FC2ブログ

一番

英雄+幻想×武人。

ややこしいですが、どちらかと言うと幻想×武人優勢です。
そもそも英雄の出番、話題だけだし。














ガブラスの領域に遊びに行ったジェクトは唖然とした。
誰がどう見ても潔癖症であるガブラスが、泥と汗と血とで見るも無残な有様なのだ。
しかも今回だけの話では無い。

「またお前は何でそうやって見る度傷だらけなんだよ。ここんトコずっとじゃねえか。」
「セフィロスの所へ行っていた。」
「あぁ?セフィロスだァ?」

思わぬ名にジェクトは頓狂な声を上げた。
対してガブラスは特に動じる様子も無く、汚れた顔を拭っている。

「なんだってまた・・・。」
「あいつと手合せするのが意外に楽しくてな。」
「はァ?」

再び出た珍妙な声に、漸くガブラスはジェクトを見た。
ジェクトの反応が理解し難いらしい。

「俺がどこで誰と何をしようと勝手だろう?」
「なんだよそれ。手合せぐらいオレがやってやらァな。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ここぞとばかりに分厚い胸板を拳で叩く。
だがガブラスは軽く一瞥しただけで、何事も無かったかの様に着替えを手に取った。

「お・・・オイどこ行くんだよ?」
「お前とやっても手を抜かれるから面白味が無い。」
「だってそりゃお前・・・」
「俺は互いの命を握り握られる駆け引きがやりたいんだ。お前では物足りない。」
「物足りないって・・・・・・・。」

きっぱりと言われてジェクトは口を尖らせた。
当たり前だ。
惚れた相手に本気で斬りかかる様な真似はジェクトには出来ない。

「次元城で湯を借りて来る。」
「へ?いやおい待てよ!待てって!」

そうこうしている間にガブラスは姿を消してしまった。
全く、取りつく島が無いとはこの事だろう。

深い溜息を吐いたジェクトは後を追った。



漸く追いついたものの、ガブラスは既に湯殿に居る様だった。
まさかそこへ乗り込んで行くわけにもいかずに外で時間を潰していると、エクスデスがやって来た。

「全く、騒がしい事だ。」
「あーそーですか。すんませんね。」

八つ当たりだとは分かっているが、苦言を呈すエクスデスに応じた言葉はぞんざいになった。
エクスデスはそんなジェクトを一瞥して鼻で嗤う。
そのまま樹の化け物はどこぞへ行ってしまったが、ジェクトは矢張りどうにも面白くなかった。

ガブラスの気持ちが分からないわけでは無い。
戦いを生業とする彼が、誰かと剣を交える事に己の価値を見出しているのは想像に容易い。
恐らくはそれが極限に近付けば近付く程に。

だがそれをセフィロスに求めても自分は眼中に無いとなると話は別だ。
何故ならジェクトはセフィロスに負けたくないからだ。
腕っぷしの面でも勿論、何よりもガブラスの中での存在価値では絶対に負けたくない。

ガブラスは気付いていない様だが、セフィロスはガブラスの事が好きだ。
ジェクト同様に。
否。ジェクトの方がセフィロスなどより--------------------否々誰よりもガブラスを好きだ。
その気持ちは誰にも負けない自負がある。
・・・だからと言って面白くないのも確かで。

「クソッ・・・・・いてェ!?」
「・・・・・・すまん。」

悪態を吐いた拍子に後頭部から背中にかけて衝撃を受け、ジェクトはつんのめった。
中途半端な体勢のまま振り返れば、ドアを開けた格好のガブラスが不審げな表情を浮かべている。

「外開きのドアの前で突っ立っていれば当然の結果だと思うぞ?」
「あー・・・そりゃそうだ。」

乱雑に後頭部を掻くジェクトの目の前をガブラスが通り過ぎる。
なんとなくその背を見送ると、端正な面差しが不意に振り返った。

「腹が空いた。」
「オレも空いた。」
「言うと思った。何が食べたい?」

ガブラスにしてみればきっと深い意味など無い問いだ。
だがジェクトには違う。
つい先程まで腐り切っていた気分はどこかへと消え飛んでいた。


全くジェクトの事など考えていない様子で平然と歩くガブラスの後を足早に追う。

「待てよ!」
「・・・・・なんだ?その締まりのない面は。」
「あらイヤだ。そんなヘンな顔してるかしら?」
「・・・・・・気持ちの悪い話し方をするな。」
「うっわ、お前、鳥肌立ってんじゃん。湯冷めか?あっためてやろうか?」
「お前が気色悪いからだ。」
「ひっどーい!」
「・・・・・・・・・・・吐く。」
「マジで!?ひどくねェ!?」

軽口の応酬を重ねながらすっかり上機嫌になったジェクトは、本当に蒼褪めたガブラスを横目に快活な笑みを浮かべた。


いつか英雄と幻想で武人の取り合いをしてもらいたい今日この頃・・・。
武人の腕を両側から二人で引っ張って、揃って張り倒されれば宜しいと思います。
英雄と幻想で牽制し合うのも楽しいと思います。


武人「さて何を作るか・・・。」

幻想「肉!肉!!肉いっぱい!!野菜は無くていい!!」

武人「・・・・・・野菜炒めか。」

幻想「ひでぇ!!」

現状PageTop寝惚けた

Comment

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

TrackBack

http://gamecomic.blog27.fc2.com/tb.php/1926-2b94f84a

プロフィール

高槻幽炎

Author:高槻幽炎
声フェチでオッサン好きのヘタレ。
ビバガブラスw

カレンダー

06 | 2019/07 | 08
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
最新コメント
最新記事
ブロとも申請フォーム
QRコード

QR

リンク
投票所
RSSリンクの表示
検索フォーム