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05 ずっといっしょだよ。<前>

お題です。

時系列はレックス編開始直前~バッシュ収監直後ぐらい。

ガブラスがはっきり言って病んでる。
デレも無い。←普段から無い

苦手な方は閲覧しない方が宜しいかと。

いつにも増して長い上に後書も長いので前後編。

殆ど無いに等しい睡眠から意識を引き上げて、
ガブラスは未だ寝惚けている頭を覚ます為に顔を洗った。

冷たい水に鳥肌が立ったが
同時に回転の鈍かった思考回路が
従来の速度を取り戻し始めた感覚に目を細める。

ふと顔を上げたガブラスは
鏡の中に見慣れた----しかし長らく会っていない顔を見つけた。

肩につくか否か程度まで伸ばした髪の毛。
頑固な癖が毛先を跳ねさせ、
寝起きであることも手伝ってそれは普段よりも存在を主張している。

母親以外、父親ですら見分けられなかった自分達兄弟を見分けるために
兄は髪を伸ばし、己は短く刈った。

それは長じてからも続いて、
いつの間にか互いの目印の様になった。


「ガブラス。」
「?」

突然召集を受けた局長会議の後、
ガブラスは背後からかけられた声に足を止めた。

振り返ればザルガバースが脱いだ兜を脇に抱え、
どこか複雑そうな表情を浮かべて立っている。

ガブラスも兜を外すと、
ザルガバースは目を伏せた。

「少し、時間を取れるか?」
「ああ。」

促されるまま、局とは違う方角へと歩を進め、
人気が無くなった所でザルガバースが止まった。

ガブラスも僅かに遅れて足を止めたが、
ザルガバースは言葉を選んでいるのか、
中々口を開かない。

「・・・髪を、切ったのだな。」
「鬱陶しくてな。長いのは性に合わん様だ。」

ガブラスは鼻で嗤った。
漸く喋ったかと思えば世間話とは。

少し、周囲が暗くなった。
太陽が雲に隠れたのだ。

「・・・ラミナス王を暗殺したのはダルマスカの将軍だとか。」
「ああ、今の会議で言っていたな。」

脈絡の無い話題。
しかしガブラスに気にする様子は無い。

「・・・私はその男を知っている。」
「ほう?」

ザルガバースの言葉に、ガブラスは小さく首を傾げた。



いつでもどこでも自分を見ればそこに片割れが居るよ、と。

鏡の中にバッシュを見て、ガブラスは何を思ったのだろう。

お題を見た時、ほぼ直感的な感覚で
ダルマスカ王暗殺前後のガブの様子を書きたくなったとです。

バッシュを憎む気持ちを原動力に生きて来たガブラスが
ナルビナでバッシュに報復をして、
その後残ったものは?

それでガブラスは”こちら”に戻る事を諦めた、
と言うか、見切りをつけたのだと勝手に解釈。

ストーリー開始当時のガブラスの中で、
ラーサーの存在は全く重きを為していなかったし。

しかも兄を処刑するする言って処刑されなかった上に
脱走までされて・・・ねえ。

ただ、バッシュを自ら仕留めようと誰が殺そうと、
ガブラス自身、その後も生き続けるつもりはなかったんだろうな。

ガブラス・・・ノアにも祖国を奪われた悔しさと、
取り戻したい願望はあったんだと思う。

あったけれど、病気の親を見捨てる事は出来なくて、
行くと決めた兄を止める事も出来なくて、
生じた葛藤を1人で抱え込んで。

それはガブラスの心自体を蝕むほど重たいものになっていったんだと思う。

だからこそ考えを行動に移したバッシュが
羨ましかったと言うか、妬ましかったと言うか・・・。

それが私の中のオリジナルのガブラス。

日記。PageTop更新予定。

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