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Father’s Day 

バッシュとバルフレア。
バルフレアが父の日なので偶には孝行でもしてみようかと思い立ったらしいです。
会話の中にしか出て来ませんが、シドさん。

バハムート戦後、全員生存前提です。

良く考えたら12の世界で実際に出て来る親子ってブナンザさん家とソリドール家、あとアーシェ様の所しかないんですよねー・・・。
一般の方々は除いて。













「・・・ッたく、なんなんだよあのクソジジイ!」
「どうしたんだい?穏やかじゃないね。」

入って来るなり暴言を吐いたバルフレアに、バッシュが目を瞬かせる。

「俺が折角欲しいモン買ってやるって言ってんのにコレはやだ、アレは気に入らん、挙句の果てには盗人のギルなんぞ使えるか!とか抜かしやがる・・・!」
「・・・・・・・それで?」
「腹立ったから適当に買って叩きつけて帰って来た!俺が折角歩み寄ってやろうと・・・おい、あんた何笑ってんだよ?」

乱暴な所作で棚から勝手にグラスとボトルを出したバルフレアが、振り向くなりバッシュを睨み付ける。
バルフレアの指摘通り、バッシュは笑いたいのを堪えていた。

「ドクターシドは楽しんだみたいだね。」
「はあ?あんなに散々文句垂れて何が楽しかったんだよ?」
「本当に楽しくなかったら一緒に買い物に行ってもくれなかったのでは?」
「・・・・・・・・・・・・・。」

差し出された手にバルフレアは無言でグラスを渡す。

「シドは君と買い物出来た事が何よりだったのだと思うよ。」
「俺は全く面白くもなんとも無かった。」
「良いじゃないか。どうであれ孝行出来たのだから。羨ましいぐらいだ。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「ん?何だい?」

グラスに酒を注ぎ掛けた中途半端な体勢のままバルフレアがバッシュを見つめる。
視線に気付いたバッシュは不思議そうに首を傾げた。

バッシュは早くに親を亡くしている。
只でさえ彼が生きて来たのは激動の時代だ。
孝行なんて思う暇も無かっただろう。


「・・・・あんたでも他人を羨むんだな。」
「当然だよ。ヒュムだからね。バルフレア、私にも酒をくれないか?」
「自分で注げよ。」
「ボトルを持っているのは君だろう?」

下らない応酬に苦笑いが浮かぶ。

きっとバッシュは過去は過去としてきちんと向き合って、割り切って現在に至るのだ。
その強さがバルフレアには羨ましい。

バッシュのグラスに酒を注ぎかけて、バルフレアはふと手を止めた。

「あんた、仕事中じゃないのか?」
「少しぐらいならばれないよ。」
「知らないぜ?アズラスに説教喰らっても。」
「目の前で飲んでおいて私には禁酒を説くのかい?随分と意地の悪い事だ。」

大袈裟に嘆いて見せるバッシュにバルフレアはにやりと笑う。

「だからって飲んで良いって話にはなんないだろ?諦めて仕事しろよ。」
「君がそんなひどい男だなんて思わなかった。」
「終わってから好きなだけ飲めば良いだろ。」

バッシュからグラスを取り上げたバルフレアは距離を取った。
面白くなさそうなバッシュに対してバルフレアは先程とは打って変わって御機嫌だ。

「バルフレア、ボトルを返しなさい。」
「やなこった。」
「・・・・何やってんだお前ら。」
「あ、アズラス。」

ボトルを隠そうとするバルフレアと、それを取り返そうとするバッシュが微妙な間合いを測っていると、
丁度二人の中間地点にあった扉が開いてウォースラが入って来た。

「おい、聞けよアズラス。」
「バルフレア!」
「ああ、言わなくて良い。大体分かる。空賊、貴様は帰れ。バッシュは仕事。早くせんと飲む時間も無くなるぞ。」

あっさりと状況を読んだウォースラがドアと執務机を交互に指差す。
ついでにどさっと書類の束をバッシュに渡すとバッシュはなんとも切なそうな表情を浮かべた。

「お前が仕事を増やすから飲む時間が無くなるんじゃないのか?」
「増やしてるのはアーシェ様だよ。文句があるならあっちに言え。」
「・・・無理。済まないな、バルフレア。君と遊んでいる時間も無さそうだ。」
「御愁傷様。酒は貰って行くな。あとアンタ、良い加減俺の名前覚えろよ。」

適当にボトルを振ったバルフレアがウォースラを睨み付ける。
一方のウォースラは平然として肩を竦めた。

「知っているとも賞金首君。呼びたくないだけだ。バッシュぐらいだったら構わんがアーシェ様には近寄るなよ。」
「ぐらいって・・・。」
「あんた、本当に将軍か?」
「うーん・・・ちょっと自信が無くなってきた。」
「その自信を取り戻すための仕事だ。精々気張れよ。」

山と積まれた書類を軽く叩いて、ウォースラは退室した。
彼は彼でまた別の仕事に追われているのだ。

「さて、俺も帰るかな。スッキリしたし。」
「悪いね、大して相手をしてやれなくて。」
「いいや。良さそうな酒、見掛けたら買って来てやるよ。あんたが休みの時にな。」
「それは有難い。ではその日を楽しみに仕事に励もうかな。」

穏やかなバッシュの面差しにバルフレアも小さく笑みを浮かべる。

ここへ来た時の荒れた気分はどこかへ行ってしまった。
今度は何をしよう。
情報屋にバルフレア好みのお宝話が無いか聞いてみようか。

バッシュの部屋を出たバルフレアは、軽い足取りでシュトラールに向かった。


父の日殆ど関係無くない・・・?
って言うのは自分で分かっているのでツッコまないで下さいごめんなさい。

取り敢えず思いつくままに書いていたらこんなんなりました。
世の中にはプロットと言うものがゴニョゴニョ・・・分かっています!分かっていますとも!!
行き当たりばったり、それが高槻クオリティです。
だからいつまで経っても上達しないと言う・・・orz

でも書いていて楽しかったのですw

ああ、そうそう。その後のシドは暫くゴキゲンだったらしいですよ。
♪♪言いながら研究に没頭する姿が可愛くて研究員達が萌えたら良いです。

父の日PageTop剣士かガンナーか

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