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12月拍手文。

突然すみません<(_ _)>

水色拍手の御礼文の入れ替えを忘れていたことに気付いたので、
1月用に差し替えました。

すっかり終わった正月話ですよ!!

あっはっは~・・・・三が日明けたらやろうと思ってそれっきり忘れていました・・・(遠い目)

そんなわけで12月拍手文を格納です。














(ほぉ~っ・・・・)

そびえ立つ樹を見上げて、
私服姿のギースはぽかん、と口を開けた。

驚いているのはギースだけではない。
他の局長達も唖然と見上げている。

「・・・何て言うか、今しがた山から採って来た様な感じだ。」
「良くわかったな。」

マジで?

今日も気難しそうなヴェインにギースは引きつった。

クリスマスツリーと言えば、
高くても精々2メートルあれば上等だ。

それがどうだ。
いま目の前にある”ツリー”は文字通り山に生えているものと同じ木で、
目算だが高さが軽く20メートルはありそうだ。

オーナメントの量が尋常でなければ脚立や梯子がゴロゴロしているわけである。

この矢鱈背の高いツリーに己らが飾りつける様を撮るのが12月用の写真となるらしい。

それにしたって上の方はどうやって飾り付けるのだろうか。

大体こんな巨大なツリーの全体像をファインダー内に収めるにはカメラマンはかなり遠くから撮らねばならず、
その場合、飾り付ける局長達はアリかゴミの様なサイズになる。

更に、良い歳をして小さな玩具での飾り付けを強いられる悲しさはこの際封印しておくにしても、
飾り終えるまで何時間かかるのだろうか。

「ギース、卿は上の方を飾り付けてくれ。」
「何故私が。」
「脚立にしても梯子にしても耐荷重と言うものがある。」
「・・・・了解。」

今回は予想外の高所まで登る為、
耐荷重も低めらしい。

そうなると大柄な局長は向かない。

周囲を見てみると確かに梯子や脚立の周囲にはドレイスや比較的小柄な局長達が集まっていた。

「頂上部の星はドレイスに取り付けて貰いましょうかね。」

柔らかな弟皇子の声にヴェインが頷いている。

まあそれが一番”絵”になるだろうから誰からも異論は出なかった。



渡された大きな星を手に、
溜息を吐いて梯子を登り始めたドレイスは、
ちらりと地上を見下ろしてすぐに目を逸らした。

別に高所恐怖症と言う訳ではないが、
地上10メートルを超えれば高く感じる。

大き過ぎるツリーに立てかけられた梯子と、
それを登る自分達。

梯子を支える局員の隣では大柄な同僚達が矢張り巨大過ぎる木の飾りつけに追われていて。

量と残された時間を鑑みると、
皇子達の目指す”悠然と”、”優雅に”と言った気分にはどうにもなれない。

公安総局は帝国を動かすのに必要不可欠な歯車であり、
帝国の民の生活と安全を守る象徴であり。

優雅や悠然を求められても・・・との思いは否定できない。


遠い地上では、脚立に上ったガブラスが手早くオーナメントを取り付けていた。

部下の差し出すオーナメントを受け取って、葉に括りつける。

遠目だが動いている口元を見ると何か談笑でもしているのだろうか。

(私もあそこに行きたい・・・。)

心中呟いた瞬間、早く登れと急かす様に冷たい風が吹いて梯子が揺れた。

「わっ・・・!」
「局長!」

葉ごと梯子にしがみついて風を遣り過ごしたドレイスは、
心配げに声を掛けて来た地上の局員に大事無い事を伝え、
再度頂上を目指して登り始めた。


梯子の残り数段部分まで登ったドレイスは、
腰に提げていた星を手に取ると尖った木の頂上に乗せて、
付いていた紐を幹に巻き付けて固定する。

この瞬間はどうしても梯子から両手を放さなくてはならない為、
願うのは強風が吹かない事のみである。

「出来た・・・!」

呟いた言葉が嬉しさに満たされて、
地上の局員達に成功を伝えるべく手を振ると、
見上げて手を振り返してくれた局員が空を指差した。

どうしたのかと顔を上げると、
いつの間にか灰色の雲に覆われていた空からは白い塊が次々と降ってくる。

「雪だ・・・・。」

それは緑の葉に、飾り付けられたオーナメントに、
任務を終えた局員局長達に地面に分け隔てなく積もり始めて。

白く色を変えつつある樅の木に、
ドレイスは小さく笑んだ。

混合ワクチン。PageTopは・・・拍手御礼を!!

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