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英雄御乱心<1>

DFFの英雄が、正気時代の英雄になったら面白いよね!
周りが!!

そんな変わり種の英雄×武人。

剣と刀を幾度も打ち合わせ、
周囲の岩場が次々切り崩され、砕かれ、底知れぬ闇に落ちて行く。

すでに何度目か数える事すら止めた鍔迫り合いをしながら、
ガブラスは舌打ちをした。

やはり真っ向からの力勝負では体格に劣る分、
分が悪い。

「良い加減諦めたらどうだ?」
「死んでも願い下げだ・・・!」

互いの鼻が触れそうな程の至近距離で、
銀糸の髪が頬に当たる感触に眉を寄せながら目の前の不可思議な光を持つエメラルドグリーンを睨み上げた。

まるで宝玉の様な透明感を持った瞳は哀れにも狂気に彩られて、
嘗て英雄と呼ばれていた程の者の末路としては余りにも空しい。

歯を食いしばったガブラスは意地で正宗を押し切り、
大きくカオスブレイドを薙いだ。

「足掻き苦しめ!!」

発生した竜巻は容易く回避されたが、
その間に次の攻撃に対する迎撃態勢は整えられた。

刀身の長い正宗を振り上げたセフィロスが一気に迫る。

身構えたガブラスに刀の先が届こうとした瞬間------------

竜巻に崩され、巻き上げられた岩の一部が落下してきた。

それはものの見事に英雄の頭に衝突して。

思わぬ事態にガブラスが目を見開いたのと、
正宗を掲げたままセフィロスが倒れたのはほぼ同時だった。



動かなくなったセフィロスにガブラスがどうしたものかと思案し、
結局捨て置いて己の領域に戻ろうと結論に至った矢先。

「ここは・・・どこだ?お前は誰だ。」
「・・・・・・・・・。」

今しがた盛大に打った頭を摩りながら起き上ったセフィロスの言葉にガブラスは絶句した。

不審げな眼差しがガブラスを見上げ、
周囲を見回して立ち上がる。

「おい。ここはどこだ。」
「・・・取り敢えず来い。」

暫しの間を置いて、
深い深い溜息を吐いたガブラスは踵を返すと領域の境を目指した。



「クラウドは居るか?」
「どうした?」

秩序の聖域を訪れたガブラスは近くに居たオニオンナイトに目的の人物の所在を尋ねた。

しかしオニオンナイトが答える前にその本人が姿を現す。

「お前の方が事情に詳しいだろう。」
「何の話だ?」
「来い。」

ガブラスの声に応じて姿を現した男に、
クラウドは咄嗟に身構えた。

「セフィロス・・・!!ガブラス!どう言うつもりだ!!」

バスタードソードを突き付けられたセフィロスが僅かに眉を寄せクラウドを睨み付ける。

「何故お前がそれを持っている。」
「は?」

いかにも怪訝そうに問われて、クラウドが呆気に取られた。

「お前のその恰好、1stか。・・・記憶に無いな。」
「・・・・・・・・・!」
「どう言う事なのか説明してくれ。」
「・・・・・・・・・・・。」

ガブラスの問いに答えは無かった。
代わりに口を開いたのは未だ幼さの残る少年で------------

「無駄だよガブラス。クラウド、目を開けたまま気絶してる。」


正気時代のセフィロスがあまりに印象的だったのでネタにしてみました。

通称”あの頃セフィ”。

久々に見たまともな英雄に衝撃を受けて兵士気絶。

あれだけ散々人の事を追い回しておいて今更正気って・・・!!


多分武人と英雄が帰った後、
秩序の聖域は大騒ぎになったんだと思います。

何アレ!!
みたいな感じで。

拍手御礼~。PageTop日記と更新予定。

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