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束縛ハグ詰め合わせ FF12ver

タイトルのネーミングセンスの無さは気にしないで下さい。
いつもの事です。

取り敢えず、上から
バッシュ
ドレイス
ヴァン
ウォースラ
ヴェイン
バルフレア
アルシド
ジュール
ベルガ
ザルガバース
の順です。

小分けとはいえ、人数が人数なので、かなりの長さになってしまいました。
・・・・・・・・・・二つか三つに分けた方が良かったかな。
あと、誰か書き忘れている人居ないかな。
うーん、気が付いた時点で手を加えて行くかな。
そんな感じで取り敢えずUp。












「ノア、お茶を淹れてくれるかい?」
「何の茶が良い?」
「ノアが淹れてくれたのなら何でも。ノアと飲みたい。」
「じゃあ放せよ。」

弟は、そう言って、バッシュの腕を何度か叩いた。
しかし、バッシュは背後から抱き締めた弟の胴を、放しはしなかった。

忙しいのは知っている。
仕事が好きなのも、真面目なのも分かっている。
しかし、偶にダルマスカに顔を出しても全て仕事絡みで、プライベートな話なんて全然出来なくて、元気か?なんてたったそれだけすら聞く余裕も無くて、バッシュは寂しくて堪らないのに、ノアはいつだって平然としていて-------------

「バッシュ?」
「何?」

ノアが、バッシュの手に己の手を重ねた。
同じ大きさの、バッシュよりもほんの少しだけひんやりとした手。昔から変わらない。

「良い加減買い出しに行かないと色々足りなくてな。まだ帝国へは戻らないから、一緒に行かないか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・行く。」

嬉しいのに、口から出たのは、ノアみたいな低い声だった。
ノアはくすくすと笑っていて、バッシュの腕の中で器用に向きを変えると、バッシュと向き合った。

「じゃあ、約束な?」
「仕事入れないでよ?」

同じ顔で、見つめ合う。
バッシュが眼前で小指を立てると、苦笑いを浮かべたノアは、自分の小指を絡めた。

「約束。」


良いからやってみろ。絶対嫌がらないから。
------------そうギースに良い様に言い包められて、お前がやらないのなら私がやるとまで言われて。

中々会えなくて、どうにも寂しくて、やっと長期出張から帰って来てもヴェインや元老院の所から戻って来なくて、忙しいのは分かっているけれど、せめて一言二言で良いから-------------

意を決したドレイスは、殆ど飛び付く勢いで、見慣れた背中に抱き付いた。
しかし抱き締める度胸は無く、上着を握り締めるに留めた。
ガブラスは驚いた様だったが、振り返ると、苦笑いを浮かべた。
その顔を見た途端、無性に恥ずかしくなって(良く考えれば、三十三にもなってやる事では無い)、ドレイスは、目の前の背中に顔を埋めた。

「やあドレイス。久しぶりだな。」
「うん。」
「何か変わった事は無かったか?」
「うん。」
「そうか。それは良かった。」
「うん。」

短い返事しかしないドレイスを、ガブラスは笑った様で、顔面を当てた背中が小刻みに震えたのが分かった。
温かく、ドレイスを迎えてくれた背中。

「ガブラス?」
「うん?」
「おかえりなさい。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ただいま。」

漸くまともに口を利くと、ガブラスは優しく返してくれた。


「あんたはオレと仕事とどっちが大事なんだよ!」
「仕事。」
「!!!」

返事は早かった。
正に即答だった。
あまりに早過ぎて、ヴァンはうっかり泣きそうになってしまった。
ガブラスの、後ろから抱きついていて良かった。
ガブラスのマントで潤んだ目許をぐりぐりと拭いてから、気を取り直したヴァンは、抱き付いた背中を、もう一度抱き締め直した。

「オレは、あんたが一番大事なのに。」
「私が、ではなくて、私の作る食事が、の間違いだろう?」
「違うよ!」
「ではもう二度と作らなくても問題無いな。私が居れば良いのだものな。」
「えっ!?マジで!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・あ。」

