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お兄ちゃんがいっしょ

お兄ちゃんといっしょシリーズの待望(?)の続編書いてみました。

微かに幻想×武人っぽい気配。


バシュ「ノアはその辺鈍い子だから心配なんだよね。」

魔人「原因は誰なのか、胸に手を当ててよーく考えると良かろう。」

バシュ「さあ?全く分からないなあ。」










「・・・・・・・・。」
「・・・・・・。」

ただでさえ気難しそうな顔はきつく眉根を寄せて、
おまけに腕まで組んで人目に付かない場所に胡坐を掻いたまま動かない男にジェクトは苦笑いをした。


彼-------ガブラスに兄弟が居る事はゴルベーザ経由で知っていたが、
その兄が双子で、
しかも彼と瓜二つだったとは思いもしなかったジェクトは初見こそ感動したが、
ガブラスの複雑そうな様子を見ると傍目に映る自分と息子との姿を連想させてどうにも尻が落ち着かない。

「おーい。」
「うるさい。」
「・・・・・・・。」

何の感情の動きも無い声で即答されて、
笑いたいのを堪えたジェクトは平静を装って大剣の裏を覗き込んだ。

ジャッジマスター殿の御機嫌は殊の他宜しく無いらしい。

ぎろりとジェクトを睨み上げると、
またすぐに視線を落とした。


兄と同じ領域に共に居る事が苦痛なのだと零した彼がここに居座ってからそれなりに時間が経っている。

常に厳然たる態度を崩さないガブラスの弱音は非常に珍しく、
ジェクトは気の毒に思う一方で、それが嬉しい。

ガブラスは誰にでも弱音を吐くタイプでは無い。

寧ろ滅多に吐かない。

ジェクトになら言っても良い、と思って貰えた事が嬉しかった。

ジェクトはガブラスに惚れ込んでいるのだ。

「何がそんな気に入らねェんだよ?兄弟だろ?」
「・・・・・・・・・。」

答えは無い。

だが、片膝を立てて座り直したガブラスは、
その膝に腕を置いて大剣に背を預けた。

「兄とは・・・・共に暮らした時間よりも敵対した時間の方が長いんだ。」
「あ?」
「今更どう接したら良いのか--------。」

呟く様な声はしかしジェクトの耳にしっかりと届いて、
目を瞠っている間にガブラスは膝に顔を埋めてしまった。

(か・・・カワイイじゃねェかこんチクショウめ!)


「な----------」
「ノア、ちょっと良いかい?」
「・・・・・・・・。」

もう一度話しかけようと思った矢先、
ガブラスと良く似た声に遮られた。

無言で顔を上げたガブラスの近くに、
ほぼ同じ容姿の男が現れる。

彼の兄、バッシュだった。

良く見れば額の傷と体格が違うと分かるが、
ぱっと見は全く同じと言っても過言ではない。

「・・・・何だ?」
「混沌の果てに戻ったら話すよ。」

兄の返答に溜息を吐いたガブラスが億劫そうに立ち上がる。

「邪魔をしたな。」
「いんにゃ。俺はいつでも歓迎するぜ。」

ジェクトの言葉を最後まで聞いたのだろうか。

目を伏せたガブラスはすぐに姿を消してしまった。

だがバッシュは後を追わない。

彼に用があって来たのでは無いのか。

「君はノアが気に入っているみたいだから一応忠告しておくけれど・・・」
「あん?」

低くて張りがある事には変わりないが、
弟とは違う、穏やかさを感じさせる声音にジェクトが片眉を跳ね上げる。

「余り調子に乗ると、危ないよ?」
「・・・・・・・・・・。」

小首を傾げる仕草は弟と全く同じだった。

だが、ジェクトは思った。

この男は弟の為ならば誰であれ敵に回す事を恐れないのだろう。

それが例え神であろうと。

実際、自らの目で見た記憶を掘り出したジェクトは後頭部を乱暴に掻いて溜息を吐いた。

「・・・返事はしねェよ。オレにだって主義主張はある。」
「そうかい?残念だよ。・・・君と話すのは結構楽しいのだけれど。」

何が残念なのか気になる所だがあまり聞きたくない。

にっこりと------ガブラスとは質の違う------笑みを浮かべたバッシュは、
対して口の端を引き下げたジェクトに小さく手を振ると姿を消した。


兄さん、弟に近付く相手に牽制かけて回ってるらしいです。


幻想「・・・と言う事があってよ。」

魔人「先程聞いたのだが・・・セフィロスが何者かに襲われたらしいぞ。」

幻想「・・・・オレの末路?」

魔人「恐らく。忠告があっただけ有り難いと思うべきであろうな。」


最近、
うちの武人が鈍いのは過剰な程の愛情を注がれる事に慣れていて、
”邪魔者”は知らないうちに排除されているのが当たり前の環境で育ったからかな・・・?
と思う様になりました。

犯人は誰とは言わないよ!!

日記~。PageTop日記と更新予定~。

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