気がした。

不安げなドレイスの視線に気が付いたのか、
顔を上げたガブラスが小さく首を傾げる。


(ここに居るではないか------)


安堵の息を吐いたドレイスがガブラスに歩み寄って大麦色に乗った花弁をつまみ取る。

「感謝する。」
「いや・・・。」

真面目なガブラスに、
ドレイスは花の様に笑んだ。


時期が時期だったので若干薄暗い感じになりましたが、
みなさん良い大人ですし社会的地位もあるのでどんちゃん騒ぎするよりこっちの方が似合っているかな、と。

私にしては珍し過ぎるしっとりした話になりましたな。

ガブラスが見えなくなるほどの花吹雪ってなんだ。

セルフツッコミw


4月は沢山のサイト拍手を頂いてとってもありがたくて元気になれたひと月でした。

ありがとうございましたw

この幸せな気持ちを皆様に少しでもお裾分けできたら嬉しく思います。


ギー「桜まみれだな(笑)」

ガブ「口の中にも入った。如何に美しくとも量を過ぎると流石に頂けない。」

ベル「花が散って葉になったら今度は虫が出るしな。」

ドレ「言うな!!想像したくない!!」

ザル「想像せずとも間もなくだが・・・。」

日記と更新予定~。PageTop日記~。

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声フェチでオッサン好きのヘタレ。
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