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休息

大樹と武人。


書いた事無かった組み合わせ。
















余り、顔色が思わしくないガブラスが次元城を訪れたのは半時ほど前だった。

戦線から離脱したにも関わらず、何故か何かと多忙な彼が休息を取りにエクスデスの前に現れるのは時折ある話で、
広大且つ自然に恵まれた領域はガブラスに限らず数多くの戦士達の息抜きの場となっているらしい。

しかしエクスデスが城内に通すのは極限られた者のみで、
ガブラスがその面子の内に含まれたのは些細な偶然が積み重なった末の事だった。


最初はエクスデスの気紛れから始まった。

何をどうしたのか、血塗れのガブラスが次元城を通りかかった。

エクスデスは芝生が汚れる、程度にしか思っていなかったが、
出血量の多さから貧血を起こしたのか、
ガブラスが倒れたのは領域に入って来て間もなくだった。

捨て置いても構わなかったが、
ふと思い立って介抱をしてみたのがそもそもである。


丸一日近く眠ったガブラスが目覚めた当初、かなり警戒をされたが、
エクスデスに悪意も他意も無い事を知るとガブラスは丁寧に礼を述べた。

混沌の戦士にしては礼儀正しい、とエクスデスは感心したものだ。

静養中に溢れんばかりの緑と静かな空間が気に入ったらしいガブラスは、
その後も思い出した様に次元城を訪れる様になってどれほどの時が経っただろうか-------------------

悠久の時の中を生きるエクスデスに日時の概念は薄く、
ガブラスに聞いたところで指折り数えているわけでも無いだろうから分からないが、
分かった所でエクスデスには興味が無い。


互いの、毒にも害にもならない関係は当然の様に頓着など生み出さず、
一頻り休息を取ると去って行くガブラスをエクスデスが引き留める様な事は無かったし、
また、ガブラスが挨拶以上の会話を望む事も無かった。


そして、事件が起きた。

城内の奥の、然程広くも無い部屋にガブラスの私物が少しずつ増えて来た頃だ。

バッツとジタンがふざけ合って、次元城に生えていた樹をへし折ったのだ。

枝をちょっと、では無い。

樹齢数百年と言う大木が、根元から倒れた瞬間を目撃したエクスデスは言葉を失った。

次第に湧き出た怒りに震えるエクスデスに対して現行犯達は軽い謝罪のみでさっさと姿を消し、
入れ違う形で偶々現れたのがガブラスで。

秩序の戦士が聞いて呆れる無秩序さに怒り狂ったエクスデスが我に返った時には、
通りすがりだった筈のガブラスに思い付く限り----------------自分はこんなにも口が回ったのかと己で感心する程の悪口(あっこう)を並べ立てていた。

ガブラスはそれを只黙って聞いていて、
漸く言葉を吐き尽くしたエクスデスを見上げて一言だけ喋った。

気は済んだか、と。


後になって冷静に思い返してみればエクスデスとガブラスはカオスの戦士と言う以外に特に共通点は無く、
親近感すらあったわけでも無いのに、
決して短くは無い時間を愉快さの欠片も無い私情で拘束してしまった事に対して俄かに悔悟の念を覚えた。

だが次に会った時、ガブラスはエクスデスが悩む程気にしてはおらず、
彼はカオスの戦士にしては気の優しい所があるらしかった。


結局再起不能になってしまった樹は現在、
鎧を置く架台としてガブラスの部屋に置いてある。

立ち直るまでにはそれなりの時間は要したが、
誂えたエクスデスを心配げに見つめた眼差しは、
エクスデスが頷いたのを確認すると柔らかいものに変わって、
その面差しを見た途端、気が安らいだ事はガブラスには伏せてある。

何か、悔しいからだ。


つらつらと思い返しながら長い廊下を歩くエクスデスは、
目的の部屋に辿り着くと暫し部屋の中の気配を探った。

特に物音もしない。

そっと扉を開けたエクスデスは、お気に入りらしいクッションを枕に昏々と眠るガブラスと、
架台に置かれた彼の鎧とを見て、満足げに頷いた。


がぼーん!!(((( ;゚Д゚))) ってなった大樹を想像したら大変可愛くて萌えました。

大樹はまあ元が木だし、あんまり欲とか頓着とか無さそうなのです。
だからガブにとって安心できると言うか気疲れしない相手と言うか。

ただ、草木は大樹にとって同族なので自然を大切にしていたら可愛いと思うんだ。

そして次元城=憩いの広場みたいな扱いを受けたら満足だと。
秩序の若い連中は要らないでしょうけれども。

花だの野菜だのを育てて収穫時期になったら魔人とか武人とかにお裾分けしてほしいです。

きっと秩序だ混沌だの戦士達が集りに行くよ!


補足:ガブが血塗れだったのは英雄とやり合ったからです。

ちなみにやらかした旅人と盗賊は大樹から苦情を受けた勇者にこってり絞られて、
後日、騎士と一緒に菓子折り(笑)を手に大樹の所に謝りに来たそうですよw

今回は悪役?になってもらいましたが、
旅人と盗賊が嫌いなわけでは無いですよ?

ただ、ノリで何かやらかしてくれそうなのがこの二人だった、と。

普段はやらかしても獅子のツッコミが入るのですが、
今回は獅子が居なかったのです。

旅人「だってさー、また生えると思ったんだもん。」

盗賊「ここの世界って何壊しても次来た時には直ってるしさー。」

旅人「いやあまさかエクスデスの私物とはつゆとも知らず派手に折っちゃったよなあ。」

盗賊「あの時のWOLはマジで怖かったよなー。」

もしもガブラスとドレイスが結婚したら<3>PageTop日記と更新予定~。

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声フェチでオッサン好きのヘタレ。
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