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愛し君へ<3>

穏やかに、優しく愛しい。



















突然落ち込んだザルガバースにガブラスが驚いて目を瞬かせる。

「す・・・すまん。言い過ぎたか?」
「いや、君が悪いわけではないんだ。」

そもそも聞いていなかった。
(それはそれで知られたらまた怒られてしまいそうではある)

「では体調でも?休むか?」
「心配は要らない。どこも悪くないさ。」

苦笑いを浮かべたら、ひたりと冷たい手が額に当てられた。
難しい顔をしたガブラスがもう一方の手を自らの額に当てる。

驚いたザルガバースが目を瞠っている間に、今度はガブラスが溜息を吐いた。

「・・・・・・俺の方が熱かった。」
「君の手は冷たいなあ。」

つい笑ってしまって、額に当てられた手に自らの手を重ねる。
ガブラスは驚いた様だが、振り払われる事も無かった。

重ねたまま、頬に滑らせる。
頬に当てても手はやはり冷たくて-----------------------

「手の冷たい者は心が温かいと、誰が言ったのだっけな。」
「ジンクスだろう?」
「あながち嘘ではないと思わないかね?」
「・・・・・俺には良く分からない。」

ひどく優しい男は、整った顔立ちに困惑した表情を浮かべた。

その様子にザルガバースは優しく笑んで目を閉じる。

「どうしてこんなにも君は愛しいのだろうな。」
「うん?」
「ガブラス、私は君が好きだ。」
「・・・・・・・・・・どうした急に?」

普段はあんなにも形にするのが苦手な言葉がすらすらと出て来る。
今しがたまで散々繰り返していた煩悶はどうでも良くなっていた。

唖然とするガブラスに苦笑いを浮かべたザルガバースは、一度深く吸い込んだ息を最後まで吐き切った。

「不快だと・・・迷惑だと思うのなら今すぐこの手を振り払って自分の部屋に戻りなさい。」
「どう言う事だ?」
「私は自分の気持ちを君に押し付ける様な事はしたくない。」

そうすればガブラスの気持ちも知る事が出来るし、自らの迷走したままの感情にも踏ん切りが付けられる。

欲を言えばガブラスがどう思おうと押し切るぐらいの勢いは欲しい所だが、
生憎ザルガバースにそこまでの甲斐性は無かった。


相手が大事だから、と言えば聞こえは良いけれど、
何も言わなくても、と言う関係もあるけれど、
大事な事ほど言葉にしないと通じない。


ザル「あの頃は若かった・・・。」

ガブ「若かったな・・・。」

ギー「おい、そこで年寄り二人が縁側談義してるぞ。」

ベル「そっとしておいてやれよ。普段忙し過ぎて昔を懐かしむ暇なんて無いんだから。しかしお前が年寄り言うなよ。」

ギー「何を言うか!私は永遠の二十歳だ!」

ベル「はいはい・・・。」

ドレ「なんだ?皆集まって。」

ベル「気にすんな!何でもない!」

切なかった・・・PageTop取られた。

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