FC2ブログ

虜囚<3>

猛者と武人。












「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

あれは、誰だったのだろう-----------------

ガブラスは、ぼんやりと霞がかった頭で考えた。
一瞬だけ、まるで降って湧いた様に蘇った記憶。
否-----------------記憶だろうか?
否否。
あの状況で、自分が勝手に創造したのだと考えるよりは、記憶が蘇ったと見たほうが自然だ。

纏まらない思考回路の中、ガブラスはゆっくりと目を閉じた。

痛い。
苦しい。
疲れた。
気持ちが悪い。

全身が、叫ばんばかりに不調を訴えている。
それでも、ガブラスは懸命に老人と、青年と少年の顔を思い出した。
同年代らしい男女と、少しだけ年上の男と、更にその上と思しき男。
懐かしいが、同時に湧き上がる憎さと悲しさ、虚しさはなんだろうか。
少年は、思い返す度に無邪気な笑顔を浮かべている。
何故、それを愛らしいとは思えないのだろう。

「---------ス?ガブラス?聞こえるか?」
「------------------------ガー・・・・・ラ・・・ンド。」

何度か頬を軽く叩かれ、視界を遮る何かに意識を向けて、漸くガブラスは何者かに顔を覗きこまれている事に気付いた。
相手の名を呼んで、己の声とは思えぬほど罅割れた音にガブラスは眉を寄せる。

「ポーションだ。飲め。大分楽になろう。」

ガーランドはガブラスを起こして、背を支えて口許に見慣れた瓶を当てた。
ガブラスは自分で起きれると思ったが、思う様に体が動かなかった。
傾けられるまま、中の液体を飲み込む。
喉がひどく痛んで、ガブラスは噎せた。

咳が収まると、ガーランドはゆっくりとガブラスを横たえた。

「皇帝は制裁を受ける。カオスに反目するだけでも大概だが、同輩にこの様な仕打ち、到底許されるものではない。」
「皇帝・・・・・・・・・・・・・。」

その名を聞いて、記憶の断片が少しずつ形を取り戻して行く。
粗方記憶が蘇った所で思わず飛び起きようとしたが、体は少しだけ跳ねるに終わって、直後、全身を襲った激痛に、ガブラスは悶絶した。

「動ける訳が無かろう。せめてポーションが効くまで大人しくしておれ。」

不機嫌そうなガーランドは、傍らにどっかりと腰を下ろした。

「ここは---------------------」
「普段お主らが出入りしている神殿の奥だ。他には誰も来ぬ。癒えるまでここで休め。カオスの命令だ。」
「カオス・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「カオスが動けばコスモスも動く。だから内々にお主を救い出せとわしに命が下ったのだ。」

兎も角まだ動くな。
カオスも相当怒っていたからな、皇帝も生半な罰では済まされまい。
ガーランドは続けてそう言って、腕を組んだ。

ガブラスは目を閉じる。
次々脳裏を過った彼らが、何者なのかは思い出せない。
それでもこれだけ記憶が鮮明に蘇るのだから、きっと長い付き合いだったのだろう。
それで良い。
敢えて思い出す事も無いだろう。
今、ガブラスには主が居る。
主もまた、ガブラスを必要としてくれている。
それだけで、充分だった。


なんだか混沌万歳な武人と言うのも違和感でございます。
いや、彼にもこんな時代があったのでしょうがね。

混沌が何故武人の危機に気付いたかと言うと、・・・それはほら、なんだろう、神通力とかそんな感じのごにょごにょ・・・ほら、神だし!神だから!そういう事でひとつ!

混沌「あの頃のガブラスは可愛かった・・・(ノД`)」

武人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

猛者「自業自得だ。」

混沌「わしが何をしたと言うんじゃあ(ノД`)」

武人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

猛者「説明してやろうか?一から十まで余すところなく全て言ってやろうか?」

混沌「いや、いい・・・・・・・・・・・・・・。」

んで。

武人「俺に可愛いって、言葉の使い方を間違っているよな。なあ?」

猛者「うん?・・・・ああ。まあ・・・・・・・・・・・。」

面と向かって可愛いと言えない猛者さん。
心の中では始終萌えてるよ!


夢に出た。PageTop腐れ脳&FF12小ネタ

Comment

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

TrackBack

http://gamecomic.blog27.fc2.com/tb.php/2482-4cacc550

プロフィール

高槻幽炎

Author:高槻幽炎
声フェチでオッサン好きのヘタレ。
ビバガブラスw

カレンダー

06 | 2019/07 | 08
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
最新コメント
最新記事
ブロとも申請フォーム
QRコード

QR

リンク
投票所
RSSリンクの表示
検索フォーム