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セフィロス、本性を露わにする

セピヨスシリーズでござりますー。

なんとなく妖精っぽいセフィロス。
そしてセクハラする妖精。











満月の晩。

毎度の事ながらセフィロスがガブラスの一瞬の隙を衝いて元の姿に戻ると、そろそろ慣れて来たのかガブラスは何も言わずに夕食の支度を始めました。

毎度怒られるのが良いわけではありませんが、何のリアクションも無いのも面白味に欠けます。

キッチンを覗くと、調理台の上に出ていたのは野菜だけでした。
強いて言えばまな板と包丁も出ていましたが、食用は野菜だけです。

「肉も入れろ。」
「文句を言うなら自分で作れ。」
「お前の仕事だろう?」
「他に誰もやらんからやっているだけだ。おい、入って来るな。」

セフィロスがキッチンに入ると、ガブラスは露骨に眉を寄せました。
セピヨスだった時におやつを求めて棚を荒らした事を根に持っているのです。

「私は肉を食べたい。」
「俺は無くても困らない。」
「・・・・・・・・・・・。」

何と可愛げのない言い草でしょう。
きっと肉を出さないのもセフィロスに対する意趣返し-------------平たく言えば嫌がらせに違いありません。
反応しなくなったとは言え、矢張りヒヨコとキスをするのは気に入らないに違いないのです。

流石にカチンと来たセフィロスは、調理の邪魔をしてやろうと思いました。
更に近付いて、ガブラスの腕を掴んだ瞬間--------------

「止せ、痛ッ!」
「!」

セフィロスの手を避けようとした拍子に、ガブラスは左手を包丁で切ってしまいました。
人差し指に描かれた赤い筋が、すぐさま幅を広げて滴り始めます。

「チッ。包丁を持っている時に手を出すなんて馬鹿か貴様。」

野菜に血が付かぬ様避けながら、包丁を置いたガブラスはセフィロスを押し退けました。
シンクの水を出して、血を洗い流すも、それは後から後から湧いて出ます。
思いの外深く切った様でした。

セフィロスがその手を掴むと、ガブラスはきつい眼差しで睨み上げて来ました。

「何なんだ貴様は---------------」

文句を言いかけた口は、開いた形のまま止まりました。
セフィロスが指を己の口元へ持って行き、血を舐め取ったのです。

「ふむ。存外に甘いものなのだな。魔物にも人の血を好む輩が居るのも分かる気がする。」
「は!?・・・・は、放せ!」

ガブラスは何とかセフィロスの手を外そうともがいている様ですが、セフィロスは放しません。
そのうちに力比べの様相を呈して来ましたが、ふと気が付くと、指の血が止まっていました。
驚いたガブラスが、傷を凝視します。

「何?」
「ふふん、ヒトには出来まい。」

不敵そうな顔をしたセフィロスがもう一度傷口を舐めると、ガブラスの目の前で赤い切れ目は跡形も無く消えました。
勿論痛みももうありません。

ガブラスは目を見開いたまま、セフィロスを見上げました。

「どうなっているんだ?お前の口。」
「試してみるか?」
「何を?」

不思議そうなガブラスを低い声で嗤ったセフィロスは、今度はガブラスの唇を舐めました。
すると、元の姿に戻る時に、セピヨスの嘴に傷付けられた唇の痛みが無くなりました。
甚く感動したらしく、顔を下げたガブラスは何度も己の唇を指先で撫でました。

「ガブラス?」
「ん?」

名を呼ばれたガブラスが再度顔を上げます。
その隙を狙って、セフィロスはたった今治したばかりの唇に己の唇を重ねました。
ガブラスは相当驚いた様で、顔を上げた時の表情のまま、動かなくなりました。
これ幸いとセフィロスが舌を押し込もうと瞬間、しかしガブラスは我に返ったらしく、セフィロスを突き飛ばしました。

「な、何をする!?」
「ふむ、この姿でキスをしてもヒヨコには戻らんのだな。」
「え・・・?あ・・・そう・・・なのか・・・?」

血相を変えたガブラスに敢えて意図とは違う言葉を吐くと、ガブラスは途端に戸惑った様子を見せながら、それでもセフィロスと距離を開けました。
しかし動揺しているのか、ガブラスが下がったのはキッチンの奥へです。
自分から追い詰められる方向に逃げています。
セフィロスは可笑しくて可笑しくて、笑い出したいのを堪えながら、明らかに警戒しているガブラスに手を差し伸べました。

「そう身構えるな。何も取って喰おうなどとは思わん。」
「・・・・・・・・・・・・・。」

これが猫なら尾を膨らませて「シャーッ」とでも言い出しそうな露骨な警戒ぶりです。
まあセフィロスも別の意味で”取って喰おう”と目論んでいるので、今から無駄に警戒心を持たれても後々面倒になるだけです。
肩を竦めたセフィロスは、何もしないと言う意思表示の為、両手を上げながらガブラスから視線を外さずに後退し、キッチンから出ました。

リビングのソファの近くまで下がった所でガブラスは漸く安堵したのか、大きく息を一つ吐いて、中途半端に切られた状態で転がっていた野菜を手に取りました


ちょっと英雄×武人っぽくなりましたかの。
・・・って書くだけ書いてから自分でざっと目を通して気付いたのですが、これ、もしかして、そのうち鍵付きの展開になり得るって事・・・ですか・・・?
こんな童話風の語り口でエロって・・・想像付かないですが、書いてみれば意外になんとかなる・・・のか??

行き当たりばったりで書いているのがモロバレルな後書・・・。

いやでも、これでこそ英雄な気もします。
まだ武人の隙を衝いている辺り良心的。

オマケ。

英雄「おい、熱でもあるのか?顔が真っ赤だぞ。」

武人「今になって妙に気恥ずかしくなった・・・!」

英雄「今更か。(今襲ったら家叩き出されるよなー・・・・)」

武人「キスなんかするな馬鹿!」

英雄「-----------------------。(蛇の生殺し・・・!)」

13/03/04 後書内オマケ追加

兄弟愛PageTopニーア再び

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