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臆病者の恋

DFFでもDdFFでも。

ストーリーに全く関係無いので。

魔人×武人。
兄さん頑張れ。

若干4のストーリーを知っていないと通じない部分がある・・・かも?














カオスの戦士であるゴルベーザとコスモスの戦士であるセシルは互いに敵同士ではあったが、
だが兄弟でもあった。

生き別れて育った上、元居た世界で既に敵対状態にあった兄弟関係。

それでも今のゴルベーザには弟は可愛かったし、セシルもゴルベーザに良く懐いてくれた。

否。

セシルがゴルベーザを兄と慕ってくれるから、ゴルベーザもセシルが大切な存在となったと言った方が正しいかもしれない。


今日も当たり前の様に月の渓谷を訪れたセシルは、
仲間達との些細で日常的な出来事を話して良く笑った。

年若い者達が集まった秩序の戦士達は何気ない日々の生活のそこここに楽しさ、面白さを見出している様で、
戦況は思わしく無くとも秩序の聖域に笑い声が絶える事は無いらしい。

彼らとは対照的に、混沌の戦士達はカオスの招請でも無ければ一堂に会する事は無い。

共闘すると言う考えも利害が一致でもしない限りは無く、
人間関係は極めて希薄だ。

尤もゴルベーザ自身その希薄さが性に合っているから、
コスモスの戦士達の楽しげな様子こそ感じても羨ましいとは思わない。


互いに一通り喋って、徐に領域に静寂が満ちる。

「ねえ兄さん?」
「なんだ?」

セシルはふと真面目な顔をしてゴルベーザを見上げた。

ゴルベーザが応じると、セシルは少し逡巡する素振りを見せたが、軽く頭を振って口を開いた。

「あのね、大事なのは分かるけれど、大切にし過ぎて触れる事も出来ないんじゃ本末転倒なんじゃないかな。」
「・・・・・・・・・・・。」
「気になっていて・・・さ・・・。だって兄さん、見ていて苦しそうだよ。ずっと、苦しそうだよ・・・。」

主語を抜いた弟の言葉にゴルベーザは口を噤む。

「僕は兄さんに幸せになってもらいたいんだ。今までの分まで、これから沢山。」
「セシル・・・。」
「彼だって兄さんの事を憎からず思っているはずだよ。・・・ごめん、余計なお世話だよね。」
「・・・・・・・その様な事は・・・・・・。」

言い募って、しかし結局俯いてしまったセシルの髪を丁寧に撫でつけると、
顔を上げた弟は哀しそうに微笑った。



「何か用か?」
「何?」

ガブラスが月の渓谷を訪れたのは、セシルが去った後、少し経ってからだった。

驚いたゴルベーザにガブラスも驚いて目を見開く。

「セシルがお前が俺を呼んでいると。」
「!セシルめ・・・・。」
「?」

苦虫を噛み潰した様な表情を浮かべたゴルベーザは首を振った。

「こちらの話だ。わざわざ出向いて貰って済まなかったな。」
「いや?」

溜息を吐いたゴルベーザにガブラスは小首を傾げる。

その気を抜いた様子にガブラスの中の己の存在価値を見出したゴルベーザは意を決した。

予想外ではあったが、折角弟が作ってくれた好機だ。


ゴルベーザの”用向き”を待っているガブラスの手を掴んで、引き寄せる。

多少よろけたものの、敢え無く腕の中にすっぽりと収まったガブラスは目を瞬かせながらゴルベーザを見上げた。

「なんだ?」
「暫し-----------------今暫くこのままでも良いだろうか?」
「?構わんぞ?」

ゴルベーザの要望にガブラスは容易く応じて所在無げに立っていたが、
そのうちに疲れたのか、ゴルベーザに寄り掛かって来た。

再度顔を上げたガブラスが問う。

「重くないか?」
「・・・・・お主こそ苦しくは無いか?」
「全然。」

問いに問いを返したゴルベーザに、ガブラスは微かに笑った。


幼少時より憎悪を蓄える事のみを教え込まれ、
悪意と怨嗟の声の中で生きて来たゴルベーザは力の加減と言うものが苦手だった。

腕力然り、魔力然り-------------------


呪縛から解き放たれた今でこそ弟を大切だと思えるし、
ガブラスを愛しく感じる。

だからこそ触れる事が怖かった。

愛し、慈しむ事で傷付けたり、苦しい思いをさせたくはない。


結果、ゴルベーザはひどく臆病になっていた。

そもそも悪意の中で生きて来た己に、誰かを愛する事が出来るのだろうか。

誰かに愛して貰える資格があるのだろうか----------------------




「なあ?」
「?どうした?」

鬱々と思い悩んでいたゴルベーザは、不意に掛けられた言葉に平静を装ってガブラスに視線を落とした。

ゴルベーザの胸に耳を当てながらガブラスは目を閉じていた。

「こんな・・・何もない穏やかな時間も悪くないものだな。」
「・・・・・そうだな。」
「カオスの不興を買うだろうか?戦わぬ戦士に価値はあるまい。」
「如何に神とて人が休息を取らずに戦い続けるのは不可能である事ぐらい分かっていよう。」

どこまでも生真面目なガブラスの言葉にゴルベーザは微かに笑う。

「笑うな。」
「お主が愛らしい事を言うからだ。」
「・・・・・・その様な事を言ったか?」

怪訝そうな眼差しを受けながら、ゴルベーザは腕の中の温もりに目を細めた。

この温かさがゴルベーザには優しく、愛しい。

何を思い悩んでも気持ちは変わらない。

それだけで充分だった。


今回は腹黒成分を圧縮してパッキングしてクローゼットの奥に押し込んだ騎士に御登場願いました。
クローゼットが爆発する前に戻しておかないとね!

うちの本来のパラディン様は「兄さんが手を出さないなら僕が貰っても?」ぐらい言います。
発破かける為、じゃなくてガチで言います。

ああ、暗黒騎士なら陰ながら兄さんの恋を応援してくれそうだなあ・・・。
って二重人格??

武人も魔人もお互い鎧組なのでハグなんかしたらガシャガシャぶつかってうるさいと思う・・・とか無粋な事を考えてしまうので武人はインナー、魔人は3rdフォームって脳内変換して読んで下さると・・・。

3rdは3rdで魔人の露出度が高すぎる気が・・・って気がしないでも無いですが!

魔人×武人は魔人が只管武人を大事大事にしてくれたら良いと思うのです。
しかもこのカプは武人が年下に甘やかされていると言う珍しいパターン!

しかし魔人も武人も喋り方が堅苦しいなあ・・・。

日記~。PageTop日記と更新予定~。

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