肩の装飾越しに呆れた様な顔で振り返られて、ヴァンは引き攣った。
からかわれたのだと気が付いた時にはもう既に遅くて、今度は腹が立って、ヴァンは地団太を踏んだ。
子供みたいだとまた呆れられるかもしれなかったが、それでも良い様に遊ばれているのが悔しかったのだ。
ガブラスは笑っていて、珍しく笑った顔が見れたのに、ヴァンは怒っていて、もったいないと思ったけれど、尖った口は元には戻らなくて、頭の中がぐちゃぐちゃになって、結局ヴァンは苛立ち紛れに目の前の鎧をべちんと叩いた。
マントのせいで大したダメージは与えられなかった様で、腹いせにヴァンはマントを力任せに引っ張った。

「止せ。紐が切れる。」
「切れちゃえよ、そんなの!」

ヴァンが怒鳴ると、ガブラスは、宥める様にヴァンの腕を軽く叩いた。

「悪かった。度が過ぎた様だ。」
「なんだよ、いつもいつも子供扱いして!オレ、子供じゃないのに!」
「そうだな。私が悪かった。機嫌を直してくれ。」
「そうやって言えばオレが許すとでも思ってんだろ!?」
「では許してはもらえないのかね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ヴァンを振り返る、優しい顔。
もう!
ヴァンは一言おまけに怒鳴って、マントに顔を埋めた。


敢えて言わなくても分かっている事だ。
公安総局は二十四時間三百六十五日体制で、いつだって忙しい。
特にガブラスは頭も要領も良いから、困った時のガブラス頼みと言う言葉が局内で実しやかに囁かれる程、何かに付けて仕事を押し付けられていた。
また、ガブラスが仕事中毒なものだから、頼まれる仕事を断らないのだ。
結果、彼は公休日でも局に詰めている事が多い。
約束を取り付けようとしても、中々難しいのだ。

ウォースラとて暇な訳ではない。
だから互いの予定を比べ見ると、擦れ違うばかりで、デートをするどころか、軽く呑みに行く事すら難しそうだった。

「どうした?」
「別に。お前に触れたいから触れているだけだ。」
「ふうん?」

ウォースラしか居なかった部屋に、ガブラスが一人で来た。
書類こそ手にしていたが、それは二人きりと言う事で、一瞬でも誰にも邪魔をされないと言う事で。
背後から抱き締めても、ガブラスは怪訝そうに一度振り返っただけだった。
ウォースラが抱き付いたままでも、気にする様子も無く、持って来た書類に視線を落としている。

---仕事馬鹿め---

心の中で毒突いても、ガブラスに聞こえるわけはなく、抱き締めているだけで満足する己の健気さを、ウォースラは自嘲した。


「どうか------------されましたか?」
「どうかしなければ、触れてはならないのかね?」
「いえ、その様な事は。」

ガブラスは、戸惑っている様だった。
それもそうだろう。
こんな下らない事の為に、多忙の中、呼び出されたのだから。

抱き締めた体は、女の様に小さくも柔らかくも無いが、丹念に鍛えられていた。
それは、ソリドールの為に磨き上げられた体躯である事は分かっているのだ。
しかし。

---そなたが何処で誰と何を喋っていても、こうしている間は私のもので在ってくれるだろう?---

ガブラスが忙しいのは、ヴェインが何かに付けて用を言いつけるからだ。
ヴェインに言われて局員や他国の使節と会ったり喋ったりしているのに、ヴェインはそれが気に入らなかった。
己が如何に理不尽なのかは分かっている。
それでも、嫌なものは嫌だった。
---------------悔しいから、面と向かって言いはしないが。

