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マヨヒガ<1.5>

1の後に入れようと思って、結局やめた話。



「放せ!」

怒声と共にセフィロスの手を乱暴に振り払ったガブラスは、
己よりも上背のある男を睨み上げた。

その瞬間、視界の端を通り抜けた存在に思わず振り向いて、
そして愕然とした。

全体的に丸みを帯びて華美な装飾を施した甲冑。
黒地に朱く染め抜かれた見覚えのある紋。

それは己の背のものと同じで。

「ド・・レ・・・イ・・・・・ス?」

小さく呟いた、己の言葉が信じられなかった。

後ろ姿は道を曲がって行ってしまった。

慌てて後を追う。

彼女の命はこの手が奪った筈だ。

何故。
何故。

疑問ばかりが脳裏を過る。
しかし、もしも彼女がこの世界で生き長らえて居たのなら。

話したい事があった。
伝えたい事があった。

幼君を護る為、託してもらった命を無駄にしかけた事を謝りたかった。


先を行く背は遠退かないが、近付く事もない。

突然、駆ける足が重たくなった。
このままでは彼女に引き離されてしまう。

焦ったガブラスは言う事を聞かない足を叱咤しながら進んだ。

「ドレイス!」

吠える様に叫ぶ。
聞こえないのか、彼女は振り向きもしない。

叫んだ直後、背後から腕を掴まれ、
振り向く前に胴に腕が回された。

「死ぬ気かお前。」

荒い呼吸と共に吐き出された言葉に顔だけ振り向けば、
この上無いほど眉根を寄せた英雄の顔があった。

しっかりと抱き寄せられた恰好のまま、
セフィロスが後退する。
ざぶざぶと言う音に足元を見れば、
何故か膝の高さより上に水面があった。

自分が川の中に居る事に気付いたのは一呼吸置いた後で。

今しがたまで追っていた背を見失った事に気付いてガブラスは眉を寄せ、目を伏せた。


川から上がった後も、セフィロスはガブラスの腕を放さなかった。

掴まれたまま、渋々歩くガブラスをセフィロスがちらりと見る。

「自殺願望でもあるのか?」
「違う。人を追っていた。川に入っていたなんて知らなかった。」

答えたガブラスをセフィロスが不審げに見つめる。

「・・・誰も居なかったぞ?」
「・・・何?」
「お前の先には誰も居なかった。」

男の言葉に、ガブラスは愕然とした。


・・・ってのを入れようと思ったけど話数をいたずらに増やしてもね、と思ってやめました。

ドレイスの姿は幻覚で、この世界の主が”こちら側”に来ないガブラスをこの世界から排斥するか、力ずくで巻き込もうとしてガブラスの意識から拾い上げて見せたっちゅーややこしい背景があるです。

ちなみにガブを捕獲した時に英雄の息が荒かったのは思ったより足が速かったガブを走って追い掛けたから。
EXモード時の武人の足の速さは何事かと思う。


英雄「で?ドレイスとは誰だ?」
武人「元の世界の同僚だ。有能で美人で素晴らしい女性・・・っ、何だいきなり!何故服を脱がす!おい!」
英雄「・・・・・・・。」

うちの英雄は独占欲も強い。偏執狂だから。
武人のドレイスに対する評価は素で高い。

日記~。PageTop更新予定とか。

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