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ジャッジベルガの災難。

ベルガ×ガブラス?
ドレイス×ガブラス?
ラーサー×ガブラス?

ギャグ。

まあこれがうちの基本です。
和気あいあい。←真顔で

それは、運が悪かったとしか言い様が無い。
他に言えるとしたら、”間が悪かった”ぐらいだろうか。


「だから、目にゴミが入ったって言うから見てやっただけだって。」
「嘘を吐け!」
「何故俺がここで嘘を吐かなくてはならんのだ。」

何度目かわからない盛大な溜息を吐いて、
ベルガは今は閉まっている窓に視線を移した。
諸悪の根源は、多分、この窓である。

己の言い分を証明してくれるもう一方の当事者、ガブラスは
どこからともなく現れたラーサーに
どこかへ連れられて行ってしまった。

多忙な彼の事だから今頃普通に業務に戻っているのだろうと予想されるが
同時に呼び出す事も不可能であろうことも予想できた。

目の前の、般若も吃驚する様な形相を浮かべたドレイスには
最早ベルガの言葉が聞こえていないらしい。

これ以上ガブラスを煩わせたら、本当に殺される。
同期と言う名の長い付き合いで、
良くも悪くもベルガは嫌と言うほど学んでいた。


事の起こりはほんの数分前だった。

局長会議が終わって、たまたま進行方向が同じだったガブラスと廊下を歩いていたら
換気の為か開け放たれていた窓から一陣の風が吹き込んだ。

それは良くあることで。
その風に乗って来た埃だか砂だかがガブラスの目に入った事も、
別段珍しい話では無かった。
彼の方が窓に近かっただけなのだから。

最初は軽く目を擦っていた。
しかし上手く取れなかったのか、
次第に白目は充血し、皮膚が薄いせいか目元まで赤くなって
舌打ちをしたガブラスは目を擦りながら窓を閉じた。

それでも違和感は取れないらしいガブラスを見兼ねて
ベルガは幾度も目を擦っている手を無造作に退けた。

「見せてみろ。」
「頼む。」

短いやり取りをして、ベルガは顔を上げたガブラスの眼を覗き込んだ。
以上が事の顛末である。


一方。
局長会議の後、他の局長と会議内容について話していたドレイスは足早に会議室を出た。
然程時間を食った覚えは無いが、まだガブラスがいるかもしれない。

局に戻るまでだが共に世間話でもしながら行ければ
短くてもそれはそれは幸せな時間になるだろう。

そう思って、廊下の角を曲がったドレイスは求めていた相手に追いついた事に歓喜した。
しかし、その気分は直後に奈落に叩き落とされる。

ガブラスは背を向けていた。
そして少し仰向いた彼の正面には、
彼越しでも充分に視認できる程大柄なベルガが
背を丸め、ガブラスの頬に手を当てて----------------------


人はこんなにも早く走れるのかと頭のどこか冷静な部分でドレイスは思った。

気付いたベルガが顔を上げ、目を剥く。

一瞬遅れて振り向いたガブラスのブルーグレイの瞳には涙が浮かび、
目元も赤く染まっていて。

ぶつり、と自分の中で何かが切れた音をドレイスは聞いた。

そして人は総重量数十kgに及ぶ装備を身に付けていても、
跳べると言う事を証明した。

「ベルガァァァァッ!!」
「ぎゃあァっ!?」

思い切り床を踏み込んで、膝のバネの力を最大限利用して踏み切る。

咄嗟に身を屈めたガブラスの頭上を通過したドレイスは、
ベルガの胸を強かに蹴り飛ばし
引っ繰り返った標的の上に綺麗に着地した。

そのままマントごと胸倉を掴み上げて力任せに殴る。

「なんだ一体!?」
「なんだもかんだもあるかァッ!!」

ドレイスの気迫にベルガは慌てて立ち上がって距離を取った。
じりじりと近付くドレイス。
近付かれた分、後ずさるベルガ。

今の今まで平穏そのものだった何でもない廊下は、
ドレイスから溢れ出る殺気で戦場並みの殺伐とした雰囲気に変わっている。

そのドレイスの背後で、驚いているガブラスの手を引く者がいた。

グラミス帝の末子にして、
天才的な頭脳と愛嬌のある笑顔が特徴的な第4皇子-----------

身を屈めたガブラスに何事か耳打ちしたラーサーに促されて
ガブラスが歩き出した。

「あ、おい!待て!」

せめて事情を説明してから行ってくれ。
ベルガの切ない願いは目の前の同僚の凶悪な笑顔に阻まれた。

「貴様・・・この期に及んで何をするつもりだ。」
「何もしないし何もしてない!」
「まだ白を切るか!大罪だぞ!!」

何がだ。
思わず出かかった言葉を必死で飲み込む。

しかしベルガにとって幸運だったのは、
延々揉められるほど時間に恵まれていなかった事だろう。

ジャッジマスターの仕事の量は半端無いのだ。

案の定2人とも局員が呼びに来て
その場は解散となったわけだが。


結局、この騒動は総局中の話題となり、
一躍時の人となったベルガは
巡り巡った噂に刺激されたドレイスの怒りは増すわ、
9局には睨まれるわ2局の局員にも苦言を呈されるわ
ラーサーの怒りも買うわで
まさに踏んだり蹴ったりだったが、
騒ぎに気付いたガブラス本人が当時の状況説明をしたことで
呆気なく終息した。

それは誰から見てもまさに鶴の一声であったとか。


ベルガファンの方、申し訳ありません。
最初に土下座。

噂が巡っている最中に尾ひれをつけたのは勿論腹黒皇子。
彼は最初にガブラスに事情を聞いていたけれど、
折角ですからベルガに少し痛い目でも見て貰いましょうか・・・と。

腹黒皇子がガブラスに耳打ちしたのは仕事関係のお話です。
忠犬はそのままお仕事スイッチON。

後日騒ぎを耳にして、
「あれは目にゴミが入って・・・」
とか何とか何気なく局員に言った瞬間に騒動は終息したわけです。


情報って何をするにも必要だから特に9局は他局との絡みが多いと思われ。
で、怒った9局に2局が仕事を拒否られた、とか
回した仕事が戻って来ない、とか色々実害被って局員に陳情申し立てられたベルガが
直接ガブラスに交渉しに行った所をまたドレイスに目撃されて大惨事・・・とか?

蛇足:ジャッジの甲冑って、軽くは無いですよね。
普通に2~30kgぐらいありますよね?

悲劇か喜劇か<1>PageTop届かない場所。

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