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昏黒の夢<3>

どす黒ヴェイン様×ガブラス。

今回は短く。













どうしてこうも苛つくのだろうか。
アルシドがガブラスと仲睦まじくしていたからか?
ガブラスをロザリアに取られると、どこかで恐れているからか?

湯に浸かりながら、ヴェインは首を振った。
ガブラスが帝国の為に在る事など、今更当人に確認する必要も無い。
-------------そう。帝国の為に在るのだ。
ヴェイン個人の為ではない。

それでも。

アルシドには平気で軽口を叩けるのは何故だ。
ラーサーには優しく笑んでやれるのは何故だ。
ヴェインはどちらも向けてもらった覚えが無いと言うのに。

ヴェインは自嘲した。
理不尽だと分かっている。
分かっているのに、胸の裡に溜まり続けるこの黒いどろりとした代物は、何なのだ。
怒りにも似た感情を掻き消す様に、ヴェインは雑に顔を洗った。

「宜しゅうございましょうか?」
「ああ。」

女官の声を受けたヴェインは、浴槽から出た。


夢は日に日に陰惨さを増して行った。
今日の夢はまた一段と酷いものだった。
今まではガブラスを殺すと言ってもその前後しか見なかったのに、夢の中でヴェインはガブラスの首を締め上げていた。
苦悶に歪む顔。
震える手はヴェインの腕を掻き毟って、最期には哀しげな表情を浮かべて臣下は事切れた。
生々しい感触は目が覚めてからも消えず、洗って取れるものでもなかった。

誰かに相談するのが良いかもしれぬ。
しかしガブラスを殺す夢ばかりを見るのだと誰に言えば?
暫し悩んだが、結論は出なかった。

悶々としている間に悪夢だけが積み重なって、最近ではガブラスの姿を見る度、その名を聞く度無駄に気構える様になってしまった。
しかしまさかガブラスに顔を見せるなと言う訳にも行かない。
仕事の絡みもある。

いつもの様に身支度を整え、執務室へ向かう途中、ヴェインは何者かの話し声に気付いて足を止めた。

「----------------------か。ロザリアならもっと厚遇しますよ?そこまで貴方が帝国に拘る理由が分からない。帝国は」
「ここでその様な話を出さないで頂きたい。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

どちらも聞き覚えのある声だった。
妙に耳障りな話し方はアルシドのもので、応じた声の張りのある低音もまたヴェインの良く知る男のものだった。

男は拒絶をしなかった。否定もしなかった。
それが男の真意なのだと知った途端、ヴェインの中の黒い澱みは、一気に膨れ上がった。


ヴェイン様は皇族なので、お風呂入るにも女官数名が付いて体を洗ったりなんだりしてくれるんだと言う自分設定。
ラーサー様にも勿論付いて、多分そっちのお風呂は微笑ましくて楽しい雰囲気なんだと。
アヒルちゃんとか、お風呂用おもちゃがきっとあるに違いない。



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