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3月14日です FF12ver

ホワイトデーにUpする予定でした・・・。







「おい、ガブラス。」
「?」

局に戻る途中で偶々同僚を見掛けたベルガは、
思わず声を掛けた。

怪訝そうに視線を上げたガブラスが足を止める。

「何か用意したか?」
「礼の品か?」
「ああ。」

今日はホワイトデーである。

バレンタインデーに貰った菓子の礼をこれまた菓子で返す日なのだが、
最近は菓子に限らず物で返したり色々あるらしい。

それも男性の方が割合高めの品を用意する事が暗黙の了解となっていて、
買い物も異性への気配りも苦手な事まで加わるとこの行事は正直喜ばしいものではない。

だがベルガもガブラスもドレイスからチョコレートを貰っている。

何か返さない訳にはいかないのだ。

数日前まで他の男性局員達も慌てた様子だったが、
今日は落ち着いたもので、
既に嬉しそうな女性局員の姿もちらほら見れた。


公安総局は局員同士の交際に関して特別な規定は無い。

公認のカップルは勿論、
長短に限らず交際を経て結婚した局員も数多く居るし、
僻む者が多少居たにしても皆祝福を受けて来た。

ただ、交際に熱中する余り仕事が疎かになれば問答無用で降格か、
最悪首を切られるのだ。

自制心が物を言う規律は下手なルールよりも余程強力で、
泣く泣く局を去った者や、
処分が原因で破局を迎えたカップルも少なくは無い。

「ドレイスは今日は日勤だったな。」
「帰るまでになんとか時間を取らなくては・・・。」
「おい、ガブラス。」

今度はギースに声を掛けられたガブラスが溜息交じりに振り返る。

ギースは廊下の角からガブラスを手招きしていた。

「ま、卿なら何を贈っても喜ばれるだろうさ。」
「?」

ベルガがギースの所へ行く様に顎で促すと、
小さく首を傾げたガブラスは頷いて踵を返した。


「なんだ?」
「今日はどうするつもりなんだ?」
「何が?」
「まさか残業するなんて言わないだろうな。」
「?」

小声のギースにガブラスがもう一度小さく首を傾げる。

「今日はホワイトデーだろう!」

小さな声で怒鳴られたと言うのにこの緊迫感は何事だろう。

「ああ、用意した。」
「それだけか?」
「帰るまでに渡せば良いのだろう?」
「良いわけあるか!」

とうとうギースは思い切り怒鳴ってしまった。

その直後、廊下の少し先でギースの声から話の展開を読んだベルガが溜息を吐いた事を彼らは知らない。




「ドレイス。」
「あ、ガ・・・ガブラス・・・。どうした?」

ガブラスが4局に向かうと、
丁度ドレイスが局から出て来た所だった。

「仕事、終わったか?」
「ああ。・・・卿も?」

ガブラスが定時で帰る事は滅多に無い。

ドレイスの問いにガブラスは僅かの間を開けて頷いた。

本当は局員達に寄って集って仕事を取り上げられて局から追い出されたのだが、
ギース達の差し金だと分かったのは柱の陰で彼がベルガと示し合わせている姿を見たからだ。

「先月は菓子をありがとう。」
「いや・・・私こそ卿が甘いものが苦手だと知っているのに・・・。」

真顔で差し出された小さな箱を受け取りながら、
ドレイスの頬は見る見る赤くなり、
しかし通りすがりの局員が興味深げに様子を見ていることに気が付いて、
耳まで赤くなったドレイスは慌てて踵を返した。

「わ、わざわざすまんな!では私は----------」

それ以上、言葉は出なかった。

ドレイスの足が前に進むよりも早く、
ガブラスがドレイスの手を掴んでいた。

「ドレイス、この後予定が無いのなら食事をしないか?」

中途半端な体勢のまま凍りついたドレイスに、
ガブラスの言葉は信じ難かった。

まさかガブラスから食事に誘われるとは思わなかった。

動かなくなったドレイスからガブラスが手を放す。

不自然なほどぎこちない動きで振り向いたドレイスは、
しかし顔を上げることが出来ず、
受け取ったばかりの包みを握りしめた。

割れ物だったら砕けたかもしれない。

「よ・・・予定は、・・・無い。私で良ければ喜んで。」
「そうか。では着替えたら飛空艇ターミナルで待ち合わせよう。」
「わ・・か・・・った。」
「?」

情けなくも上擦った声にガブラスは不思議そうな顔をしている。

この状態で彼の側に居続けたら頭が煮えてしまうと判じたドレイスは、
駆け足で階段に向かった。

見物していた局員がその際弾き飛ばされて壁に派手に頭を打ち付けたが、
倒れた若者はすぐに局内に引き摺り込まれて廊下は静寂を取り戻す。

素早いやり取りにガブラスはブルーグレイを瞬かせ、
自らも着替えるべく踵を返した。


ラー「・・・で?ガブラスに一芸仕込んだのは誰ですか?」

ザル&ベル「「ギースです。」」←即答

ギー「裏切り者ォッ!!卿らとて面白がっていただろう!!」

ラー「ギースには夏のボーナスを全額寄付してもらいましょうかね。」

ギー「全額!?」

ラー「止めなかった2人は半額にしましょう。」

ザル&ベル「「!!」」


公安総局は一般からもチョコとか沢山もらいます。

一々返していられないのでイベントを行って一般市民の皆様と触れ合える機会を設けているらしいです。

夢の終わりPageTopルビコンの対岸

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