「ガブラス。」
「はい。」
「そなたは、誰の為に在る?」
「ヴェイン様です。」
「そうか。」

そうやって、甘やかしてくれるから、そうやって、ヴェインが一番望む答えをくれるから、だから手放せないのだ。

ヴェインはもう一度名を呼んで、振り返った唇に、キスをした。


「全く、何なんだお前は。」
「何が?」
「邪魔だ。」
「ふうん。」

抱き付いたまま、バルフレアは素知らぬ顔をした。
折角押し倒そうとしたのに、稀代のジャッジマスター様はあっさりと躱して擦り抜けて茶を淹れに行ってしまった。
ならば茶を淹れている間はどうだと背後から抱き締めてみたが、ガブラスは鬱陶しそうに溜息を一つ吐いただけで、全く気にする様子も無く、バルフレアが好きな銘柄の茶を淹れてくれた。

「箸にも棒にも掛からないって、どうなってるんだよあんた。」
「どうなっていると言われても。」
「この俺がこんなに惚れてるんだぜ?もうちょっと何か思う所無いのかよ。」
「ジャッジが空賊に惚れられてもな。」

まあ、どうしようも無いのかもしれない。
しかし、である。

「自尊心の高さはそっくりだな。」
「ほらまたそうやって親父と比べる。」
「親子共々知っているのだから、比べるのは当たり前だろう。悔しかったらシドを越えてみろ。」
「親父は親父、俺は俺って言ったのあんただろ?」
「言ったな。だがシドを引き合いに出されて一々目の色を変えるのはお前だ。」
「そうだけどさ・・・・・・・。」

ぐうの音も出ない程の正論を重ねられて、臍を曲げたバルフレアは、口を尖らせた。
ガブラスは、また溜息を吐いた。

「そんなに飢えているのなら女を探しに行けば良いだろうが。」
「俺はあんたが良いんだよ。」
「意味が分からん。」

バルフレアは、それは違うと思った。
意味が分からないのではない。
理解しようとしないのだ、ガブラスは。
他人の気持ちを理解せず、受け入れない事で、己を守っている。
だから、この先どれほど口説いた所で、ガブラスはバルフレアに応えようとはしないだろう。

「上等だ。」
「?」
「分かるまで教えてやるよ。」
「偉そうに。」

バルフレアがにやりと笑うと、ガブラスは鼻で嗤って、茶が冷める、と言った。


ロザリアは良い所ですよ?
一緒に行きましょうよ。

顔を合わせる度に口説いているが、頑固なジャッジマスターは、決して首を縦には振らなかった。
それどころか露骨に首を傾けて、アルシドから距離を取ろうとしている。
-----------尤もそれは、アルシドが隙を窺っては首筋にキスをしたり、耳朶を噛んだりするからなのだが。
それでも無理にアルシドを振り払おうとしないのは、アルシドがラーサーの客であるからなのか、それとも多少なりとも情を持ってもらえているからなのか。
(どうせ、前者に違いないだろうが、それでも一縷の望みぐらい持ちたいのである)。

「どうしてです?帝国を裏切るとでも?」

わざと耳元で囁くと、ガブラスは露骨に嫌そうな顔をした。
抱き締めた体が、強張っている。
上着の裾から手を潜り込ませようとすると、軽くいなされてしまった。

「心配には及びませんよ。貴方の持つ情報を寄越せなんて言いませんから。傍に居てくれるだけで良いんです。」
「-----------------それは飼い殺されろと言う事か?」
「無論やりたい事はやって頂いて結構です。貴方の好きにして頂いて構いません。」
「ならば好きにさせてもらう。」

ガブラスは、アルシドから離れた。
アルシドも、そう強く抱き締めては居なかったから、今まで密着していた二人の距離は、あっさりと離れてしまった。

「私はアルケイディア帝国の為に在る。私が生きるのはこの国であり、私が死ぬのも同じくだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・そう言うと思っていましたけどね・・・・・・。」

