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お兄ちゃんといっしょ<5>

お兄ちゃんといっしょ<4>の続き。

これで一段落です!
・・・とはいきませんでした~。
ごめんなさい~。

バッシュはWOL、セシル、クラウドと話をしています。
残りはガブラスの所。

「ノアはいつも私の後ろから私の肩越しに世界を見ている子だった。」
「なんというか・・・随分控え目な性格だったんだね?」

優しい声色のセシルにバッシュが笑った。

「今も変わらないよ。
 いつだって私が考え無しに好きな事をやって、
 それに引き摺り回されて。
 まあ・・・受動的な性格になったのはそのせいだろうね。」

その話題の人は少し離れた所で、
すっかり己の武器を良い様に扱われて心なしか疲れた表情を浮かべている。

それをちらりと見たクラウドが同情なのか、溜息を吐いた。

「何故ガブラスはあそこまで貴方を嫌う?」
「・・・君は直截的だねえ。いっそ心地良いくらいだ。」

ウォーリア・オブ・ライトの問いに
バッシュは苦笑いを浮かべた。

そして、真っ直ぐ向けられる視線に軽く肩を竦める。

「発端は私たちの祖国が他国の侵攻を受けた事にある。」

それは、良くある話だった。
良くあり、誰の身にも降りかかり得る話だった。
コスモスの戦士にも似た様な経験をした者はいる。

「当時、私とノアは国の騎士団に所属していて、
 けれど未だ成人には至らず
 実戦で役に立てるほど経験を積んでいるわけでもなかった。」

未熟であった当時。
危急存亡の時に役に立たない己が歯痒くて仕方が無かった。

だからこそ、人一倍国をどうにかしたい思いも強かった。
しかし。

「祖国が追い詰められて-------私は出奔した。
 外国へ行けば国を救う手立てがあるのでは、と思ってね。」
「それは悪い事なのか?」

珍しく口を開いたクラウドの真っ直ぐな質問に
バッシュが肩を竦める。

「・・・”国を救う”。立派な大義名分だ。
 立派だが、それが正しいかどうかは誰にも分からないし、
 誰にも決められない。」
「しかしその判断が間違っているとは・・・」
「状況によりけり、だよ。」

戻って来たフリオニールの言葉にバッシュは苦笑いを浮かべた。
ガブラスの武器は結局バッツに横取りされてしまったらしい。

「当時、私達の母親は病を患っていてね。
 ・・・もう、治る見込みは無かった。」
「!」
「私は大義名分を翳して、恰好を付けて、
 結局は逃げ出したんだよ。
 祖国は解体され滅亡。
 それに伴う国民の難民化。
 衰弱してゆく親とその死。
 ノアは私が見たくなかったもの全てを突き付けられ、
 否応なく見せつけられた。」

いつも肩越しに見ていた世界。
それは突然絶望的な姿で眼前に広がった。

その時、心優しかった弟は何を思ったのだろう。
バッシュには計り知れない。

ただ、元居た世界で久方ぶりに再会した弟は、
最早引き返す事すら出来ない場所まで追い詰められていた。

それが答えだった。

「カオスは別に間違ってはいなかったんだよ。」

”人違い”だなんてふざけた理由で喚ばれたこの世界。

「間違えられたのはノアで、召喚されるべきは私だったんだ。」

特に大きな声を出した訳ではないバッシュの言葉が、
離れた位置に居たガブラスに届いたとは思えない。

しかしガブラスは少しだけ兄の方へ顔を向けた。
何の感情の揺らぎも無い、全くの無表情。

ガブラスは己の武器をバッツから無造作に取り上げると踵を返した。

突如空間の狭間から消えた後ろ姿を未成年組が呆然と見つめている。

「おい、ガブラス行っちゃったぞ。」
「私達が怒らせてしまったのかしら・・・。」
「・・・違うよ。君達のせいではない。」

呼びに来たティーダとティナに笑いかけて、
立ち上がったバッシュは大きく伸びをした。

「さて、私も戻ろうかな。」
「大事な話を初対面の我々に、」
「いや、構わないよ。こっちも心の整理がついた。」

生真面目に頭を下げるウォーリア・オブ・ライトにも笑顔を向けたバッシュがゆっくりと首を振る。

心の裡に秘めていた悔悟の念をまさかここで口にするとは思わなかったが、
不思議と気分は悪くない。

後は絶望の淵に沈んだ弟が何とか這い上がってくれればと願うばかりだった。



入れたいセリフやシーンばかりが先に出て来て
無理矢理押し込んだので
繋ぎ部分がいつにも増して不自然になりました。

おバカだね☆
いい加減プロット立てろヨ☆

バッシュは愛想が良いイメージがあります。
12ではそんな描写は無かったのにね。
まあ軽い冗談ぐらいは言ってたか。

対してノアは無愛想。
実は愛想が悪い訳では無いのだけれど、
人見知りが激しい。

日記~。PageTopCD欲しい。

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