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陽の射す窓、月照らす空<5>

捏造ウォースラ×ガブラス

書くだけ書いて、忘れていました・・・・・。
後で微調整しようと思ったんですよ・・・・・。










その日の晩。
飲みに誘うと、ガブラスは、ただ頷いた。
今度は別の店に行こうかとも考えたが、結局酒も肴も砂海亭に勝る店は無く、芸が無いと自嘲しながら、ウォースラは通り慣れた道を行った。
ガブラスは、矢張り否も応もなく、隣を歩いた。
バイタリティの塊である兄とは、本当に真逆の性格の様だった。

(真逆-----------------でもないか。)

昼間の姿を思い出したウォースラは、ちらりと隣の男を見遣った。

茶を飲んだ後、この物静かなジャッジマスターは、すぐさま帝国兵駐屯所の面子の入れ替えを本国へ要請した。
所長(今は元所長と呼ぶべきか)と、彼が揃えた部下と言う名のイエスマン達を纏めて帝国へ送り返し、空となった駐屯所には、ガブラスの供の局員数名が詰めた。
代わりが来るまでの場繋ぎにしても、ダルマスカへは必要最低限の局員しか来ていない。
つまり、どこかに皺寄せが来る筈である。
それがどこなのか、ウォースラは分かっていた。


週末である事も手伝って、砂海亭は前に来た時よりも混んでいた。
それでも何とか空いているテーブルを見つけて、座った時には店員がメニューを持って来ていた。

「こんばんは、将軍。すんません。料理、少し待ってもらうかもしれないです。」
「酒さえすぐ出てくれば文句は言わんよ。」
「助かります。」

はにかむ様に笑った少年は、それより・・・と声を潜め、身を屈めた。
胸元のネームプレートにはトマジと書いてあった。
確か、あの生意気なダウンタウンの少年の仲間だ。

「駐屯所で何かあったんですか?さっき騒ぎになってましたけど。」
「耳が早いな。交代するんだ。次はもっと使えるのを寄越して貰う予定だ。」
「マジですか?やった・・・!あいつら俺らのこと、完全に見下してましたからね。何もしてないのに殴られた子も居る。誰のせいで俺らがダウンタウン暮らしになったんだっつの。」

言いたいだけ言って口を尖らせてから、黙って見上げるガブラスに気付いたトマジは、すんませんと言って軽く頭を下げた。

「お客様ですか?どっかで見た様な・・・・・。」
「うちの馬鹿の身内だ。いつもの二つ。」
「あ?ああ!すごいですね。そっくりだ。御本人は?ああ今日は来れないんですか。残念です。いつものですね。ツマミは適当でいいですか?」
「任せる。」
「了解しましたー。」

一人で捲し立てた末に、おどけて敬礼の真似をしたトマジは足早に去って、調理場に入る直前で他のテーブル客に呼び止められていた。
本当に忙しい様だ。

「----------------------すまなかったな。」
「あん?何が?」
「駐屯所への梃子入れが遅くなって。」
「仕方無かろうよ。お前だって遊んでたわけじゃない。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

無論もっと早くやって欲しかったとも思うが、優先順位もあるし、何よりもガブラスの多忙さを見たら、文句は言えなかった。
ガブラスは、何かの料理を運ぶトマジの後ろ姿に目を遣った。
ウォースラは、何も言わずにその姿を見つめる。
バッシュは昔から弟の話を良くしてくれた。
気が優しくて、大人しくて、物静かなノア-----------------

(成程----------------な。)

世に名高い”ジャッジガブラス”と、バッシュに聞かされて来た”ノア”は、まるで別人だ。
それでもガブラスはノアであり、同じヒュムである事は、今日一日で良く分かった。
ウォースラが妙に納得した時、足早に近寄って来た店員が、注文した酒を置いて、矢張り足早に去って行った。

「それで?」
「ん?」
「何か用があって呼び出したのだろう?」

ガブラスは、余所を見ながら酒を飲んだ。
その横顔は端正で、同僚で見慣れているはずなのに妙に目を引いて、ウォースラも慌ててそっぽを向いて酒を呷った。

「別に用は無い。」
「では何故?」

落ち着きのある低音。
淡々としているその声は、聞いているだけで心地良くて、目を細めたウォースラは、ぐるりと店内を見回した。
皆楽しげで、賑やかである。
喧騒の中、ウォースラはぽつりと言った。

「昼間の礼。」
「礼には及ばんと言ったはずだ。」
「それでも。-------------それでも、どうしても礼をしたかったんだ。」

警戒されている。
当然だろう。同盟こそ結んだとは言え、つい最近までアルケイディア帝国とダルマスカ王国は戦争をしていたのだ。
ガブラスにしてみればウォースラは元敵国の幹部で、容易く気を許して良い相手では無いのだろう。
多少の世間話を楽しむ分には良くても、矢張り互いの立場を考えれば、一定の距離は置きたいに違いない。

「----------------義理堅い事だ。」
「うるさいな。性分なんだよ。放っておけ。」
「悪いとは言っていないぞ?」

少しだけ笑って、ガブラスは飲みかけのグラスを掲げた。
それをちらりと見たウォースラは、やはりそっぽを向きながら己のグラスを軽くぶつけた。
涼やかな音は、店内の喧騒にすぐ掻き消された。


今回ガブラスさんが警戒心丸出しなのは、バッシュが居ないからです。
バッシュと自分とウォースラの人間関係は構築出来ていても、まだウォースラの性格がはっきり分かっていないので、サシでは幾らか不安がある模様。

トマジ君は何気に良い味を出してくれるキャラです。
何と言うか、隙間を埋めてくれる子と言うか、主役を張れるほどインパクトの強いキャラではないけれど、居ないと困ると言うか不便と言うか・・・そんな子。
これでも褒めているつもりです。

バシュ「ね?ノア可愛いでしょ?」

ウォス「お前と同じ顔してなければな。」

バシュ「あ、そう。私は可愛くないけどノアは可愛いんだ。」

ウォス「-----------------そう言う事なのか?」

アシェ「ネタ!?ネタの匂いがするわ!」

ウォス「違います。仕事して下さい。大体どこから入って来るんですかアンタ。良いですか、王族たる者いつ何時」

アシェ「あー仕事仕事ー。」

ウォス「ちょっと聞いてるんですか!?」

煩悩全開大神語りPageTop洗脳中と、ここ数日の間にアンケートを下さった方へ。

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