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すきだよ

兵士×武人

DdFF以前・・・ですかね?
兵士は混沌側と言う設定で。











そこへ行って、何をするわけでもない。
ただ座っているだけだ。
偶に空を眺めたりもする。
世間話も、情報交換もしない。
文字通り、”そこ”に居るだけ。
それでも、その人が俺を拒む事は無かった。


「お前も大概暇なのだな。」

黒いインナーを纏った男が、二振りの剣の手入れを終えるなり憎まれ口を叩いた。
張りのある低音。
厳しささえ漂わせるその声は、紛う事無く俺に向けられたものだった。
だけど、あんたは来るなとは言わないよな。

男------------------ガブラスはカオスブレイドとハイウェイスターを揃えて傍らに置くと、立ち上がった。
少し距離を置いてその様子を見ていた(整備中に下手に近寄ると邪魔だと叱られるのだ)俺は、やはり立ち上がってガブラスに近付いた。
ガブラスは一瞬目を眇めたが、結局何も言わなかった。
ガブラスの目の前に立つ。
顔を上げて、少しだけ不満を覚えた。
ガブラスはこの世界に於いては決して大柄とは言えないが、それでも目線は俺よりも上にあるのだ。
見下ろされるのが癪だと言ったら、この年下に甘い男は膝でも折ってくれるだろうか?

「なあ・・・・・・。」

あんたは俺の事、どう思ってる?
聞いてみたい気がしたが、止めた。
どうせ「どうとも」って言われるのがオチだろう。

口の中で呟いた声は幸いガブラスには届かなかった様だ。
ガブラスは真っ直ぐに俺を見下ろした。
薙いだ湖面みたいな、綺麗な瞳だった。
俺みたいな化け物じみた目じゃない。ちゃんとした人間の目だ。

「茶でも飲むか?」
「飲む。アイスコーヒーがいい。酸っぱいのは嫌だ。苦い方がいい。」

端的に、且つ明確に意志を伝えると、ガブラスは驚いた様に目を見開いて、次の瞬間には口元を押さえ、俯いて声を出さずに笑い出した。
何か変な事でも言ったか?
戸惑っている内に、目尻に浮かんだ涙を指先で拭ったガブラスは、笑いの余韻の残る顔を上げた。

「なんだ、はっきり喋れるじゃないか。口が利けないのかと思っていた。」

ああ、成程?
喋ったと思ったら子供じみた要求をしたものだから可笑しかったわけだ?
初めて笑ったあんたを見て嬉しいのに、純粋に喜べないのはなんでだろうな。
結局あんたが俺をガキ扱いしてるからかな。

黙り込んだ俺に、ガブラスは瞬いた。

「どうした?熱でもあるのか?」

ひたりと額に手が当てられる。
違うよ。
どうせ気付かないだろうな。
あんたには分からないよ。
俺がどれぐらいあんたを好きか、って。

妙に悔しくなったから、俺は少しだけ背伸びをしてキスをしてやった。
不意打ちで面食らったみたいだけど、知った事じゃない。
気を抜いていたあんたが悪いんだからな。
気付かなかったあんたが悪いんだからな。

俺はあんたの為ならこの世界全てを破壊してもいいぐらい、あんたが好きなんだよ。


HP版の方にてアンケートに一票頂きまして。
ほんわかした感じの兵士と武人って良いですよね!ってコメントを頂戴して、そうですよね!ステキ!って思ったのに、全く微塵もほんわかしてないのが出来あがったのは何でだろうか・・・。
真剣に悩んだ。
しかも”ほんわか”と言うよりは淡々としている・・・?

アンケートにお応え!って堂々と書くには余りにかけ離れた内容なので、また今度別の書きます・・・orz





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