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対なるもの。

勇者×武人。

届かない場所の後日談。

届かない~は別に読まなくても問題無いかと。

「ここは・・・・。」

禍々しいとしか言いようの無い風景に、
ウォーリア・オブ・ライトは息を呑んだ。

己が拠点とする聖域とは真逆と言える。

しかし。

そこに、目的の人物はいた。
突然の闖入者に明らかに警戒している。

敵意が無い事を示す為に男に向かって空の両手を上げる。
しかし男は警戒を解かなかった。

余り他人の事は言えないが、表情に乏しい顔立ち。
全身を覆う甲冑に、踵まである長いマント。
それには紋章が赤く染め抜いてある。

事前に聞いておいた特徴通りだった。

「誰だ貴様は。」
「私はウォーリア・オブ・ライト。」
「・・・ふん、”光の戦士”とは御大層な名だな。」

男は鼻で嗤って、
近付いて来るウォーリア・オブ・ライトを見つめていた。
その手は、腰に下げた剣の柄に掛けられている。

「本名では無い。自分でも素性が知れぬ故、便宜上その名となった。
 貴君を探していた。」
「・・・・何用だ。」
「オニオンナイトが、世話になった。」

己同様称号で呼ばれる少年の名を出すと、
男は眉を寄せた。

人形じみた面差に、少しだけ、表情が出る。

「先日、少年を助けてくれただろう?」
「・・・・ああ、あの子供か。」
「彼は我々の仲間だ。感謝を。」

胸の前に拳を当て、軽く頭を下げる。

男は、片眉を跳ね上げた。

「感謝される謂れは無い。偶々傍を通りかかっただけだ。」
「しかしイミテーションから救い、我々の領域まで送ってくれた。
 謝辞を述べるに充分足る行いだと思うが。」
「コスモスの戦士と知らなければ、見捨てていたかも知れん。」
「だが貴君は助けてくれた。」

再度鼻で嗤った男は
完全にウォーリア・オブ・ライトに敵意の無い事を認めたのか
握りかけていた手を剣の柄から離した。

「・・・貴君の名を聞いていなかったな。」
「聞いてどうする。」
「知りたい。」

迷い無い言葉に男が溜息を吐く。
目を伏せ、地面付近に視線を落とした。

「・・・・ガブラス。」
「ではガブラス殿。貴君は何者だ?」
「”殿”は要らん。・・・先の戦いでは混沌の駒だった。」

地を這う様な声に。
ウォーリア・オブ・ライトは目を見開いた。
流石にこの世界の住人だとは思わなかったが、
まさかカオスの手の者とは。

ウォーリア・オブ・ライトは1つだけある椅子に視線を移した。

「・・・そこに座らないのか?」
「玉座は君主の為のもの。私は、玉座を護る者だ。」
「カオスか?」
「カオスは今や主に非ず。」

それきり、ガブラスは口を噤んでしまった。
1度逸らされた視線が再度ウォーリア・オブ・ライトを捉える事は無く。

ウォーリア・オブ・ライトがガブラスの目の前に移動しても
伏せられた眼差しが動く事は無かった。

「ガブラス。」
「用が済んだのなら早々に立ち去れ。」
「オニオンナイトが貴君に礼を言いたいと。」
「だから貴様が来たのではないのか?」
「直接言いたいのだそうだ。」

ウォーリア・オブ・ライトの言葉に、
ガブラスは溜息を吐いた。

「必要無い。」
「ここへの道筋は覚えた。」
「必要無いと言った。」
「いずれまた。」
「・・・・・・・!!」

一方通行とも感じ取れる会話に
ガブラスは目の前の相手を睨み上げた。

しかしウォーリア・オブ・ライトは既に踵を返し、
空間の境へと向かっていて。

何度目かの深い溜息を吐いたガブラスを
ちらりと振り向いたウォーリア・オブ・ライトは、
僅かに口の端を持ち上げ、混沌の象徴の様な空間を後にした。


はい、DFF全キャラクター×武人第1段、
勇者×武人でした。
・・・と言うより、勇者と武人ですな。

武人、絶賛人見知り中(笑)

勇者は人の話を聞いている様で聞いていない印象。
そしてブレないズレない歪みない。
相手にし難いだろうなあ・・・。
でも政治家に1人欲しい。

勇者は武人の”優しさ”を感じ取ったけれど、
武人はそれを”甘さ”だと思っていて不愉快。

こうして勇者も定期的に混沌の果てを訪れる様になると。
自由時間(?)とかに。

武人のマントの紋章、染めているんですかね。
刺繍?とも思ったのですが、
高槻の所では染色という事で。

作中で勇者は武人の事を”貴君”と読んでいますが、
多分今回のみ。

初対面で、見るからに年上で、更に恩義を感じている相手なので
敬意を払わせてみた。

今後は”貴方”とでも呼ぶのではないかと。
でなければ名前で。

戯言。PageTop日記と更新予定。

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