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子供であること。

DFF全キャラクター×武人の3人目。



「僕、あなたの事が好きです。」

はっきりと言われて、ガブラスは眉を寄せる事すら忘れて真剣な顔をした少年を見下ろした。


きっかけは些細な事だった。

道に迷った挙句にイミテーションに襲われていた彼を偶々通りがかったガブラスが助けた。

彼-------コスモスの戦士であるオニオンナイトは外見や年齢の割には大人びていて、
実力も中々のものだったが、
だがそれは”子供にしては”と前置きをした上での話で。

少なくともガブラスにはそう見えた。

彼を秩序の聖域に送り届けた時は名も所在も言う事なく姿を消したが、
少年はなんと自力で調べ出してこの混沌の果てを訪れる様になった。

驚いて、呆れて、己がカオスの手駒であったことを伝えた。

しかし少年は何度でもガブラスの領域を訪れた。

挙句に先の様な言葉まで言われて。

「・・・・・・・・・。」

ガブラスは溜め息を吐いた。

「・・・自分で何を言っているかわかっているか?」
「当たり前でしょ?」
「では互いの歳と性別と立場を思い出した上で考えてみろ。」

ガブラスの指摘に生意気な少年は明らかに気分を害した様子だった。

「そんな事分かってるさ。どこまで子供扱いする気?僕、あなたの為ならなんだってできるよ?」
「それはそれは御大層な物言いだな。」

ガブラスの皮肉気な言葉に、少年の顔が更に不機嫌を募らせる。

全く以て分かりやすいのは結構だが、
だからと言って子供の羨望めいた気の迷いを素直に受け入れるにはガブラスは歳を重ね過ぎていた。

「なら私がコスモスの戦士達を全員倒して来いと言ったら聞けるのか?」
「・・・それは!」
「従えんのならこの話は忘れろ。」
「ずるいよ!あなた、カオスから離反したんだろ!?」
「嘘だ、と言ったところでお前に真偽の程を確かめる術は無いな?」

わざと膝を折り、目線の高さを合わせたガブラスの目の前で、オニオンナイトは表情を歪めた。

自分と、相手とのあまりの体格差が口惜しいのだ。

「ずるいよ・・・。」
「お前が私に何を夢見ているかは知らんがそれが”大人”と言うものだ。」

わかったのなら帰れ。

突き放す様な冷たい言葉に少年は強く口元を引き結び、ガブラスを突き飛ばした。

しかし圧倒的に体格の違う相手は少しバランスを崩しただけで転びもしない。

「・・・わかった。帰る。」

渋々呟いた少年はくるりと身軽に踵を反して。

「でも!また来るからね!」

領域の狭間で宣言をすると、武人は苦虫を纏めて噛み潰した様な表情を浮かべた。


武人の1人称が”私”なのは子供に私情を見せない頑なさを出してみようかなと思った次第です。

少年と武人て何歳差?
20じゃきかないよね?
2回りぐらい?

少年は”大人”に憧れているけれど、
子供ならではの真っ直ぐさや融通の利かなさが売りだと思う。

日記と更新予定。PageTop日記と更新予定。

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