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愛し子<3>

「幸運」と「災厄」

それは望むにせよ望まぬにせよ万人に降りかかる。

・・・な~んて格好つけてみた。









目立つ場所を避けた箇所にばかり傷は集中していた。

私刑の常套手段に舌打ちが出る。

傷は内出血ばかりではなく、
噛み痕まである。

「ポーションは?」
「・・・・・飲んだ。」

眉を寄せたままのザルガバースにガブラスは短く応じたきり何も言わない。

「特に傷が熱を持っている様子は無いが・・・寒いか?」
「・・・・・・熱い。」
「?」

答えに、違和感を感じた。

手を当てた額は熱い。

発熱をしている時、本人は大概寒さを感じるものだ。

「君は何をされ--------------!」
「・・・・・・・・・。」

何気なく零した自分の言葉で、
ガブラスが受けた理不尽な仕打ちに思い至った。

絶句したザルガバースにガブラスの形の良い手がぴくりと震える。

「・・・”そっち”の暴行か・・・・。何か飲まされたのだな?」
「・・・・・・・・・。」

返事は無い。

だが否定も無かった。

片手で目を覆って天を仰ぐ。

「後で所持品検査を行わねば・・・。」
「ザルガバース!」
「同じ事を繰り返すわけにはいかん!」

叫んだガブラスに負けじと怒鳴ったザルガバースにガブラスは目を見開いた。

未だ潤んだままの瞳が灯りを反射する。

「君がこんな思いをしなくてはならない理由がどこにある?
 寮内の規律の問題もある。
 検査はしなくてはならない。
 ・・・わかるだろう?」
「・・・・・・・。」

諭すザルガバースに、
ベッドのシーツを握りしめたガブラスが小さく、だが確かに頷いた。

「・・・さて、どうしたものか。」
「構わないでくれ・・・。」

呟く様な弱々しい声に眉を寄せたザルガバースをちらりと見て、
また端正な顔立ちは俯いてしまう。

意識して聞けば呂律も充分に回っていない事に気付いた。

「そうはいくまい。知った上で捨て置くなど私の矜持に反する。」
「あ・・・貴方に・・・不快な思いを・・・・・させたくない・・・。」

俯いた顔を真っ赤にして言ったガブラスに、
ザルガバースは苦笑いをする。

「私が不快かどうか、決めるのは君では無いと思うが?」
「・・・しかし・・・・・・。」
「その様子では休むに休めないだろう。」

溜息交じりに顔を覗き込めば、
未だ幼さを残す眼差しが不安げにザルガバースを捉えた。

体内を巡る熱に浮かされた手が恐る恐る、
しかし確かに己の意思を伴ってザルガバースの上着を握る。

「・・・・・・・すまない。」
「・・・構わないさ。」

応じたザルガバースは、
すっかり冷えてしまった短髪をくしゃりと撫ぜた。

彼が目を閉じると、潤んだ瞳は一粒しずくを零した。


ここで切るか。

切りました。

Q.へこたれたのかヘタレ!!

A.おっしゃる通りです。

ある意味肝心なシーンを思い切り略してしまいましたが、

「お前、そこは略したら駄目だろう!!」

・・・と思われる様でしたら略した部分を鍵付きですが+って事で書きます。
そこだけ入れる感じで。


ザルガブは好きですが、
私の中で彼らの”関係”はアカデミー時代のみなので、
2人のお年頃的にどうにも甘ったるくて小ッ恥ずかしい展開になって「うがーッ!!」
ってなるのが目に見えているので・・・。

落ち着いてヘタレ!!

・・・な事になる事請け合い。

しかし御希望があった場合にはきっちりお応えさせて頂きたいと思います<(_ _)>

・・・と言っても所詮ヘタレが書くものなので高が知れていますが・・・。



日記~。PageTop日記と更新予定~。

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