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女心と何とやら

FF12。
ドレイス×ガブラスさんと不憫なベルガさん。
HP版にて頂戴したアンケートを参考にさせて頂きました。









廊下を歩いていると、遠目に反対側からドレイスがやって来るのが見えた。
ある程度距離が縮まって、彼女が大層不機嫌である事に気付いたベルガは隠れて溜息を吐いた。
その頃にはドレイスもベルガを視認していて、しかし挨拶をするでもなく、目を合わせるでもなく。

擦れ違う所まで近付いて、初めてドレイスはまともにベルガを見た。
ベルガは見たくなかった。
不機嫌なドレイスに遭遇するぐらいなら、モルボルの群れに突っ込んだ方がまだましである。
しかもドレイスは足を止めた。
止めるな。
さっさと擦れ違ってくれ。
必死になって念じたが、ドレイスは溜息を吐いた挙句に腕組みまでしてしまって、ベルガは一瞬泣きそうになったが、結局諦めてドレイスに向き直った。

「・・・・・・・最近ガブラスに会えないんだ・・・。」
「は?さっき東棟歩いていたよな?」
「--------------------------。」

落ち込んだ同僚の声に何の気なしに応じて、ベルガは失敗した、と思った。
ドレイスに睨み上げられたのだ。

「東棟?東棟の何階だ。私だって東棟に居たんだぞ。しかもさっきとは何事だ。何故貴様はガブラスを見掛けているのに私は会えないんだこの野郎!!」
「俺のせいじゃないよな!?」

胸倉を掴まれた挙句に、乱暴に前後に振られる。
女----------------それも政民婦女子のする事か。

ベルガが力任せにドレイスの手を引き剥がすと、気の強い女性局長殿は今度は唇を噛み締めて俯いてしまった。
ベルガは慄いた。
よもや今度は泣くのではあるまいか。

「・・・・・・私の事が鬱陶しくなったのだろうか。だから避けて・・・」
「何でだよ。ガブラスはそんな男じゃないだろ。」

即座に否定すると、ドレイスは悲しげな瞳でベルガをちらりと見上げて来た。
ベルガは重々しく頷いてやった。
そもそもガブラスにとって、ドレイスは精々が”付き合いの長い同僚”程度の認識しか無い。
---------------------だろうとベルガは勝手に思っているのだが、あながち間違いでもあるまい。

「会えないのだって偶々だろ?適当に口実作って局員経由で呼び出せば良いじゃないか。」
「適当って?」
「それはほら・・・話があるとか、聞きたい事があるとか・・・探してるって伝えるだけでも良いんじゃないか?そうしたらガブラスだってお前を探してくれるだろ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」

咄嗟に思い付いた口実を片っ端から並べてみたら、ドレイスは何やら深刻な顔をして考え込んで----------------
途端に嬉しそうな表情に切り替えて大きく頷いた。

「分かった!試してみる。」
「おう。試してみろ。」
「お前、意外と頭良いんだな。」
「意外は余計だ。」

睨まれて、胸倉掴まれて、散々振り回されて泣かれかけた挙句にこの暴言である。
先程とは打って変わって颯爽と去って行ったドレイスの背を見送りながら、ベルガは大きな溜息を吐いた。


ドレイスとベルガは同期の設定なので、互いに腹を割って何でも話せる間柄です。
主にドレイスが振り回していますが、ベルガが愚痴る事もあったりするので、腐れ縁と言うのが一番近いんですかね。

ベル「で?」

ドレ「?」

ベル「会えたのかよ?」

ドレ「あ、そうそう、会ったw用があるって局員に言伝頼んだら来てくれたw」

ベル「へーそーふーん。」


ありがとうございますPageTop連休!でした!泣けた。

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