もう、既に何度も断られている。
それでも、愛しい気持ちは変わらないのだ。

アルシドは寂しそうに笑んで、睨みつけて来る男に、そっとキスをした。


「------------なんのつもりだ?」
「いえね?堅物のジャッジマスター様がどんな反応をするのか、興味が出ましてね。それで、試してみようかと。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ガブラスは、眇めた目で背後を一瞥した。
唐突に抱き付いて来た猫背の男は、素知らぬ顔をして、その癖ガブラスの様子をつぶさに観察していた。
この男-------------ジュールとの付き合い自体は、短いわけではない。
しかし、未だ嘗て腹の中を読めた事は無く、考えている事が分からない。
情報屋としての腕は良いのだが、ガブラスは、余り好きでは無かった。

「いやあ、流石はジャッジマスター。鍛えてありますねえ。無駄の無い体って言うのは、こう言う体の事を言うんでしょうねえ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ジュールは一人で喋りながら、ガブラスの肩やら腕やら胴やらを遠慮無しに触りまくって、悦に入っている。
目立つ事を恐れて、人気の無い場所を選んだ事を、ガブラスは後悔した。
振り払う事も出来たが、まだ肝心の情報を受け取っていない上に、今から別の情報屋に頼むにも時間が足りなかった。
要するに、今のガブラスには、ジュールの好きにさせる他、手は無いのである。

「ねえ、ジャッジガブラス?」
「?」

不意に手を止めたジュールは、ガブラスの名だけ呼んで、何故か抱き締めて来た。
今の今まで好き放題していたのに、それはまるで、大事な宝物に触れるかの様な、繊細な力加減だった。
不審に思ってもう一度振り返ると、ジュールは何か言いたげな表情を一瞬だけ浮かべて、俯いて、次に顔を上げた時には平素と変わらぬ、他人を舐めた様な顔になっていて、それから漸く離れて、指先でこめかみを掻いた。

「すみませんでしたね。つい出来心で。身の程知らずって自覚はあるんですけどねえ、どうも本人を前にすると駄目ですねえ。」

それからどこからともなく折り畳んだ紙を取り出して、ガブラスの正面に回ると、手元に恭しく差し出して来た。

「これ以上はあたしがヤバいんでね。これで勘弁して下さい。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・?」

全く意味が分からないガブラスが、紙とジュールを見比べている間に、ガブラスの手を掴んだジュールは、紙切れを握らせてきた。
それから代金を取り出そうとしたガブラスを制して、何故か困った様な顔をして、ガブラスの髪にそっと触れた。

「貴重な経験をさせてくれたんでね。今回はサービスさせてもらいますよ。」
「?」

矢張り、何を考えているのか分からない。
ガブラスは手にある代価を押し付けるべきか一瞬悩んだが、ジュール曰く、”貴重な経験”とやらが代価に相当したらしい。
さっさと見切りを付けたガブラスは、踵を返した。


「お前が欲しい。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

唐突に背後から抱き締めて来たベルガは、ガブラスの肩に顔に埋めて、意味の分からない事を言い出した。
取り敢えず、ガブラスは溜息を吐いた。

「あれだけ好き勝手やって、これ以上私に何を求める?」
「体じゃ無い。あ、いや、体もそうだが、俺が言ってるのはお前の心だ。心が欲しい。」
「どうした?熱でもあるのか?」
「何でそうなる。熱なんか無い。」

ベルガは顔を上げて、口を尖らせた。
しかし、ガブラスが眇めた目で見ている事に気が付くと、そのままフイ、とそっぽを向いた。

「・・・・・・・・・・・・・・・・俺は本気だよ。」
「どう考えても無理があるだろう。自分の立場を考えろ。もう良い加減”忙しい”は通用しないぞ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ガブラスは知っていた。
ベルガに縁談が舞い込んだ事を。
ベルガは結婚なんて全く興味が無いのに、周囲はそれを許してはくれない。

「じゃあ他に好きなヒュムが居るって断る。」
「そうしたらその女を出せと言われるだけだ。」
「女じゃないし。」
「本当の所を言って、誰が信じると思う?」
「でも本気だぞ。」
「他人の理解の及ぶ言い訳では無いな。」

