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誰よりも貴方を愛してる

幻想×武人で”貴方が愛しい5題”の3題目。

それぐらい惚れ込んでんだよ!




幻想の二つ名を持つ男はガブラスと然程年は変わらないが、
実に奔放だった。

気が向いた時にガブラスの領域を訪れて、
誰から巻き上げたのか酒瓶をごっそり出したり、
何も言わずに抱き付いて来たり。

当初、どうにも鬱陶しかったが、
最近は割合慣れたと思う。

強引なジェクトだがガブラスが本気で嫌がれば無理強いをして来る事は無いからだろう。


「あーあ、お前が女だったら良かったのに。」
「・・・・・は?」

隣に胡坐を掻いて座るジェクトが大きく伸びをしながら呟く。

軽く聞き流してしまえば良かったが、
どうにも聞き捨てならなかった。

「そしたら子供作って~、」
「子供なら居るだろう。」

勝手に色々な想像をして楽しんでいる所に冷静な声で割り込むと、
ジェクトは口を尖らせてガブラスを見た。

「あいつはあいつだよ。他に、って話。」
「1人居て何が不満だ。」

応じたガブラスに、ジェクトは思い切り目を見開いた。

そんな見当違いな応答をしただろうか。

「多い方が楽しいだろ?あいつだって弟だの妹だのが出来たら喜ぶさ。」
「お前の勝手な思い込みじゃないのか?」
「うし、じゃ今度聞いてみよ。」

(馬鹿馬鹿しい・・・。)

まともな会話すら成立しない内に喧嘩腰になる癖に、
どう聞こうと言うのだろうか。

仮に息子が兄弟が欲しいと言った所で”では”と作れるわけがない。

「そうだ、カオスに頼んだら何とかなっかな?」
「なるか。」
「え~っ・・・神様なんだからさ、なんとかしてくんねぇかな?」
「神だとて万能ではあるまい。」

大体そんな願いを聞き届けるとは思えない。

神が必要とするのは己に忠実な戦力だ。

即答したガブラスにジェクトは気分を害した様で、
口を尖らせた挙句に頬まで膨らませた。

(・・・聞き届けられた所で願い下げだが。)

心中で独りごちて、背を向けた直後に乱暴に抱き寄せられたガブラスが眉を寄せる。

「お前の冗談は笑えんな。」
「冗談じゃねえもん。」

即座に返って来た言葉に視線を上げる。

「そうか。本気で馬鹿なのか。」
「ひっでぇなあ。真顔で言ったな?」

笑い顔でジェクトは文句を言った。

見上げたその笑顔が本当に嬉しそうで、
中途半端な体勢であるものの、
抜け出す事ももがく事もどこか心苦しく感じる。

結局溜息を吐いて厚い胸に寄り掛かると、
ジェクトは満足そうに目を細めた。


・・・ラブラブを目指したんですけどね。

良く見たらラブラブっぽい感じ・・・?
ぐらいの残念な話になりました。

武人は甘え下手。
それが可愛い幻想。

・・・のつもり。
そんな気持ちで読んでもらえればそんな風に見えるかもしれない!!





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