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俗人はどこにでも居る。

アカデミー時代。
捏造甚だしいです。

ちょっぴりザルガバース×ガブラス・・・風味?

「お前だろ?ガブラスって。」
「・・・・・・・・。」

いきなり取り囲まれたと思ったら、無遠慮に名指しされた。

見覚えのある顔5人分は、上級クラスで見掛けた事がある。
名前は知らないが、それぞれが筋金入りの政民--------所謂名家の出身だった筈だ。

噂に聞く”先輩の後輩指導”にガブラスは出かかった溜息を押し込めた。

寮に戻ったら今日出た課題を片付けてしまおうと思っていたが、
この調子だと数階上にある己の部屋に辿り着くまで時間がかかりそうである。

「返事をしろ!」
「・・・生憎”知らない者から声をかけられても関わってはならない”と教えられて育ったもので。」
「貴様!」

いきなり拳が飛んできた。
避け損ねて、しかし転倒しない様踏ん張った結果、上体のみが傾ぐ。

口唇付近に当たったせいで己の犬歯が頬の内側の肉を突き破り、
すぐに生温かい液体が沸き出て来た。

不快な錆味に眉を寄せる。

吐き出したい衝動に駆られたが、ここは寮の廊下。
公共の場所で反吐を吐くなど、己の性分が許さなかった。
かと言って洗面所が近くにある訳でも、今すぐそこに行ける状況でも無い。

意地で飲み下して、しかし鼻に抜けた鉄錆の匂いに催した吐き気も意地で飲みこんだ。

「陛下のお気に入りだからって調子に乗るなよ。」

何故絡まれるのかと思いきや、単なる言い掛かりでしか無かった。

口の端に漏れ出た血を拭い取った腕を、両側から抱え込まれた。
腕に体重を乗せられて、前屈みを強いられる。

正面に1人。
その後ろに1人。
"教育的指導”の順番待ちでもしているのだろうか。

軋む肩の関節に眉を寄せつつ、床だけを見つめていると前髪を掴まれた。
無造作に引き上げられ、上向いた顔を眇めた目に覗き込まれる。

「ふーん・・・陛下も物好きな。お前みたいな外民のどこが良いんだか。」
「・・・・・・・・。」
「陛下に買っていただいたのか?でなければ外民ごときがアカデミーに入れるわけがないからな!」

下劣以外の何ものでもない言葉を、仲間達が嘲笑う。

いつまでこの者達に付き合えば良いのだろうか。

腹の底からうんざりしていると、再度殴られた。
石畳に血が飛び散る。

「何とか言ったらどうだ!」
「ならば私が言おうか。」
低い声に、男達が同時に振り向いた。
髪を掴んでいた手も離れて、ガブラスは軽く息を吐いた。

「その発言は陛下に対する不敬罪に相当する。加えて理由なき暴力はアカデミーの校則に反する。」
「き・・・貴様!」

少年達が一斉に色めきたった。
ガブラスが視線を向けると、そこには長身の青年が立っていて。

「貴君らの所業は寮監に報告させてもらう。」
「ま・・・待ってくれ!」

それぞれに懇願する声を無視して、大股で歩いて来たザルガバースがガブラスの手を掴む。
顔を上げると、呆然と立ち尽くしている少年達に見向きもせず、ザルガバースは歩きだした。
つられてガブラスも歩く。

「私はザルガバースだ。」
「?」
「・・・私は君を知っているのに、君が私を知らないのは不公平だろう。」

至って真顔で言われて、つい成程、と頷いてしまった。
僅かな間を置いて、寮に入寮した時に聞かされた寮長の名がそんな名前だったと思い至る。

「傷を。」
「・・・大した事は無い。」
「だが未だ血が止まっていない。」

飽きもせず流れ落ちる血を拭おうとした手を制されて、
代わりにザルガバースの手が当てられた。

唇が暫し動いて、何か魔法の詠唱をしているのだと気付いた時には
頬が温かくなって、内側の抉れた傷も痛みも跡形も無く消えて無くなった。

「・・・ありがとう、ザルガバース。」
「どういたしまして。しかし気を付けた方が良いだろう。あの手の輩は以外に多い。」
「・・・ああ。」

ガブラスが素直に返事をすると、ザルガバースは重々しく頷いた。




尻切れトンボッスね○| ̄|_

別名、ガブラスにザルガバースが初めて”認識”された日。
アカデミーは全寮制ってことで。

皇帝のお気に入りってだけでガブは多分他のアカデミー生から睨まれていたんじゃないかと。

ガブラスとザルガバースは仲が良さそう。
とりあえず茶飲み友達的な仲の良さって事で。
それ以上になるのかどうかは高槻の気分次第。

ちなみにガブラスとグラミス帝との間に肉体関係はありません。
純粋にガブラスの才覚に皇帝が目を付けただけ。

お兄ちゃんといっしょ <2>PageTopお兄ちゃんといっしょ。<1>

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