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むかしむかし

ヴェイン様だって子供の頃は子供らしかったんだよ・・・!

・・・って思いたい。

そんなわけでヴェイン様→13歳
ガブラス→22歳








偶の休日。

一頻り買い物を済ませたガブラスは何気なく周囲を見回して、唖然とした。

人ごみの中に見慣れた----------しかし街中で気軽に見掛けて良いわけではない-----姿に気付いたのだ。

癖の強い髪と、いかにも育ちの良さそうな面差し。

上質な、しかし目立たない色柄の服に身を包んだ少年は興味津々と言った態で並ぶ店のショーウインドウを覗き込んでいる。


荷物を脇に抱えて小走りに少年に駆け寄ると、ガブラスに気付いた少年は一瞬驚いた表情を浮かべて、
直後、脱兎の如く駆け出した。

とは言え既に走っていたガブラスが追い付く方が早く、
少年の腕を掴むと人気の少ない一角に向かう。

「御一人で何をしておいでですか!供はどうされたのです!?」
「ちっ・・・依りによってお前に見つかってしまうとは・・・。」
「お答え下さい!」

小声で怒鳴ったガブラスに、口を尖らせた少年---------ガブラスの主であるアルケイディア帝国第11代皇帝、グラミスの末子、ヴェインはガブラスをちらりと見て溜息を吐く。

ガブラスは公安総局に入局して間が無いが、
何かとグラミス帝に目を掛けられている事はヴェインも良く承知している。

だからこそガブラスに気付いた瞬間に逃げ出したのだ。


「あーあ・・・。これからはお前のシフトを確認してから出歩く事にしよう。」
「殿下。」
「だって供を連れたら好きな様に出来ないだろう?」

咎める様な声に片眉を跳ね上げたヴェインが賑やかな通りを指差す。

「御身に危険が及ばぬ様、供は同行するのです。御自身の立場を分かっておいでですか?」
「わかっているから偶には自由に振る舞いたいのだ。」
「・・・・・・・・・・・・。」

縋る様な眼差しに見上げられて、
一瞬、脇に抱えた荷物に視線を落としたガブラスは深い溜息を吐いた。

「・・・・・わかりました。条件がありますが、飲めるのなら好きに歩いて下さって結構です。」
「・・・条件とは?」
「私の同行を認めて下さい。殿下がどうされようと口を挟みませんので。」
「良し飲んだ。」

即答したヴェインが足早に表通りに戻る。

しかし不意に足を止めて後に続いたガブラスを振り向くと、
立てた人差し指を突き出した。

「あ、あと。」
「何ですか?」

不審げに目を眇めたガブラスにヴェインはにやりと笑う。

「父上にも内密に、な?」
「・・・・今回だけですよ?」
「交渉成立だ!」

もう一度溜息を吐いたガブラスを尻目に、
ヴェインは意気揚々と歩き出した。


ヴェイン様にだって無邪気な時代があったんだと思う。

兄達を暗殺するまでは。

その時に、ヴェイン様の覚悟と言うか、人生は決まったのかなあ・・・。

で、15年後。

ヴェ「懐かしいな。」

ガブ「そんな事もありましたね。」

ヴェ「あの時は卿の貴重な休日を潰してしまったのだな。」

ガブ「それは別に構いませんが、あの様な無謀な行為はもうお控えになって下さい。」←眉間に皺

ヴェ「ハハハ。この年でするわけが無いだろう?」

ラサ「兄上・・・ぼくの知らない所でガブラスとデートしたんですか・・・?」←黒

ギー「知らないも何もラーサー様はまだ生まれてない頃の話だよな。」←ニヤニヤ

ベル「俺に同意を求めるな・・・。」←orz

日記~。PageTop日記と更新予定~。

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