言葉の応酬を重ねた挙句、ガブラスは、矢張り溜息を吐いた。
どうしてこうなったのか、ガブラスにも良く分かっていないからだ。
確かにベルガとは良く組手や手合わせをする。
必然、会って話す機会も増えた所までは理解出来るが、絶対に勝ちを譲らないガブラスは、ベルガには嫌われていると思っていた。
だからいきなり抱き締めてキスをされた時は、何が起きたのか分からなかったし、押し倒された時も、ベルガの正気を疑った。
その時、余りに驚いて、ついベルガを昏倒させてしまったから、もしかしてその時に打ち所が悪くて、ベルガがおかしくなってしまったのかもしれない。

「-------------------------だぞ。」
「ん?」
「あ、お前、聞いていなかっただろう?」
「考え事をしていた。」
「そんなもの後にしろよ。俺と話しているんだろう?」
「ああそうだったな。良い加減諦めろって話をしていたな。」
「そうじゃなくて。」

今度はベルガが大仰な溜息を吐いた。
熱い息が、肩に当たる。

「大体お前、好き勝手って言ったけど、俺はちゃんと手加減してるぞ。」
「は?」
「だってお前、仕事に支障が出たら二度と触らせてくれなくなるだろう?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

手加減してアレなのか、ガブラスは問い質したい衝動に駆られて、しかし黙り込んだ。
どう聞いても、自分が情けない思いをする事には変わりなさそうだったからだ。
そして考える事を止めて、ベルガの腕の中から抜け出した。

「おい?」
「そんな所に気を使って貰っていたとは知らなかった。だが残念な事に差し支えが全く無い訳では無くてね。その辺をもう少し考えてもらえたら、少しは私の気持ちも君に向くかもしれない。」
「-----------------------ちょっと待て。考える時間をくれ。」
「好きなだけ考えてくれて構わんよ。」

ガブラスは、敢えて爽やかに笑んだ。
ベルガは何故か驚いた様だったが、そんな事はどうでも良かった。
上手い具合に話題を逸らす事が出来た。
後はベルガ好みの茶と菓子を用意してやれば、ベルガの機嫌も直るだろう。

棚の中にベルガが好きな銘柄の茶が残っていたか思い出しながら、真剣に悩むベルガを横目に見て、ガブラスは小さく笑った。


部屋に入るなり、背後からそっと抱き締めると、ガブラスは驚いた様だった。
嫌がられるかと思ったが、ガブラスは特に何も言わず、己の胴に回されたザルガバースの腕に、手を当てた。

試験まで一週間を切って、ガブラスは忙しくなった。
自身の勉強もそうだが、アカデミーの生徒達が、文武共に秀でる彼を頼って来るのだ。
一日の授業が終わった後、休憩室はテキストとノートを抱えた寮生達で埋まり、ガブラスは消灯時間まで彼らに勉強を教えた後、漸く自分の時間(つまり自習時間)を確保している様だ。
無茶苦茶である。
当の本人は、補習は自分の復習も兼ねているからと、割合前向きに捉えている様だからザルガバースも何も言わないが、本音を言うと、少し、淋しかった。

「ガブラス?」
「何だ?」
「我儘を言っても良いかな?」
「貴方が?珍しいな。」

ガブラスは、微かに笑った。
それから、幼い子を宥める様に、ザルガバースの腕を軽く何度か叩いた。

「少しの間で良いから、このままで居ても良いかな?」
「少しも何も、貴方の気が済むまで好きにしたら良い。」

ガブラスは、優しい笑顔のまま、ザルガバースを振り返った。
ザルガバースが、大好きな笑顔。
ザルガバースにだけ、向けて貰える表情。
こんな些細な事で、優越感に浸れる己の単純さを、ザルガバースは自嘲した。


詰め過ぎた感が否めないボリュームですな!
FF12Verなので、そのうちディシディアVerも書きます。
気が向いたら。

書いているうちにゲシュタルト崩壊を起こしまして。
このキャラってこんな喋り方だっけ?状態で書いたので、何か違う感じがしたらすみません。


今日はオヤスーミPageTop偶には軽いフットワーク

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