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桃太郎<2>

拍手文入れ替えに伴い7月分を格納しました

















「随分と大きな桃ね。」

ティファの言葉にユウナとティファが頷きます。
ライトニングは警戒感も露わに桃を見つめていました。

「取り敢えずおじいさんが戻るまで待ちましょうよ。」
「そうね。冷やして後で美味しくいただきましょう。」
「でも冷やし過ぎは駄目よ?桃の香りが落ちてしまうわ。」

口々に言いながら巨大な桃を抱え、聖域の中央にあるオブジェの上に乗せた四人は洗濯物の残りを片付けにかかりました。


帰るなり面食らったガーランドはおばあさん達を睨みました。

「こんな巨大な桃を見てお前らは何も不審に思わなかったのか?」
「食べごたえがありそうとは思ったよね。」
「大ぶりだから大味と言う法則が発動しなければこれ一個で思う存分桃を味わえるんだぞ?」
「お得だよねー。」
「余ったらシロップ漬けにしても良いよね。」

脳天気な応えに堪える気も無くなったガーランドは思い切り大きな溜息を吐きました。

「取り敢えず割ってみましょうよ。」
「ライトニングの武器が良いんじゃないかな。」
「そうそう。おじいさんのじゃ桃が粉々になりそうだもんね。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」

さり気なく駄目出しされたガーランドの昏い目に気付かず、
おばあさん達は大盛り上がりです。

「良し、じゃあ割るぞ。」
「がんばれー。」
「やっちゃえライトニング。」
「楽しみだね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」

仲間達の声援を受けたライトニングが正眼に構えた剣を頭上に振り上げました。
そして下ろした瞬間---------------------

桃は見事に真っ二つに割れました。
しかも中には体育座りをした小さな男の子が入っていました。
何がすごいって、ライトニングの剣を白刃取りしている。

「すごーい。子供が入ってた!」
「え・・・ええ?何故子供?何故桃の中に?」
「種が進化したのかな。」
「何で桃の種が人間に進化するんだ。おい小僧、そんな所に入っていたら危ないだろう。一歩間違えたら脳天から縦割りだぞ。」
「ライトニング、そう言う問題かな・・・。」

当然ながら現場は大混乱です。
ですが、一番最初に我に返ったガーランドの指示で男の子は桃から救出され、着替えと食事を与えられました。

「君、名前はなんて言うの?」
「オニオ」
「桃から生まれたんだから桃太郎で良いだろう。」
「それは良い名前だね!」

ティナの質問に男の子は答えかけましたが、それよりも先に最早どうでも良くなったガーランドが適当に思い付いた名前を口にすると、おばあさん達は一斉に同調し、結果として男の子の名前は桃太郎になりました。

「違うよ!僕の名前はオ」
「よろしくね?桃太郎。」

ティナの優しい笑顔にうっかり目を奪われた隙に、結局桃太郎は本当の名前を言いそびれてしまいました。


ええと・・・ライトニングさんが天然な感じになりました。
良く考えたらティナの剣の方が桃を割るには・・・とか考えても今更。

人一人入るぐらいの巨大な桃、食べてみたいものです。

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