FC2ブログ

一日遅れたワンシーンSS

07/04日19時台、07/05日11時台「07/04日付日記  語ってみる&ワンシーンSS」への拍手、ありがとうございますw

七夕でしたな。昨日・・・。
昨日、七夕にちなんだワンシーンSS用意するつもりだったんですよ。
出来なかった・・・orz
悔しいので、一日遅れましたが今日Upするです。

そんなわけで追記はワンシーンSS。
騎士と武人でございます。暗いよ!武人がね!

















こんなものに願いを託して、一体何になると言うのだろう。

ガブラスは、笹に下がった短冊のうちの一枚を手に取って、冷たい眼差しで見下ろした。

小汚い字。
幼い願望。
しかしそれらは目に見えぬ光で煌めいていて---------------

目を伏せたガブラスは鼻で嗤った。
下らない。
こんなもの、古い時代の、どこにあったか定かですらない土地の伝説だ。
本当にその国のものなのか、 語り継がれている内容自体真偽が定かではないものを鵜呑みにして、勝手に盛り上がって、一方的に巻き込んで。
大体木の枝に下げた紙切れが、何の役に立つと言うのだ馬鹿らしい。

「みんな一生懸命書いたんだ。大事にしてあげてくれないかな?」
「!」

穏やかな声に驚いて振り向いてみれば、パラディンと暗黒騎士と、相反するジョブを持つ青年が優しい笑みを浮かべながら立っていた。

「下らんな。」
「そう?星に願いを託すなんて、ロマンチックじゃないか。」

気構えるガブラスに気付いていないのか、セシルは至って普通に近付いて来た。
そして短冊に触れたままのガブラスの手を、軽く握った。

「この字はオニオンかな?可愛いお願い事だね。」
「願いなど下らん。」
「本当に?本当にそう思う?」

曇り無い瞳が、まっすぐガブラスを見つめた。
ガブラスは正視出来なくなって、掴まれたままの手を振り払うと、背を向けた。

「ガブラス?いつか、願いは叶うんだよ。」
「ハッ、生憎叶った試しなど無いな。」
「じゃあこれから叶うんだ。楽しみだね。」

顔は見えないが、セシルは穏やかに笑っているに違いない。
居た堪れなくなったガブラスは、己の領域に戻ろうとした。
一歩踏み出して、もう一歩出した足が消えかけた時だった。

「僕も願うよ。」
「-----------------何を?」
「あなたの願い、叶います様にって。」
「・・・・・・・・・・願わなくて良い。叶って良い願いでは無い。」
「ガブラス・・・・・・・・。」

冷たくあしらった己に、彼は今度はどんな顔をしたのだろう。
呟いた声がひどく淋しげで、ガブラスは振り払うかの様に次元城を出た。


本来の武人てこんな感じだったよね・・・?と思うのですが、記憶補正されている気がしないでも無い。

なんぞ七夕ネタないかなあと考えていたら、何となく出てきたのが騎士でした。
最後の最後に場所書きましたが、次元城での話だったらしいです。
月の渓谷だとゴル兄さん出て来ちゃうし、秩序の聖域だとコスモスの皆様のお住まい?に乗り込んで行く感じになっちゃうし・・・で、他に景観の良さそうな場所思い返したら次元城がぽっと出て来ました。
きっと笹は大樹が用意してくれたに違いない。
短冊と飾りは秩序の皆様が作ったに違いない。

昏黒の夢<5>PageTop語ってみる&ワンシーンSS

Comment

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

TrackBack

http://gamecomic.blog27.fc2.com/tb.php/2437-09b3f5e8

プロフィール

高槻幽炎

Author:高槻幽炎
声フェチでオッサン好きのヘタレ。
ビバガブラスw

カレンダー

06 | 2019/07 | 08
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
最新コメント
最新記事
ブロとも申請フォーム
QRコード

QR

リンク
投票所
RSSリンクの表示
検索フォーム