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渇愛<2>

漠然と彼らの三角関係を思い描いたらこんな話になったんです・・・。










玉座に寄りかかる様に腰かけさせた姿勢のまま、
全く動かないガブラスを見てクラウドは俯いた。


あの時-----------
動かなくなったガブラスに興味が失せたのか、
セフィロスは気絶したガブラスを無造作に地面に投げ捨てて、
どこかへ行ってしまった。

がしゃん、と重みのある音に意識を引き戻されて、
倒れたガブラスの側に転がる瓶に気付いたクラウドは、
込み上げる痛みと吐き気と格闘しながら這い寄ってみると、
それはポーションだった。

どうやら倒れた拍子にガブラスから落ちたらしいそれを掴む。

震える手で栓を抜いて甲冑の割れた部分にかけた。

薄い白煙が上がって、
じわりと彼の下に滲み出ていた出血が止まり、
傷が癒えた事を教えてくれる。

未だ痛む頭に眉を寄せながら起き上ったクラウドは、
瓶に残ったそれを仰ぐように飲み干した。

痛みは瞬く間に失せて、
深い息を吐く。

しかし。

ガブラスが意識を取り戻す事は無かった。


それから何日経ったか、クラウドには分からない。

何も分からないなりに、
ガブラスをセフィロスの手の届く所に居させるのは危険だと判じて、
ガブラスを担いで彼の領域へ向かったは良いが、
意識を回復させたガブラスは自我を失っていた。

今も、薄く開いた瞳は焦点を失い、茫洋と宙空を見つめたままで。

あんなにも美しかった蒼灰色は己と同じ、
ガラス玉のような青に変わってしまった。

頬に触れてもその眼差しが動くことは無く、
クラウドは唇を噛み締める。

こうなる事は分かっていたはずだ。

セフィロスがガブラスに執着していることはクラウドも知っていたのだ。

知って尚、思慕の念は消えるどころか募るばかりで---------------

それをセフィロスに勘付かれた挙句にこの醜態である。


「・・・・すまない。」

幾度も口にした、しかし届かない謝罪を呟いたクラウドは、
跪くと心を失ってしまった男にこうべを垂れた。


自己流の解釈ですが、
魔晄はジェノバ細胞を人間の都合の良いように扱う為のエサなのかな、と。

だからソルジャーはジェノバ細胞だけでなく魔晄も必要なのだ、と。

あの瞳の色は魔晄が齎すものですから、
ライフストリームに漬けられれば色変わるかな、と。

メールのお返事~。PageTop日記と更新予定~。

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