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Scary?<1>

FF12
バッシュとガブラス。

ED後の兄と化けて出た弟。

ええ、自分でもなんで思い付いたのか分からないですが突然湧いて出たんですこの設定。

あ、ホラー要素は皆無です。
ギャグっぽいけど本人達は至って真面目。















一枚の扉の前で立ち止まったバッシュは目を伏せた。
公安総局内の、何の変哲も無い寮の一室。

鍵の掛かっていない扉を開けるのは容易い。
だがバッシュは開ける事を躊躇っていた。

このドアの向こうは弟が、ノアが生活をしていた空間だ。
市街地に私邸も持っている様だが、局に詰めている事が多かったノアはそちらより寮に住む事を好んだらしい。


その弟は数日前、バッシュの目の前で息を引き取った。
彼なりに生き抜いて、命を落としたのだからバッシュに否やは無い。
看取れた事も、埋葬に立ち会えた事も幸運だった。
二年前にナルビナ城塞で再会するまで弟は死んだものだと思っていたのだ。

そしてバッシュはノアの遺言通り、ジャッジガブラスの名を継ぐ事になった。
ノアが生きていた頃と同様、九局に勤め、局に近い寮に住むのだ。
分かっている。そう言う約束だった。

だが、このドアを開けたら、室内に入ってしまったら弟の生きた場所を自分が上塗りする事になる。
仲違いをしても、バッシュの中でノアはいつまでも可愛い弟だ。
分かってはいても、簡単に割り切れるものでもなかった。


だからと言っていつまでもここに突っ立っているわけにもいかない。
大きく息を吸って、腹の底から吐き出したバッシュは思い切ってドアを開いた。

「-------------------------------!?」

室内は実に整然としていた。
生活感などまるでない。

しかし、そんな事どうでも良かった。
バッシュと共に暮らしていた頃の弟も、癇性な程神経質で綺麗好きだったのだ。

バッシュを絶句させたのは、部屋の中心に佇む人影だった。
否。これは”人影”と言うべきだろうか--------------------

「ちょ・・・ちょっと、ノア!?」

思わず声を掛けると、名を呼ばれた男は驚いた様に顔を上げた。
驚いたのはバッシュだ。

何度か擦った目を凝らす。
窓から差し込む日が透けて見える辺りどうやら”本物”らしい。

『何故お前がそこに居る?』
「いやいや、それ、俺のセリフだから。」
『?』

慌てて背後のドアを閉めたバッシュの言葉に、”ノア”は改めて周囲を見回して、戸惑った様な表情を浮かべた。

『どうして・・・俺は死んだ筈では・・・?』
「死んだ事は間違いなさそうだよ?透けているし。しかしまさかいきなり化けて出るとは思わなかったなあ。」
『化けて出る・・・そんなつもりは無かった。』
「分かっているよ。私は構わないけれどね。寧ろ会えて嬉しいぐらいだ。」

バッシュは脳天気に笑った。
ノアはまだ困惑している様だが、返って都合が良かった。
先程までの辛気臭い姿を見られずに済んだ。
見てもノアは気にしないのだろうが兄としてのプライドがある。
下らなくとも兄として情けない姿は見せたくないし、見られたくないものなのだ。


それからバッシュとノアは只管話し続けた。
言いたかった事、聞けなかった話。
それは尽きる事は無く、泉の様に湧き続けた。
何せ十九年分だ。一昼夜で語り切れる年月では無い。


一頻り喋って、バッシュは気になっていた事を弟に問うた。

「なあ、幽霊って飛べるものじゃないのか?」
『・・・・・・・・・・・・・。』

先程から見ているとノアは普通に歩いているし、当たり前の様に座っている。
滑る様に移動する事も無く、宙に浮いてすらいない。
透けていなければ普通のヒュムと変わらないだろう。

バッシュの指摘を受けたノアは暫し考え込む様子を見せ-------------立ち上がるなりその場でジャンプした。
そして何事も無く着地した。
如何ともし難い表情を見る限り、”飛ぼう”と思って失敗したらしい。

「・・・・・・・・・。」
『・・・・・・・・・。』
「えー・・・・と・・・目撃談や俗説は嘘だったと言う事か。」
『分からん。慣れれば飛べるのかもしれない。』

真顔で答える弟にバッシュは危うく吹き出しそうになったのを堪えた。
この様子だと人知れず真剣に飛ぶ練習をするつもりなのだろう。
だがここで笑ったらノアは臍を曲げてしまうに違いない。

「大丈夫。そのうち出来る様になるよ。」
『どう言うフォローだ。』
「まあまあ。他に何が出来て何が出来ないのだろうね?試してみようよ。」

既に臍を曲げかけている弟を宥めて、バッシュは目を細めて笑んだ。

死んでいようと透けていようと弟は弟だ。
会話も成立する。
それだけでバッシュは嬉しかった。


取り敢えず思いつくままダラダラ書いて行こうかな、と思います。

ビビりですが怖いもの見たさで怖い話の類は好きなのです。
ホラー映画は怖くて見れませんが本当にあったナントカみたいなのは何故か平気。

幽霊ノアの飛べるの飛べないのの話は私の思いつきなので”ホンモノさん”がどうなのかは直接聞いてください。
・・・機会があったなら。
浮いている描写が多いし飛べるんですかね。

何よりも兄さんがデレッデレなのが目に浮かぶ様です。


ノア『絶叫しろとは言わんがここまでリアクションが薄いのもなんだかな。』

バシュ「いやだってノアだってびっくりしていたじゃないか。それ見たら驚き損ねたんだよ。」

ノア『そんなものか・・・?』

バシュ「そうだよw(こんなあっさり説き伏せられてノアは可愛いなあwww)」

あちこち更新PageTop壊れたけど萌えた。

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声フェチでオッサン好きのヘタレ。
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