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新婚さんヘイカモン

我ながらアレなタイトルだとは思います。
そしてガブラスとドレイスが結婚してたりします。
捏造しか書けないのかと言われると、多分そうかもしれない・・・。

まあ毎度の事と言う事で。












ザルガバースは、爽やかな朝の陽ざしを受けながら、十局へと向かっていた。

ガブラスとドレイスが結婚してから、心なしか公安総局内も落ち着きを見せた気がする。
ある意味局内一の難題が片付いたわけだから、漸く局員達も安堵したのかもしれない。
それぞれの長を頂く九局と四局に至っては、式当日に局内でそれぞれの局員が集まって、万歳三唱と拍手喝采、そして何故か鬨の声まで上がったそうであるから相当な盛り上がり様だったのだろう。

つらつらとその様な事を考えながらザルガバースが歩いていると、向こうからやって来るベルガとドレイスに気付いた。
なんだかんだ言って、この二人の仲は良いのだろうとザルガバースは思う。
男女の垣根を越えて懇意に出来る相手が居ると言うのは、ある種羨ましい。

すぐに二人もザルガバースに気付いた様で、ベルガが軽く手を上げた。

「おはよう。」
「おはよう。ど、どうした?」
「・・・・・・・・・・・。」

思わずザルガバースがうろたえたのは、ドレイスの表情が傍目にも分かるほど曇っていたからだ。
ベルガも困った様に肩を竦め、溜息を吐いている。

「丁度良い所に居たな、ザルガバース。俺には無理だ。代わってくれ。」
「代わる?何を?」
「じゃあ後は任せた!」
「え?おいベルガ!何を代わるんだ!?」

ザルガバースの疑問を無視し、ベルガは無駄に颯爽と去って行った。
全く意味が分からない。
ただ、ベルガの清々した表情から碌でもないものである事だけは予想がついた。

「ドレイス。どうしたと言うのだ?」

ザルガバースは俯いたままの同僚を心配げに見遣った。

やっと結婚できたのだろう。
やっとガブラスに想いを伝えられたのだろう。
なのに何故、そうまで落ち込んでいる。

やがてドレイスは重い口を開いた。

「・・・・・・・・・ザルガバース。」
「うん?」
「卿はガブラスが何でも出来る事は知っていよう?」
「あ、ああ。知ってはいるが・・・?」

確かにガブラスは何をやらせても器用にこなす。
が、意味が分からない。

ザルガバースが困惑している間に、ドレイスはゆっくりと歩き出した。
ザルガバースも歩調を共にする。

「本当にガブラスは何でも出来る。仕事でも、何でも・・・。」
「ドレイス?ガブラスに何か言われたのか?」

ザルガバースの問いに、ドレイスはゆるゆると首を振った。

「いいや。あの人は何も言わないよ。何も言わずに、自分の事も家の事も、何でも自分でやってしまうんだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・私の居る意味が、・・・あるのだろうか?」

ザルガバースは溜息を吐いた。
ベルガが投げ出した理由が分かった。
一人身である彼に、既婚者の悩みは分からないだろう。

「ええと------------------ドレイス?」
「なんだ?」
「それは、ガブラスに言った方が良いと思う。」
「何を?」

不安げに見上げるドレイスに、ザルガバースは軽く肩を竦めた。

「恐らく-----------------私の予想だが、ガブラスは今まで自分一人でやって来たから、その癖が抜けていないのでは?」
「癖?」
「ガブラスは卿を忘れている訳でも軽んじている訳でも無いと思う。ただ、気付いていないんだ。」

ザルガバースの言葉を受けて、今度はドレイスが溜息を吐いた。

「そうか・・・そう言う事か・・・。」
「多分な。」
「ありがとうザルガバース。そう言われてみれば合点が行く。」
「合点?」

首を傾げたザルガバースに、ドレイスは嬉しげに笑った。

「夜勤明けなんかは帰ると軽食が用意してあったりしてな。それがとても嬉しいんだ。」
「それはそれは・・・。」
「でも、私が手を出す隙が無い。全く意味が分からなくてな。」

確かにそれは意味が分かるまい。

先程までとは打って変わって快活に礼を述べたドレイスは、軽やかな足取りで己の治める局へと向かって行った。

ザルガバースも、足早に局へと急ぐ。
惚気の様な、そうでも無い様な良く分からない相談に、知らず知らずザルガバースの口元には小さな笑みが浮かんでいた。

久しぶりに花でも買って帰ろうか。
妻は喜んでくれるだろうか。

朝の光は、明るく廊下を照らしていた。


ギースは結婚するまで東奔西走してくれたので、今回は休んで頂きました。

ザルガバースが既婚者だと言うのは個人的な設定です。
書きながら、漠然と奥さんのイメージをしてみたのですが、
多分物静かな人。
静か~に留守を守っているに違いない。

政略結婚だけど仲良し夫婦。
子供は・・・居ないかな。
ザルが休みの日は夫婦で庭の手入れしてみたり買い物行ってみたり。
ザルは自分には勿体無い奥さんだと思っていて、奥さんはザルを素晴らしい旦那様だと思っていたら尚良し。

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