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光と影

勇者×武人です。

















ウォーリア・オブ・ライトは、背後からガブラスを抱き締めた。
嫌がられるかと思ったが、ガブラスは抗わなかった。
尤も、抱き締め返してもくれはしなかったが。

「ずっと、貴方と共に在りたいのだ。」
「フン、出来もしない事を。」

本気で言ったのに、ガブラスは鼻で嗤っただけだった。
そして離れようとしたが、ウォーリア・オブ・ライトは放さなかった。
肩口に顔を埋めたウォーリア・オブ・ライトを一瞥する気配がして、それから溜息が聞こえた。

「大体この限られた世界の、どこへ行くと言うのだ。寝言は寝て言え。」
「寝言では無い。」
「貴様がそんな有様でどうする。コスモスの戦士達を見捨てるつもりか?」
「貴方が来れば良い。コスモスは懐の深い方だ。きっと貴方を受け入れてくれる。皆だって」
「今更------------------私が何人コスモスの戦士を屠ったか、憶えていないわけがあるまい?貴様達は何度我等に敗れた?」

ウォーリア・オブ・ライトの言葉を遮ったのは、最後まで聞きたくなかったからだろう。
意地の悪い問いだと思った。
わざとやっているのだとも。
分かっているから、尚更愛おしかった。

「だが、貴方はもうカオスの戦士では無い。」
「戦線から離れただけだ。召喚を受けたのは、カオスの戦士としてだ。」
「貴方は優しい人だ。」
「おい、話を聞いているか?」

途端に不機嫌そうになった声に、ウォーリア・オブ・ライトは顔を上げ、ガブラスの手を取った。
眼前に掲げ、革手袋を外した。

「何をする。」
「美しい手だ。」
「フン、どこがだ。血と命を奪い続けて来た手だぞ。」
「だが、優しく、愛しい。」

掌に唇を当てると、ガブラスは目を逸らした。
その縁が仄かに赤くなっている。
照れているのだ。

「可愛い人だ。」
「何を馬鹿な事を。正気を疑う。」

掌から指へ。そして中指の先を軽く噛むと、抱えた体がびくりと震えた。

「ッ、止、せ。」
「何故?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

問うと、ガブラスは黙り込んだ。
見れば耳まで赤くなっている。
今度はその耳を軽く食んだ。
逃げようとした体を押さえ込んで、耳から首筋にかけて唇を這わせた。
大仰に震える体と、詰めた息。
インナーのハイネック越しに吐息を当てると、首筋に鳥肌が立ったのが可笑しかった。
完全に押さ込まれているのに、じたばたともがく諦めの悪さも可愛く思えた。
どうして、こんなにも愛おしいのだろうか。



「おい、用が済んだなら放せ。」
「断る。」

即答をすると、ガブラスは鼻白んだ。
ウォーリア・オブ・ライトは、座ってもガブラスを背後から抱き締めたままだった。
遠慮無く寄り掛かって構わないのに、ガブラスは、決して甘えてこようとはしなかった。
その意地を張る様も愛しくて、尚更放したくなくなった。
ずっと、このままが良かった。

そのうち、疲れたのか、ガブラスはウォーリア・オブ・ライトに寄り掛かって来た。
ぼんやりと、空を見上げている。
ブルーグレーの瞳に映る空は青く爽やかで、ウォーリア・オブ・ライトも矢張り空を見上げた。
違う世界に生きる者同士が、同じ世界で、同じ空を見上げる。
神の招きを受けなければ、出会う事すら無かった奇跡だ。

「ガブラス、前言を撤回する。」
「?」
「貴方は今のままで居て欲しい。今の貴方が私は愛しいのだ。無理に招いて近くに居させても、貴方が喜ばないのなら、それは私の愛する貴方では無いのだ。」
「--------------------------自己解決したのなら結構だが、そんな戯言、良く素面で言えるな・・・・・・・。」

それより放せよ。
ガブラスはそう言って抜け出そうとしたが、すぐに諦めた。
先も今も、ガブラスほどの戦士が本気で抗えば、ウォーリア・オブ・ライトでも押さえ付けておくのは難しい。
つまりは、そう言う事なのだ。

「成程。これが”ツンデレ”とか言うものなのだな。」
「はあ?」

独り納得したウォーリア・オブ・ライトに、ガブラスは些か間の抜けた声を上げて、それから深い溜息を吐いた。


久しぶりにディシディアで遊びましてな。
013が途中だったので終わらせました。
その後、キャラクター図鑑でそれぞれのキャラの体格をガン見していたら湧いて出たネタです。
武人が鎧ばかりゴツくて体格自体は細マッチョ風に作ってあるのは、私に対する□エニ様からのサービスなんだと思います。
ありがたや~。
いやだってフットワークが軽いタイプじゃないし、鎧ゴツイし重厚感のあるキャラクターだから、もっとどっしり作ってもおかしくないわけで-------------------ありがたや~。

ちなみに勇者にツンデレと言う言葉を仕込んだのは盗賊です。

武人「・・・・・・・・・・・・もう放しても良いんじゃないか?」

勇者「断る。」

武人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(涼しい顔が尚更腹立つな。こっちは痛いはしんどいはで碌な目に合っていないのに)」

勇者「なんだ?」

武人「なんでも!」

勇者「(可愛い・・・・・・・・・・・・・・・・。)」

何やっても無駄です武人さん。

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