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Drug<2>

<1>の続き。

このネタ使って鍵使わない私・・・。





「・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・。」
「・・・・・・あれ?」

暫し無言で互いに顔を見合わせて、
アルシドは些か間の抜けた声を上げた。

ガブラスに何かしら異変がある様には見えない。

「・・・即効性じゃないんですかね?でもそれじゃあ意味が無い気もするし・・・。」
「用量の問題じゃないか?1回3錠と書いてあったぞ。」
「・・・・・ああ!」

ガブラスの指摘に両手を打ち合わせたアルシドは、
直後、頭に拳骨をもらった。

「痛いじゃないですか。」
「いきなり人に一服盛っておいて”ああ”は無いだろう。」
「だって気になるじゃないですか。」
「なら自分で試せ。」

御尤も。

笑って誤魔化したアルシドは押し退けられるままに今しがたまで腰掛けていたソファに戻った。

「用量を守らないと効果が出ない辺りは良心的ですね。」
「”そうではないもの”もあったのか。」
「それはもう星の数ほど。笑えますよ。あれだけあると。」

非合法の薬は大流行並みにロザリア国内を出回っていて、
一応国も把握する度取り締まっては居る。

しかしアルシド自身が先程零した通り、
被害が民間人止まりで死者も無い事から余り真面目に取り組んでいる様子は無く、
帝国の公安総局による徹底した取り締まりが羨ましくもあった。

ガブラスから齎された情報の限りでは、
ロザリアを席巻している薬のどれ一つとして帝国の土を踏んではいないのだ。

今はまだ良い。
だが今後麻薬並みの効果を持つ物が出回れば中毒者や死者も出るだろう。

「腐敗した塵芥は全て排除すべきだな。」
「全くです。一部を退けた所で何も変わらない。」

ガブラスの手厳しい指摘にアルシドは苦笑いをして溜息を吐いた。

「それで?あれは何の薬だ?」
「・・・ドラクロアに回すんですからその時に、」
「お前は知っているのだろう?」

まっすぐ蒼灰色に睨み据えられて、
笑って誤魔化すもその強い視線は外れない。

「その・・・俗に言う媚薬と言うやつですが・・・。」
「・・・今後部屋への出入りを禁じる。」
「良いじゃないですか!効果は出なかったんだから!」
「人に一服盛る奴が信用に値するとでも?」

ぴしりと言い放つとアルシドは口を尖らせて頬を膨らませた。

「・・・だってそうでもしないと流されてくれないじゃないですか。」
「何か言ったか?」
「いーえっ。」

呟いた言葉は幸いガブラスの耳には届いても入らなかったらしい。

なんとかガブラスを宥める算段を組みながら、
アルシドは許しを請うべく武骨な手を取った。


・・・当初の予定では鍵付きだったのですが、
ヘコたれました・・・。

期待された方には申し訳ないばかりで・・・。

ロザリアは帝国に比べて規律が緩いと言うか、
国の結束力が弱いイメージがあります。

だから帝国に中々勝てないし、
アルシドも苦労しているわけで。

日記~。PageTop日記と更新予定。

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