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青イ鳥2<4>

魔人×武人
現パロです。
私はこの二人をどうしたいのか・・・・・・・。














予想はしていたが、案の定ガブラスの帰宅は遅かった。
否。
帰っていない今現在、過去形で物を語るのは可笑しいかと、ゴルベーザは思い直した。
また、時計を見上げる。
先程見た時は、二十二時近かった。
今は、それから十分ほど針は進んでいた。

(下に行ってみるか・・・・・・)

眠かったら車は置いて来ると言っていたが、ガブラスに限って言えば、絶対に置いて来る訳が無いと確信できた。
特に何も言わなくても車に対する拘りは見て取れたし、寝起きの悪い彼が、朝から満員電車に揺られる姿がどうしても想像できなかったからだ。

溜息と共にカーディガンを羽織り、玄関まで行った時だった。
靴を履きかけた所で目の前の扉が開いて、驚いたゴルベーザよりも、ガブラスは目を丸くしていた。

「こんな時間に出掛けるのか?」
「--------------時間の概念を忘れたかと思った。随分と仕事を満喫した様だな?」
「トラブルがあったんだ。俺のせいじゃない。」

ゴルベーザが数歩引くと、ガブラスは棚の上に車のキーを置いた後(矢張り車で帰って来た様だ)、ネクタイを弛めながら靴を脱いだ。
それからリビングに向かおうとして、足を止めた。
ゴルベーザが廊下の真ん中に立ったまま、動かないからだ。

「退いてくれ。シャワーを浴びたい。」
「その前に確認したい事がある。」
「明日にしてくれ。今日は疲れた。」

言いながら、ゴルベーザを押し退けようとした腕を、掴んだ。
そのまま力任せに振って壁に押し付けると、ガブラスは腕どころか背中まで壁に打ち、軽く息を詰まらせた。
平素のゴルベーザならば、己の有り余る力に自己嫌悪に陥っている所だが、今回に限って言えば、そんな感情など微塵も湧き上がらなかった。
それほど、ゴルベーザは怒っていた。

「ッ---------------------」
「人は不眠不休で生きていけるほど便利な生き物では無いぞ。」
「山場は越えた。明日は定時で帰れる。」
「私は明日の話をしているんじゃない。今日の話だ。」

掴んだ腕を、強く握る。
ガブラスは眉を寄せたが、真っ向からゴルベーザを睨み上げたまま、黙っていた。

「私が--------------お前の身を案じるのは、要らぬ世話だろうか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「本当に心配だったんだ。だがお前も子供では無いし、どこで何をしようと私に口を出す権利は無いのだろう。」

それでも、数分置きに時計を見上げていた時の不安感は言い表せない程だった。
単に忙しかったのならば、まだ良い。
若しや事故や事件に巻き込まれたのでは無いかと思うと、居ても立っても居られなくなった。
不安ばかりが膨れ、積み上がり------------------------

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・済まない。他人との距離感が私には分からないんだ。度を過ぎている様ならば、言って欲しい。」
「俺こそ心配を掛けて悪かった。連絡の一つでも入れるべきだった。」

鬱陶しがられると思ったが、ガブラスは静かに謝罪して、それから掴まれたままの己の腕に目線を移した。
ゴルベーザは慌てて放す。

「--------------すまん、また怪我をさせてしまった。」
「仕方が無い。今回は俺にも非があるしな。すぐ治るさ。そんな顔をするな。」

ガブラスは苦笑いを浮かべて、ゴルベーザの髪を掻き混ぜた。
きっと、情けない顔をしているのだろう。
ゴルベーザが俯くと、長身を屈めたガブラスは、逆に顔を覗き込んで来た。

「お前もそんな顔をするんだな。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

改めて言われると妙に気恥ずかしくなって、顔を背けると、ガブラスは声を上げて笑った。
それから今度こそシャワーを浴びに行こうとしたのを、ゴルベーザはまた捕まえた。
何事かと振り仰いだのを抱き寄せてキスをすると、ガブラスは束の間呆けて、次いで顔を真っ赤にし、焦った様子でバスルームに消えた。

ガブラスが慌ててくれて助かった。
つい意趣返しのつもりでやってしまったが、ガブラスが背を向けた時には既にゴルベーザ自身もかなり気恥ずかしくなっていて、ゴルベーザはシャワーの音を聞きながら、壁に額を当て、溜息を吐いた。
顔どころか首や耳まで熱くて湯気が立ちそうで、逆上せた頭を冷やそうと、ゴルベーザはよろよろとベランダへ向かった。


なんと言いますか------------------常にこんなの武人じゃ無い、とか、ゴル兄さんじゃ無い!・・・・・・とか、葛藤と戦いながら書き上げた次第ですが、・・・・・・・・もう何て言うかごめんなさい。
自分の中ではかなり甘々な話になった気がするのですが、甘い話を書き慣れていないので、鼻で嗤われる程度かなあ・・・・・・。
すみません錯乱してます。自分で何を書いているのか、何を言いたいのかが分からないorz

正直武人をメインに据えている時点で甘い話なんて有り得ないと思っていたので、今回の展開は予想外でした。
予想外過ぎてコンヒュ食らった気分です。
すみませんもう黙ります。

武人「してやられた(;゚皿゚)いつか仕返ししてやる(;゚皿゚)」

魔人「(仕返しってどうやるつもりだろうか・・・・・?取り敢えず油断しないでおこう。)」

年下に良い様に扱われるのが気に入らない36歳。







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