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ユカタde肝試し

8月拍手文にしようと思って、
やめたやつ。

肝試しネタだけれどお化けは出て来ません。
既存のキャラクターやモンスターOnly。

バハムート戦役後、全員生存が前提。
あ、帝国はダルマスカに招待されたって設定で。

暑い夏にぴったりの衣装がある、と
雁首揃えて着る事を命じられたユカタなる民族衣装は、
確かに濃い色合いの見た目よりも涼しいし、
ドレイスを始め女性軍人達の纏う”それ”は目にも鮮やか且つ華やかで、
更にはどことなく色気が増した感じもして不満や文句を口にする者はいなかった。

ダルマスカの夏祭りは大規模なことで世界的に有名で、
あまり賑やかなイベントに縁の無い帝国の者達は勿論、
地元民であるダルマスカ軍関係者も少なからず浮足立っていた。

夏の夜は長いと言うのに、
楽しい時があっと言う間に過ぎてしまうのは
幾つになっても変わらないらしい。

日が西の空に僅かに明るさを残す程度になっても、
ラーサーとアーシェはそれぞれユカタ姿で談笑していた。

和やかな雰囲気に、
供を命じられた局員局長達も、
ダルマスカの軍兵将軍達も、
過去の蟠りは互いに心の奥底にしまいこんでおく。

世間話を交わしている君主たちの周囲では、
徐に次々に刀と忍刀とが渡されていた。

どちらを選ぶかは個々の自由だったが、
ガブラスとドレイスは何故か正宗を渡されて、
近くではバッシュとウォースラが、
柳生の漆黒をアーシェ直々に手渡されていた。

「ねえアーシェ殿、夏ですし肝試しをしましょうよ。
 準備しておきましたから。」
「まあ、楽しそうですこと。」

突然言い出したラーサーに、
ユカタ姿の局長達は顔を見合わせた。

すぐさま同意したアーシェに同じくユカタのウォースラが引きつり、
バッシュが苦笑いする。

我らが君主のノリが良い時は要注意である。

「・・・まあ余興としてはベタか。」
「その為の装備品だったんだな。」

口々に言い合う局長達の様子を、
兵児帯を締めたラーサーが満面の笑顔で見つめていた。

それはそれは愛くるしい顔立ちだが、
一部のジャッジマスター達は知っている。
その笑顔の下に隠されているものを。

「ルールは簡単です。
東ダルマスカ砂漠の途中にあるポイントに置いてあるアイテムを持ってくれば、
肝試しは成功。失敗したら罰ゲームですから頑張って下さいね。」
 
参加を強いられたのは帝国、
ダルマスカ問わず居合わせた全員だったので結構な人数となったが、
くじ引きで国や部隊の所属を問わず、
1組10人程のチームを何組かに分けるとすぐに1組目が出発した。

が、砂丘を超えた辺りで絶叫しながら走って戻って来た。
順番待ちをしていた者達がぎょっとして一様にそちらに視線を向ける。

「ララララララーサー様!」
「アーシェ様!あれはいったいなんですか!?」

殆ど転げ落ちるように駆けて来た男達の顔からは血の気が引いている。

「あ、お化け役に全国各地からアンデッドの皆様にお集まりいただきました。」
「スケルトン、ゾンビ、死神にゴースト各種取り揃えておきましてよ。」
「いやあ、集めるの、大変でしたよ。」
「「ね~。」」

(集めたの!?)
(一緒に!?)

男達は慄然とした。
根こそぎ集めて来たのかと思う数である。

砂丘を超えたら見渡す限り蠢く黒い影があったのだ。
歴戦の猛者達も初めて見る光景に引き攣った。

「だから人数多めに組ませたじゃないですか。」

(参加人数が多かったからじゃないの!?)

肝試しに参加を強いられた軍人達の顔から血の気が引く。

可愛い顔してなんてこと言うの、この子たち。


この日、肝試しそのものが罰ゲーム並みの悪質さを持っている事を知った帝国とダルマスカの軍人達の心が初めて1つになった。

「あの数が市街地に入ったら一大事だぞ!」
「気を付けろ!レアモンスターが混じってる!!」
「そりゃあこの数が集まればなあ・・・。」

薄布を纏っただけと言う実に軽装備の戦士達が
既に砂丘を越えつつあるアンデッドの群れに突進して行く。

すぐに刃が煌めき、魔法が乱れ飛んだ。

「ドレイスはここに残って負傷者の手当てを。」
「わかった。」
「ベルガ、ドレイスと武器の交換を。忍刀では戦えんぞ。」
「・・・道理でラーサー様が嬉々と渡して下さったわけだ・・・。」

ガブラスの言葉にベルガは実に深い溜息を吐いた。

そう、忍刀は揃って闇属性。
同じ属性を持つアンデッド達に使っても全く効果が無いどころか逆に回復されてしまう。

指摘を受けなければ忘れていた。

「ノア、行こう。」
「装備は?」
「さっきへし折った。」

呼びに来た兄が忍刀を渡されていたのは知っている。
しかし答えたのは苦虫を纏めて噛み潰した様な表情を浮かべたウォースラだった。

「あれはわかってて渡したよね。」
「殿下とラーサー様が揃うとロクな事が無いのだな。」

全くなんて主を持ってしまったのだろう。

この日、軍人達の死闘は夜が明けるまで続いた。


幸い死者は出なかったけれど、
帝国もダルマスカも今回居合わせた面々は揃って翌日再起不能になったとかならなかったとか。

しかもアンデッドを根こそぎ連れて来たので各ゾーンやエリアの生態系にどんな影響が出たのか調査しなくてはならなくなったり。
ドラクロアの研究員たちが卒倒します。

ガブラスがドレイスを残し、
ベルガに否やが無かったのは
戦われたらユカタの仕組み的に裾とか胸元とかが大変な事になることに気付いたからです。

帝国人は基本紳士な印象。
嫌味ったらしいのも多いけど。

帝国人では無いけれどガブも紳士です。
あ、バッシュも。
その辺は母親に躾けられました。
帝国出身ですからね。母。

ドレイスの他にも女性軍人は即席衛生班を設けて待機でした。

同時UPの小ネタに後日談。

ユカタde肝試し後日談。ダルマスカ編PageTop勢いは大事。

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