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もしもガブラスとドレイスが結婚したら

小ネタで書いた「もしもガブラスとドレイスが結婚したら」と言う話のSS版。

書くの忘れていましたが、小ネタ含む「もしドレ」はバハムート戦後、全員生存って事が前提で書いています。

今更!!



















休憩時間を見計らって、局の裏庭にガブラスを連れ出したドレイスは幾度も口を開きかけては閉じてを繰り返していた。

今回の話はドレイスが言い出した事ではないが当事者であることは確かで、
しかも、殆どを他人任せにした挙句ガブラス本人の意思や意図を汲む事無く一方的に進展させてしまった。

結果、嬉しい反面、ガブラスの胸の裡を知る事が怖い己の狡猾さ、そして意気地の無さに気が塞ぐことが増えた。

当たり前だ。

他人に良い様に振り回されて、気が付いたら婚約まで調って。

もしもドレイスがガブラスだったら怒り狂っている。

尤もガブラス本人は多くを語ってはいない。

ドレイスは、それが怖い。


「・・・・その・・・勝手に話を決めてすまなかった。」

思い切って口を開く。

恐る恐るガブラスを見上げると、端正な顔立ちは怪訝そうにドレイスに向いていた。

「いや。・・・それよりも俺などで良かったのか?場の勢いで言ってしまっただけならまだ取り返しがつくぞ?」
「貴方はどうしてそうも鈍いんだろうなあ・・・いやだがそこが愛らしいのか・・・」
「何だって?」
「いや、こっちの話だ。」

慌てて首を振って、今度はきっちりガブラスに向き合って、言えないまま何年も抱えて来た想いを告げる。

「私は、ずっと貴方の事が好きだったんだ。貴方は気付かなかったけどな。」

本人を前にして告白するなど絶対に無理だと思っていたが、
その言葉は余りに容易く口から滑り出た。

既成事実と言うのはドレイスが思っていたよりも効果が大きかった様だ。

「・・・・・それは済まなかった。」
「良いんだ。気付いてもらえたんだから。」

ドレイスはにっこりと笑む。

だがガブラスの表情は僅かたりとも動かなかった。

ドレイスの胴の付近をちらりと見て、結局目を伏せる。

「・・・・・・・・・・・・。」
「何だ?言いたいことがあるのなら言ってくれ。」

ドレイスもガブラスが見た辺りを自分で見てみたが、
結局意味が分からず、問うしかなかった。

ガブラスは暫し黙り込んでいたが、
やがてぼそりと呟いた。

「・・・・・・・俺は君を刺した。君に消えぬ傷を刻んだ。それでも良いのか?」
「!・・・それは私が望んだ事だ。貴方が責任を感じる必要性は無い。」
「君への情よりも責務を選んだのだぞ?」
「だから何だ。私は貴方の手にかかるなら、本望だと思ったんだ。それは今も変わらない。大体あの時はそうするしか無かっただろう?」

本心からの言葉を重ねて、ガブラスの頬に手を当て、目線を合わせる。

ガブラスは振り払ったりはしなかった。

「・・・・・・・・・・・・・。」
「貴方が仕事一筋なのは知っている。知っていて、それでも好きなんだ。だからもう気に病まないでくれ。」
「・・・・・・君は強いな。」
「強い女は嫌いか?」

溜息の後に呟かれた言葉を受けてわざとおどけて問う。

ガブラスは少し、ほんの少しだけ笑んでくれた。

ドレイスが大好きな、だが、滅多に拝めない優しい表情だ。

「いや、悪くないと思う。」
「それを聞いて安堵した。」

笑い返したドレイスがガブラスから離れる。

背を向けたドレイスはガブラスの頬に触れていた手を、もう一方の手で包んだ。


「私とて思う所が無いわけでは無いのだ。」
「?」
「その・・・私は帝国人だ。・・・・・・貴方の祖国を滅ぼした国の民だ。」
「・・・・・・・・・・・。」

ガブラスは途端に口を噤んだ。

ドレイスは煩悶する。

ガブラスの気持ちをを知りたい。だが、知るのが怖い。

矛盾した感情は常に抱えて来た。

だが、こうやって互いに胸の裡を曝け出して話せる機会など滅多に無いのだ。

聞かないわけにはいかなかった。



「・・・確かに俺は祖国を忘れはしない。ランディスで生まれ育った事は今も誇りに思っている。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「だが、帝国---------------グラミス様が拾って下さらなければ今の俺は居なかった。母親共々野垂れ死ぬのが関の山だっただろう。」
「ガブラス・・・・。」
「流石に十九年も居るとな、憎い、恨めしいばかりでは無くなるさ。」

振り返ると、ガブラスは優しく微笑っていた。

きっと、その結論を得るまでには相当の時間をかけたのだろう。

祖国を奪った国の為に生きるなんて、ドレイスにはきっと出来ない事だ。

ドレイスは上を向いた。

俯いていたら涙が出そうになったのだ。


「ガブラス。」
「なんだ?」
「愛している。」
「・・・こんな不甲斐無い男の何が良いんだ?」
「私は貴方が不甲斐無いなんて思った事は無い。」

ドレイスは真顔で即応した。

ガブラスも何となく居住まいを正す。

「絶対に幸せにする。だから、私と結婚してくれ。」
「・・・・・・・・・・・。」

ドレイスは手を差し出し、ガブラスは無言でその手を見つめる。

まだ踏ん切りが付けられないのだろう。

こんな急転直下並みに状況が変われば当然だ。
婚約自体、考える時間も断る隙も与えられぬまま決められて翌日には公安総局中に噂が広まっていたのだ。

分かってはいるが、出来ればこの手を取って貰いたい。


「その・・・これから君の事を好きになろうと思うのだが、それでも良いだろうか?」
「勿論だとも。」

笑んで応じると、ガブラスは手を握ってくれた。

「ありがとう!」
「!」

ドレイスが嬉しさの余り抱き付くと、思いの外勢いが付いてガブラスは少しよろけたが、
しっかりとドレイスを抱き留めてくれた。

鎧越しの抱擁は、それでも充分温かかった。


救済措置のつもりで書いたつもりが思ったより救済になってなかった気がする・・・(遠い目)

うちのガブラスさんは流され易い性格なのでドレイスぐらいバイタリティあれば押し切れると思うんだ。

ガブが色々と踏ん切りを付けたのは兄さんと和解した時じゃないかと。
で、改めて思い返してみたら楽しかったり面白かった思い出もぼちぼちあったな・・・って気付いたとか。


ドレ「どうせ貴方の事だから私を女として見ていなかったのだろう?」

ガブ「・・・・・すまない。」

ドレ「良いんだ。”女の癖に”って言われるのが一番嫌だったから。」

ベル「・・・本人達は丸く収まったのにどうしてラーサー様は諦めないんだろうか?」←物陰から

ギー「殿下にも誰か相手を宛がったら大人しくなるんじゃないか?」←同上

ザル「上司捕まえて動物扱いか・・・。」←同上

ギー「誰もそこまで言っておらんがな。」

ベル「言ってないってだけで思わなかったわけでも無いんだろ。」

ギー「~~~♪」

ザル「否定しないのか・・・。」

日記~。PageTop日記と更新予定~。

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