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ジャッジドレイスの災難<1>

ガブとドレが入れ替わったら・・・。






並び歩く局長達の姿に、
通りすがりの局員が慌てて道を開け、
一礼する。

ドレイスはそんな局員達に挨拶を返しながら、
ギースとベルガと小声で雑談を繰り広げていた。

雑談だが、内容は深刻だ。
ドレイスだけ。

「だから・・・ガブラスの都合と言うものもあるだろう?」
「卿も大概煮え切らんなあ。そんなに好きなら当たって砕ければ良い。」
「砕けたらまずいだろう。」

ギースの無責任な言葉にベルガが慌ててフォローを入れる。

砕けるのが怖いからドレイスは思い切れないのだ。
しかも本当に砕けたら実害を被るのは己である。

階段を先に下りたギースはにやりと笑って背後のドレイスを振り返った。

「ほら見ろ、噂をすれば愛しの9局局長殿がいらっしゃる。」
「ばっ・・大声で言うな!」

確かに見ればガブラスが階段の途中で局員と話をしていた。

慌てたドレイスが下りている最中の足で咄嗟に階段を上ろうと意思とは別の動きを取ったのと、
ガブラスがふとその様子を見上げたのは同時だった。

「あ。」
「局長!」

ベルガの間の抜けた声と、
ガブラスの部下の悲鳴じみた声を聞いた後は、
まるでスローモーションの様だった。

足が宙に浮いて、体が自由落下を始めて。
ギースの隣を通り過ぎたドレイスに向き直ったガブラスが、
片手で階段の手すりを掴んで、
落ちて来たドレイスを抱き留めて。

しかし2人分の体重と甲冑の重量を支えるには腕1本の筋力では足らず、
結局ドレイスを抱えたままガブラスも仰向けの状態で階段から落ちた。

床に後頭部を叩きつけられたガブラスの頭が反動で浮いて、
その顎に突っ込んだドレイスの額が当たる。

痛みは感じなかった。
その前に意識が自我に食いつく事を放棄したのだった。


「・・・ス様は精密検査を受けて頂いた方が良いと思います。」
「床に頭打った挙句に顎に頭突きだもんな。」

囁き声と消毒薬の匂いに、
意識を取り戻したドレイスはゆっくりと周囲に視線を巡らせた。

カーテンの引かれたベッドは医務室のもので。

痛む頭に眉を寄せながら起き上がると、
カーテンの隙間からギースが覗き込んだ。

「お、目が覚めたか。」
「おい、ガブラスが起きたぞ。」
「え?」

誰かを呼んだベルガの言葉にドレイスが目を瞠ると、
開けられたカーテンの向こうに立っている者の姿に言葉を失った。

そこには、自分が立っていた。
では今ベッドに居る己は誰だ。

思わず身体を見下ろして、手を見て、立っている”ドレイス”の向こう側にある洗面台の鏡に視線を向けてドレイスは引き攣った。

そこに映っていたのは引き攣っているガブラスの姿だった。

「ベッ・・・ベベベベルガ!どうしよう!」
「は?」
「私、ガブラスになっている!!」
「はあ?」

喋っているのは自分なのに、
張りのある低音は確かにガブラスのものだ。

間の抜けた顔をしたベルガがギースと顔を見合わせる。

「・・・夢や勘違いでは無さそうだな。」
「何が?」

呟いた”ドレイス”を2人が振り向いた。

「俺がガブラスだ。そっちにドレイス。」

眉を寄せて溜息を吐いた”ドレイス”を
ベルガとギースは”ガブラス”と見比べて、
同時に声を上げた。

「「はあ?」」

この日、医務室に居合わせた者達は、
世にも珍しいパニックを起こしたガブラスの姿を拝む事となった。

→<2>


なんとなく2人を入れ替えたら面白そうだな~・・・と思いました。

直訳すると思い付きで書き始めたのでいつ終わるかわかりません。

・・・頑張る。


先に目を覚ましたガブラスはドレイスの意識が戻るまで現実逃避をしていたそうです。

拍手御礼!PageTop日記と更新予定。

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