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愚者は高らかに嗤う<1>

ベルガ×ガブラス。

前に書いた”故に”の後の話です。
多分”故に”を見ていなくても特に問題無いかと。




ガブラスを一言で例えて言うなれば、“整然”だと思う。

別に目鼻立ちが目立つとか、女性っぽいわけではない。

体格も細身であるとか、特段筋肉質であるわけでもない。

ただ、整っているのだ。

上背。
手足の長さ、太さ、そして形。
身体の厚み。
戦う為に鍛え抜かれた、
しかし一切の無駄のない筋肉。

顔立ちも端正と言う他、言葉が見つからない。

ガブラスを構成するパーツの1つ1つが、
全体像で見た時に完璧な形になるように集められたのだと言われても成程としか思えない。

そして公安総局中最も仕事の幅が広く、
最も多忙な9局の局長で、
更に言えば並居る帝国軍人の中で最も強い。

これだけ揃っていて、気立ても特別悪い感じはしない。

”持てる者”は確かにこの世に居るらしい。

(その代わりに祖国が滅んで家族が離散したのか。)

人から聞いた彼の人生がどんなものであったか思い返すと、
その惨憺たる有様に世の中は都合の良いばかりには回らないものだと鼻で嗤う。

身支度を終えたベルガは棚の上の兜を無造作に掴んで自室を後にした。



公安総局に於いて、局長会議は毎朝行われる。

ラーサーを従えたヴェインを議長に、
非番以外の局長全員が集まり、
日々議題を片付けては仕事の量を増やされる。

別に仕事が増えるのは然したる問題では無かった。

ベルガにとって問題だったのは、
その局長会議へのガブラスの出席率が高い事だ。

有給休暇は兎も角、公休ですら潰される事の多いガブラスは、
今は脱いだ兜を机に置き、配布された資料を見つめている。

ハイネックのインナーに覆われていない部分の首に僅かに痣が見て取れて、
冷や汗が出た。

ベルガにとっての地雷を踏んだのはガブラスだ。

だが酔いを理由に押し倒した挙句に首を締め上げたなどと、
ラーサーやドレイスの耳に入ったらどうなるか、
考えただけで恐ろしい。

不幸中の幸いだったのは今日はドレイスが非番であったことか。

否。
彼らの耳に入ろうが入るまいが、
大の大人が、それも確固たる社会的地位を持つ者がその様な暴挙に出る事自体褒められた話では無い。

自制が効かない歳でも無いのだ。

幸いガブラスは気にしていない様で、
結局、首の痣と、気難しそうな、しかし人並み以上に端正な面差がこれでもかとベルガの意識に刷り込まれただけで会議は終わった。

→<2>


ガブラスはベルガが自分に勝ちたいと足掻いているのを知っています。

でもガブラスも負けず嫌いだし、わざと負けたりしてもベルガが喜ぶとは思えないので公安総局最強の座は譲らない。

ちなみにガブラスとバッシュの技量は同等の設定なのでベルガはバッシュにも勝てない。

ガブラスに近い歳のアカデミー出身者の間ではガブラスが帝国に来た前後の話は有名ってことで。

朝から日記。PageTop衝動買い未遂。

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