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現在過去未来。

バハムート戦後。
全員生存前提。

ガブラスは纏めた書類をバッシュに渡すと、
肩の力を抜いた。

苦笑しながら受け取ったバッシュが、
それを書類棚に戻して、
その足で食器棚に向かい、
カップとソーサーを出す。

「ノア、コーヒーが飲みたいな。」
「自分で淹れれば良い。」
「ノアが淹れてくれた方が美味しいんだよ。」

にっこりと言われて、
溜息を吐いたノアは差し出されたコーヒーの袋を受け取った。

湯を沸かす一方、手慣れた様子でセットする。

沸いた湯をフィルターに入れられた黒い粉にゆっくりと回しながらかけると、
部屋の中に心地良い香りが満ちた。

不意に、ノアはローテーブルに無造作に置かれている本に視線を止めた。

バッシュはあまり本を読むタイプではないから、
彼の部屋に本の類がある事自体珍しいのだが、
その本が機工学の本であることが物珍しさに拍車をかけていた。

「機工学をやるのか?」
「ん?ああ、いや、それは私のではないんだ。」
「?」
「この間来た時にヴァンが忘れて行ったんだ。返そうと思ったんだが時間が取れなくてね。」

専門書を手に取ったノアがパラパラと適当に捲る。

「・・・・・・・。」
「元はバルフレアのだよ。ヴァンが機工学を知りたいと言ったら貸してくれたんだって。」

憎まれ口を叩きながらも面倒見の良い空賊を思い出したバッシュが小さく笑った時、
突然部屋のドアが勢い良く開いた。

「バッシュ!俺さ、本忘れて、」

ドアが開くと同時に捲し立てる様に喋りながら入って来た少年-------
ヴァンは室内に居るのがバッシュ1人で無い事に気付き、
そのもう1人が自分が忘れた本を手にしている事に露骨に眉を寄せ、
大股に歩み寄ると乱暴に本を取り上げた。

「・・・何であんたが居るんだよ。」
「仕事だ。」
「もう終わったけどね。これからお茶の時間。」
「じゃあ何であんたがこれ持ってるんだよ。」
「置いてあったからな。偶々目を通しただけだ。」

事も無げに答えると、ヴァンが頬を膨らませ、口を尖らせる。

割り切ったと言いながらも、
矢張り兄を死なせる遠因となったガブラスを前にしたら
レックスが復活した今も心中は複雑になるらしい。

一方、特に気にする様子も無いノアが、
最後の1滴が落ちた事を確認したコーヒーをカップに移すと、
ピッチャーに移したミルクと砂糖にスプーンを揃えて兄と少年に差し出す。

それから改めて出したカップに自分の分を注ぐと、
カウンターに寄り掛かりながら暫し馥郁たる香りを楽しんだ。

→<2>


ヴァンは元々空賊に憧れていたけれど、
エンディングを迎える頃にはバルフレアに憧れる様になったんじゃないかと。
だから彼の様に自分で自分の飛空艇の整備が出来れば・・・
と思う様になったと。

日記。PageTop更新予定。

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