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みんな貴方を愛してる<1>

やっとこ本編。

コスモスver<1><2>カオスver<1><2>の続き。

「あら、随分と軽装になりましたわね。」
「シャントット!」

突如目の前に現れた小さな貴婦人にガブラスは目を見開いた。

「貴様に構っている暇は無い。早々に失せろ。」
「まあ。随分な言い草ですこと。
 折角わたくしが直々にヒントを与えに来て差し上げたと言うのに。」
「ヒント?」

シャントットは大きく踏ん反り返ると
ガブラスの印の刻まれた額を指差した。

「それのヒントですわ。」
「何か知っているのか?」
「ええ。古代の文献に記されていたまじないでしてよ。
 神話に基づいたものだから信憑性は低かったけれど、
 見る限り充分な効果がある様ですわね。」

小さな身体が腕を組んで尤もらしく頷く。

「あともう1つ。」
「何だ?」
「その格好は逆効果かもしれませんことよ?お気を付けあそばせ。」
「?」

言うだけ言って、高笑いをしながらシャントットは姿を消した。

普段なら他愛も無い話を次々出していつまででも居座るのに、
今日は何か用事でもあるのだろうか。

気にはなったが、今のガブラスにはどうでも良い事だった。
とにかく、早く己の領域に戻って休息を取りたい。

「装備品は私がおぬしの領域に届けておく。
 持って歩けば荷となろう。」
「手間をかけるな。」
「なに、気にするな。」

溜息交じりの礼にゴルベーザは苦笑いをした。

月の渓谷を出ようとしたガブラスは、
自分の周囲を黒い小さな影が取り巻いている事に気付いた。

空間変異の前触れだと気付いた時には
すでに身体が消え始めていて。

「ガブラス!」

ゴルベーザの声は、すぐに遠退いた。

「私の所は素通りか?つれないものだ。」
「・・・・・・・・セフィロス。」

喚ばれたのだと気付いた時には
そこは口元を歪める英雄の領域だった。

片膝を地面につき、
着地したままの体勢のガブラスの顎に手を添えたセフィロスが
無造作に仰向かせる。

「いつになく軽装だな?どうした?」
「・・・邪魔、だから・・・・。」

たどたどしくも素直に答えるガブラスに、
セフィロスが眉を跳ね上げる。

「熱でもあるのか?」
「・・・・無い。」

ガブラスの額に手を当てたセフィロスは小さく首を傾げた。

→<2>


もうね、何でもアリで。

でも他人を自分の領域に喚び込む事ができる設定は
前から考えていました。
ただし、ある程度近くに来てもらわないとできない。

拍手御礼。PageTop日記~。と更新予定。

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