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すきですきですきで好き<1>

ヴァン×ガブラス

タイトルがしっくり来ないので、後で替えるかもしれないです。













それは、思い違いなのだそうだ。
勘違いで、気のせいで、錯覚で、ヴァン自身も分からない所が、つまり、脳が間違った判断を下しているから、ヴァンの本当の気持ちではないのだそうだ。

確かにガブラスの言う通り、ヴァンの日頃の食事量は足りていない。
食糧はあれば幼い孤児達に優先的に与えるのが常で、何故なら小さな子供の栄養不足は、病気を招いたりして命に関わる問題だからだ。
一方大人と大差ない歳まで育ったヴァンは、多少腹は減っても我慢が利く。

だから、ヴァンがガブラスを好きなのは、良く差し入れをくれる砂海亭や近所の大人達が好きなのと、一緒なのだと。
だから、それは本当の気持ちではないのだと。
違うと言っても、そうじゃないと叫んでも、ガブラスは困った様な顔をするだけだった。
本当は分かっているのかもしれない。
何を言われてもヴァンの気持ちには応えられないのだと、そう言う事なのかもしれない。
ヴァンが、子供だから。
自分が、ヴァンの仇だから。
ヴァンが許しても、陥れられた張本人であるレックスは赦さないだろう。
だから。
だから--------------------------



「はーらへった。はーらへった。メーシ。メーシ。メ~~~~~~シー~~~~~~~~。」
「うるさい。」

息の続く限り間延びした声に、ガブラスは溜息を吐いた。
ガブラスがダルマスカに来る時は、いつもジャッジ専用の飛空艇だ。
だから、エンジン音に空を見上げれば来たのかどうかが分かるわけで、来たのがわかると、ヴァンは必ず顔を出していた。
ガブラスが作ってくれる食事は主に家庭料理で、豪華さは無いが、素朴な味付けがヴァンは大好きなのだ。

一緒に食べたバッシュとウォースラが仕事に戻って行った後、ガブラスは茶を淹れ直してくれた。

「今日休み?」
「いや、報告待ちだ。」

それはつまり、その報告とやらが来るまでは暇だと言う事だろう。
自分に都合の良い解釈をしたヴァンは、にやりと笑った。

ヴァンは、後片付けが終わったガブラスに、抜き足差し足で近付いた。
ガブラスは気付いている様だったが、何も言わなかったし、特に逃げる素振りも見せなかった。
馬鹿な小僧がまた妙な事を思い付いたのだろうぐらいにしか思っていないのだろう。
実際、ヴァンが何かしようと思った所で、敵う相手では無い。

射程距離に入った所で、ヴァンは目一杯床を蹴った。
勢いを付けて抱き付くと、ガブラスは少しよろけたものの、引っ繰り返りはせず、驚きもしなかった。
面白くはないが、抵抗もされないので、そのまましがみつく。
鍛え込んである体は硬かったが、それでも微かに聞こえる心臓の音は柔らかくて、ヴァンは目を細める。

へばりついたまま離れないヴァンに、ガブラスはうんざりした様子だった。
それでも力任せに引き剥がしはしないのは、ヴァンが年下で、子供だからだ。
どうしてもっと早く生まれなかったのだろう。
どうしてガブラスは他所の国に生まれて、ダルマスカと敵対したのだろう。
考えても仕方の無い事ばかりが、頭の中をぐるぐる回る。

「目を覚ましなさい。」
「違うもん。勘違いじゃないもん。だってオレ、あんた以外にこんな気持ちにならないもん。」
「ヴァン。」

違う。これはヴァンの、本当の気持ちなのだ。
思い違いじゃない。勘違いなんかじゃない。
だから聞いてほしい。認めてほしい。
こんなに一生懸命なのに。
こんなに必死なのに。
オレを見て。
目を逸らさないで。
嘘じゃないよ。
本気なんだよ。
本気で、好きなんだよ------------------------

ヴァンは、伏せた顔をぐりぐりとガブラスの胸に押し付けた。
ガブラスは何も言わず、ただヴァンの髪を撫でてくれた。
でも、抱き締めてはくれなかった。
それが、ガブラスの答えだった。
何度も同じ答えを返されて、もう良い加減学んで覚えても良いはずだが、諦めきれない。
それぐらい、本気なのに----------------

ぽつり、と足元に涙が落ちた。
その一粒を見た途端、涙は雨の様に数を増し、ヴァンは唇を噛み締めた。
少しでも開いたら泣き喚いてしまいそうで、あまりに情けなくて、そう思ったら涙は更に出た。
子供だから、ヴァンの望む様な関係にはなれないのだ。
子供だから、冷たく突き放される事もないのだ。
その優しさと頑なさに、涙はいつまでも止まらなかった。


なんか・・・・・・進展するんですかね、このカプ。
書いていて不安になって来たのですが・・・・・・・・。
まあ書きながらヴァンにちゅーされて真っ赤になって機能停止したガブが脳裏に浮かんだので、多分進展する・・・・はずです。

ヴァン「と言うわけでちゅーしてみよう。」

ガブ「何がどうしてそんな話になったのか全く分からないから拒否する。」

ヴァン「じゃあちゅーしよう。」

ガブ「断る。」

ヴァン「はあ!?どう言ったらしてくれるんだよ!?」←キレた

ガブ「どう言われてもする気は無いな。」

ヴァン「・・・・・・・・・・・・・・・じゃあもうあんたの許可は取らない事にするからいい(;゚皿゚)」

ガブ「待て(((( ;゚Д゚))) 」

15/09/06 一部手直し

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