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君に届くまで

ウォバシュ。

初めて書いたとです。

トト様に捧げます。

勝手に。

受け取り拒否して下さっても構いませんので<(_ _)>

気が向いたら書く・・・なんて適当な事を言って、
本当に長い事お待たせしてすみませんでした。









いつからだろう。

年下の同僚で、
仲の良い友人でもあった筈の彼が、
こんなにも気になる様になったのは。

何故だろう。

自分は男で、彼も男だ。

わかっている。

この気持ちは非生産的で、
非日常的。
そして非常識。

それ以外の何物でもない。

それでも、諦めるどころかこびり付いた様に頭から離れない想いは、
月日を重ねる毎に強まるばかりで----------



ウォースラは結構な厚みの書類の束を抱えて眉を寄せた。

取りに来いと言われたのに、
しっかりすっぽかしてくれた同僚の分まで運ぶウォースラの眉間はいつも皺が寄っている。

届け先であるバッシュの部屋を訪れると、
部屋の主は身の回りの世話をしてくれる女官と他愛も無い世間話をしていた。

書類をその顔面に叩き付けたい気持ちを堪えて、
無言で差し出す。

「やあ、ありがとう。」

受け取ったバッシュはたった今女官が淹れてくれた茶をウォースラの立っている側のテーブルに置いて、
新たに淹れて貰った茶を手に愛想良く笑んだ。

「殿下にガタガタ言われるこっちの身にもなれ。」
「うん。ありがとう。好きだよ、ウォースラ。」
「ブフッ!?」

にっこりと言われて、
ウォースラは口に含んだばかりの茶を吹いた。

女官が笑いを堪えながら退室する。

「なーんちゃって。」
「・・・・・・・。」

おどけたバッシュに、飛沫が飛び散ったテーブルを拭きながらウォースラは目を眇めた。

無言で睨みつける。

「・・・からかったのか。」

バッシュには然程悪意は無いのだろう。

だが今のウォースラにこの他愛も無い悪戯は重かった。

怒らない様に、
怒鳴らない様に懸命に自制をかけながら目を逸らす。

「あれ?てっきり怒られると思ったのに。」
「・・・余りに馬鹿馬鹿し過ぎて怒る気も失せた。」

嘘だ。

口を撞いて出たがる本音を無理矢理飲み下すと、
バッシュは怪訝そうに首を傾げた。

全く、こちらの気も知らないで呑気な男だ。

ウォースラが飲み込んだ本音の代わりに溜息を吐き出すと、
バッシュは暫し間を開けて、
呟いた。

「でも、嘘は言っていないよ。」
「なんだって?」

良く通る声は、
小さくても充分聞き取れた。

聞き取れたが、
耳を疑った。


額面通り受け取るべきか。

それとも、深読みをしても良いのだろうか。

口を尖らせたバッシュは一口飲んだ茶をテーブルに置いた。

「だから、私がウォースラを好きなのは嘘ではないよ。」
「・・・・・・・・・。」

その”好き”に含まれている意味を知りたい。

だが、知りたくない。

どうせ自分の「好き」とは違うものなのだ。

彼がダルマスカに来て間もなくからの付き合いは充分に長く、濃いもので。

これ以上、何を望む。

これ以上、彼にどうしろと。

「それは・・・。」

なんとか絞り出した声は情けない事に掠れていた。

「でもさ、今の関係を壊したいとは思わないんだ。仕事に支障が出ても困るし、君と飲む酒は美味くて楽しいのが良い。」

だから、今言った事は忘れてくれ。

バッシュは笑って言った。

長い付き合いは、
その笑い顔が意識して作られたものだと容易く見抜いた。

「・・・お前は勝手だ。」
「今更?」
「ああ。今更だよ。本当に。自分の言いたい事だけ言って、俺の話は聞きもしない。」

自分の思った事、信じた事には呆れるほど忠実な癖に、
他人の意見に耳を貸さないこの意固地さを見続けて何年になるだろうか。

それでも、胸に秘めた想いが形を変える事は無かった。

それでも、好きなのだ。

通じ合えたならと何度も思って、
同じ気持ちであったならと何度も夢を見て、
いざ相手の気持ちを知ってみたら何も言えないなんて、
情けないにも程がある。

ウォースラは怪訝そうな同僚の髪を手荒に掻き回した。

八つ当たりであることはわかっていたが、
更に首を傾げながら乱れた髪を直すバッシュに、
ウォースラは知らん顔をして茶を飲み干した。


ウォバシュ?ウォバシュ??

ウォ・・・ウォバシュだと言い張る。

ウォバシュだと自己暗示かけながら読めばそれっぽく見えるかもしれません。


・・・当初、すっかり出来上がっている2人を書こうと思っていました。

でも、中々ネタが出なくて、
突然思い浮かんだのが今回の話でした。

この2人は段階を踏まないと進まないのね・・・と言う事がわかりました。

どちらも奥手な印象は無いのですが、
色恋が絡むとウォースラはヘタレになる様です。

私がヘタレ攻めが好きですからね(笑)

バッシュは・・・確信犯ですね。

ウォースラの気持ちに気付いていました。

気付く前からバッシュはウォスの事が好きだった様です。

ウォスには内緒。

あれ、ひょっとして両想い?
じゃあカマをかけてみようか。

兄、そんな感じかと。


バシュ「ノアに紹介しないとねv」

ウォス「せんで良い。あいつが聞いたら卒倒するぞ・・・って話を聞け!」

バシュ「ノア~♪」

で。

ノア「・・・お前、度胸あるな・・・。」

ウォス「真っ青な顔で同情された!!(((( ;゚Д゚))) 」

ノア「返品不可だからな。死ぬまで面倒見ろよ。」

ウォス「体良く押し付けられた!!(((( ;゚Д゚))) 」

そんなわけで弟公認にはなった様です。




拍手御礼~。PageTop2月御礼文

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