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酒宴

バハムート戦後で全員生存前提で和気アイアーイッ!!

ジャッジマスターの皆様で酒盛り。
別名ガブ半裸事件。事件?














ドアを軽くノックする。
少し間を置いて、それは開いた。

「おう。」
「すまん、仕事が押してな。少し待-----------------。」
「-----------------------。」

ベルガは気さくに挨拶をした。
ドアを開けたガブラスは半裸だった。
剥き出しの首にタオルが掛かっている辺り、湯上りの様だ。
それを真っ向から見たドレイスは呆けた。

目を見開いたガブラスは数拍置いて、慌ててドアを閉めた。


次にドアが開いた時、ガブラスはしっかりと着替えを済ませた姿でベルガとドレイスを迎えた。
無表情を装ってはいるが、頬が微妙に引き攣っている。

「-------------------先程は失礼した。」
「い、いや。私こそ断りも無く来たりして済まなかった。」

謝りながら、促されるままソファに腰掛けたドレイスの顔は見る間に赤くなった。
仰向いて鼻に手を当てたりしているのは鼻血でも吹きそうなのだろうか。

「いやな、そこで丁度会ってさ。お前の所に行くって言ったら一緒に行きたいって言うから。」
「そうか。」
「め・・・迷惑だったか・・・?」

何ガブラスが短く応じると、途端にドレイスは不安げな表情を浮かべた。
こんなにも分かり易いのに、どうしてガブラスは気付かないのだろうか。
公安総局七不思議のうちの一つに数えても良いかもしれない。

「その様な事は無い。来てくれて嬉しいよドレイス。」
「本当か!?」

ドレイスは途端に喜色満面である。
分かり易い。実に分かり易い。

幸い鼻血は出なかったようで、鼻から手を離したドレイスは今度はその手指を絡め合わせたりして浮かれている。
しかしベルガはそんな事はどうでも良かった。
見慣れている光景なのである。

「それで?どんなのが来たんだ?甘口か?辛口か??」
「さあな。実は俺も確認したわけでは無いんだ。」
「え?何?甘いとか辛いって?仕事の話じゃないのか?」

ベルガの問いにドレイスは目を瞬かせた。
苦笑いを浮かべたガブラスが壁に掛けられた時計を見上げて、次いで出入り口のドアに視線を移す。

「兄が地酒を送って来たんだ。一人で飲むのも何だからザルガバースを誘った所にギースが来てな。」
「で、その後俺が来合せたってわけだ。」
「酒盛りか!」

ここへ来て漸く合点が行ったドレイスが手を打ち合わせる。
話が通じた所でベルガがどこからか酒瓶を取り出した。

「俺も持って来た。さっさと飲もうぜ!」
「先に言ってくれれば私も何か用意したのに・・・。」
「構わんよ、ドレイス。ベルガ、ギースとザルガバースを待たんのか?」
「放っておけば勝手に来るだろう。飲み損ねても遅れた方が悪い。」

きっぱりと断言したベルガにドレイスが便乗すると、ガブラスは困った様に笑った。
それからダルマスカから届いたと言う荷の箱を開けて、露骨に眉を顰めた。

「どうした?」
「・・・・・・・・・・。」

思わずドレイスが腰を浮かせると、溜息を吐いたガブラスが顔を上げて肩を竦める。

「馬鹿は限度と言うものを知らんらしいぞ。」
「?」

ガブラスの言葉にベルガとドレイスが顔を見合わせると、その間にガブラスは箱の中から次々と酒瓶を出した。

「おぉーっ。」
「すごいな・・・・。」

ベルガとドレイスが思わず感嘆の息を吐いたのも道理で、取り出された酒瓶は十本を越えていた。

「あれを運んだ局員を苦労を考えると泣けるな。」
「泣いていて構わんぞ。その間に俺が飲んでおいてやる。」
「何!?」

同情するドレイスに構わず、ベルガは言うなりガブラスが出した酒瓶をローテーブルに運んだ。
と言っても実際に乗せたのは三本ほどで、後は床に並べている。

余談だが公安総局や局員寮に届いた荷物は外の出入り口までは業者が運ぶが、そこから個人(若しくは局)へは局員が届ける仕組みになっている。
扱っている仕事が仕事である為の措置だが、荷運びは概ね若手局員の仕事で、今回の様に重い荷に当たると悲惨なのは想像に難くない。


さて、瓶を全て出したガブラスは箱の底から何やら折り畳まれた紙を取り出した。
そしてベルガが運び終えた瓶と、己の手許に残っている瓶と紙とを見比べて、器用にも片眉を跳ね上げた。

「今度は何だ?」
「水色のラベルの酒は新作だから感想を教えろ、だと。」
「ほう。」

ガブラスの言葉を受けて、ベルガとドレイスは水色ラベルの瓶を探し始める。
と、そこへノック音とほぼ同時にドアが開いた。

予想通り入って来たのはギースとザルガバースで、遠慮の欠片も無いギースにザルガバースは困った様な複雑な表情を浮かべていた。
律儀なザルガバースは手土産を持参した様だ。

「どうした?」
「水色のラベルの酒を飲んだら味を憶えていてくれ。」
「は?」

何かを探している様な素振りの二人にザルガバースは首を傾げた。
そして即座に得た応えにギースが間の抜けた声を上げる。
確かにいきなり言われても意味が分からないだろう。

「味見用なんだ。残りは兄とアズラスの選んだ酒らしい。」
「ほう、アズラス殿もか。二人とも変わり無かろうか。」
「あったらすぐ連絡来るだろ。社交辞令なんぞ良いから飲むぞ、ほら。」

びしりとギースがソファーを指差して、苦笑いで応じたザルガバースがベルガの隣に腰掛ける。
ドレイスガブラスの隣に座るのは暗黙のルールなのだ。

「肴を用意するから先に飲んでいてくれ。」
「手伝う!」

ガブラスの言葉を受けて挙手したのはドレイスで、いそいそと立ち上がった。
ザルガバースも手伝おうかと思ったが折角の機会を邪魔してはドレイスに申し訳ない。
結果として、手伝う気など全く無い二人と酒瓶を開け始めた。


なんか久しぶりに和気藹々書いた気がします。

ギースさんが遠慮なくアレ食べたい、これが良い・・・とか注文付けて、ガブが律儀にそれを出して・・・って展開になるんだと思います。
暴れ上戸?になったドレイスさんがベルガさんをシメても良いと思います。
そしてオロオロしながら宥めるザル兄さん。
ガブはツマミ作りつつ酒も飲みつつでそれらを微笑ましく見守る、と。

2/14日加筆修正。内容に変更はありません。

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