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赤ずきんちゃん<7>

拍手文を入れ換えたので4月用を格納しました。

















「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

おばあさんの家に着いたオオカミは、窓から家の中の様子を伺って、暫し言葉を失いました。

やたら高い露出度に加えて何故か腰から触手を生やしたおばあさんは呑気にリビングでせんべいを齧っています。
新聞を読みながら。

そもそも”おばあさん”と言いながらもその外見は多く見積もっても三十代そこそこです。

そして赤ずきんちゃんの話ではおばあさんは具合が悪かったはずです。


オオカミは思わずノックと同時に玄関のドアを開けました。

「失礼!赤ずきんちゃんがこちらに向かっているのだが!」
「お?お前は森のオオカミ。丁度良い所に来た。茶を淹れてくれ。」
「貴様、体調を崩しているのではないのか!?赤ずきんちゃんは見舞いに行くと言っていたぞ!?」
「ああ、あれは嘘だ。」

さらりと言われてオオカミは危うくその場に卒倒しそうになりました。
しかし持ち前の根性で耐えます。
根性が無ければあの森で生きてはいけません。



「自分で家事をやるのが億劫になってな。具合が悪いと言えば誰か来てやってくれると踏んだのじゃ。」
「・・・・・・そうか・・・・・。」
「名案だろう?」

踏ん反り返るおばあさんに結局茶を淹れる羽目になったオオカミはおばあさんと茶菓子をつまんでいました。

オオカミは取って付けた様な相槌は打ったものの、だからと言って納得したわけではありません。

ちなみに会話の合間に響くのはボリボリ、バリバリと言うせんべいを噛み砕く音です。


「だったら同居すれば良いのでは無いのか?」
「ここから出るのが面倒臭い。荷造りするのも面倒臭い。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

どうもおばあさんは筋金入りの不精者の様です。

「面倒臭くても赤ずきんちゃんはどうするんだ?元気なら迎えに行ってやれよ。」
「放って置けばいずれ来るだろうよ。」
「孫だろう!?」
「大丈夫、あの子は強い子だから・・・!」

妙に希望に満ちた瞳で明後日の方向を見上げられてもオオカミは納得が行きません。

曲者揃いの狩人達を平然と千切っては投げ続けた所を考えると強い事は確かですが、
如何せん精神面が幼すぎるのです。

「強いとかそういう問題か!」
「ほれ見ろ。来たようじゃぞ。」


デカオずきんちゃんが可愛くて可愛くて仕方がありません。私が。
自分で作ったキャラにここまで愛着が湧くのも珍しい。
スキップして来たら激しく萌えますとも!!
武人は全力で逃げるでしょうがw

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