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主と狗

ドロドロした感じのヴェイン×ガブラス。
時系列は・・・いつでしょうかね。←オイ

タイトルが気に入らないので、もしかしたら後で変更するかもしれません。
良いのが思い付かナーイ(ノД`)











休憩から執務室に戻る途中、遠目にガブラスとアルシドが何やら立ち話をしているのが見えた。
アルシドがヘラヘラしているのは珍しくも無いが、笑い話でもしているのか兜を脱いでいるガブラスも心なしか笑んでいる。

ヴェインは苛立った。

アルシドがガブラスを狙っているのは謂わば公然の秘密で、あわよくばロザリア帝国へ引き抜こうとしている噂も実しやかに流れているのはヴェインも知っていた。

似た様な生まれで、尚且つ同じ歳でありながら、ヴェインとアルシドの性分は正反対と言っても過言では無い程に全く違う。
ラーサーと懇意にしているから皇帝宮への出入りも大目に見てやっていたが、今後は考え直すべきかもしれない。

ガブラスは帝国の--------------否、ソリドールのものだ。
グラミスのものであり、ヴェインのものだ。
他の者になど渡しはしない。
決して-----------------------


呼び付けるとガブラスはすぐに来た。

「失礼します。」

ガブラスがヴェインの執務室へ入った瞬間、襟首を掴んだヴェインはそのままガブラスを脇の壁に叩き付けた。
がしゃん、と鎧が耳障りな音を立てたが、折良く閉じた扉は重厚で、その程度の物音は通さない。

「閣下!?何事で」
「何を話していた?」

襟首を掴む手はそのままに、腕で壁に押しつけながらガブラスの顔を覗き込むと、忠実な振りをしている臣下は困惑した表情を浮かべた。

「アルシドと喋るのは愉しいか?それとも似た様な立場に親近感でも?」
「どうされたのですか閣下。お放し下さい。」

言葉では抗うが、ガブラスの手は表情同様強張って壁に当てられたままだった。
下手に振り払ったり押し退けたりして不敬罪に問われる事を恐れているのだろう。

「ロザリアへ行きたいのか?ガブラス。」
「突然何を仰せです!?その様な」
「そんな事は有り得ぬ、と?」

ガブラスの言葉を遮ったヴェインは目を細め、至近距離で囁いた。

「本当にそうか?卿から祖国を奪ったのは誰だ?母親を失意と悲しみの裡に死なせてしまった理由を忘れてしまったのか?哀れにも晩年は見る影も無くなっていたとか。」
「お止め下さい閣下・・・!」

絞り出す様な声にヴェインは口の端を歪める。
これは他国の者-----------それもアルシドの様な男と談笑した罰だ。

「言えガブラス。跪き、頭を垂れるべきは誰か。」
「・・・どうかお赦しを・・・・・・・!」
「ほう?何故今赦しを請う?」

押さえ付ける腕に更に力を込めると、ガブラスは顔を背けて浅く噎せた。
その目許が生理的な涙で滲んだのを見て、ヴェインの嗜虐心は増した。
哀れな狗は、己の行動が相手に何を齎すのか、考えもしないらしい。
晒された耳元に口を近付け、ゆっくりと、殊更甘く囁いてやる。

「ジャッジガブラス。貴様は誰の為に在る?」
「--------------------ッ、」

壁に当てられていた手が強く握られた。
苦しげに目を閉じて、何かを堪える様に唇を噛み締める。

「どうした?ガブラス。言えぬのか?」
「・・・・・・・・ヴェ・・・・・・イン様・・・です。」

それは殆ど吐息と変わらぬ、耳をそばだてなければ聞こえない程の声だった。
しかしガブラスはヴェインの名を呼んだ。
確かに呼んだのだ。

大きく口元を歪めたヴェインは、空いていた手でガブラスの顎を掴むと、乱雑に正面を向かせた。
哀しげな瞳に優しく笑んで見せて、褒美を与える様に薄く開いた唇にそっと口接ける。

「上出来だ。」

折角褒めてやったと言うのに、ガブラスはゆるゆると首を振り、顔を伏せて目を閉じてしまった。
目蓋の縁に溜まっていた涙が、小さく一粒落ちた。


兄上の心の機微が上手く書けなくて、滅茶苦茶推敲しました。
何遍も書いては消してを繰り返して、久しぶりにモニターの前で頭抱えたとです。

なのにやっぱり上手く書ない・・・!
微妙なニュアンスを表現するのは難しいと改めて思い知らされましたorz

ええと、何が言いたかったかと言うと、ヴェイン様は忠実な”振り”をするガブに本当に忠誠誓わせたいとか何とかそんな感じのゴニョゴニョ・・・(尻窄み)
まあ要するに忠実であると言うのなら身も心も捧げろ、と。

ちなみにヴェイン様はガブが嫌いで嫌いで、嫌いが過ぎて片時も忘れられなくなった所に他人とイチャコラ?しているガブを見てスイッチ切り変わった・・・と言うのが前提。(キリッ

嫌いな理由は、本当は帝国を憎んでいるのに反旗を翻すでもなく他国へ亡命するでもなく忠実な振りして帝国に仕え続ける姿が鼻に衝くんだろうな、と。
でもガブは帝国よりも何よりも祖国どころか母親一人救えなかった自分自身を一番憎いんでいて。

帝国に居る限り現実が突き付けられ続けるからいつまで経っても負のスパイラルから抜け出せなくて、苦しくて、哀しくて、結局兄に八つ当たり-------------------と言うのが私の妄想。

でも兄も自分の信念を貫いた一方で面倒事を全部弟に押し付けたから喧嘩両成敗で良いと思うわけです。

話が逸れてしまいましたが、改めて読み返して見ると立派なパワハラ&セクハラですな兄上。

HPいじった。PageTopここ数日の話

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