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DFF。

勇者ってお幾つなんでしょうね?

個人的には20代半ば~後半ぐらいかなあ・・・と思うのです。








遠目にウォーリア・オブ・ライトが見えた。

どうやらイミテーションと戦っているらしい。

一瞥して、ガブラスは進行方向に視線を戻した。

カオスの戦士であることを辞めたガブラスにとって、
イミテーションに加勢する意味は無い。

かと言ってコスモスの戦士に力を貸す理由も無かった。


「光よ!」

宣言にも似た掛け声と共に閃光が走り抜ける。

瞬間。

「ぐッ・・・!!」
「ガブラス!?」

イミテーションのそれに重なった微かな悲鳴で、
ガブラスの存在に気が付いたウォーリア・オブ・ライトが駆け寄ると、
ガブラスは長身を折り曲げ、
目元を覆った手の隙間から幾筋も涙が伝い落ちていた。

嫌な予感がした。

「ガブラス!見せろ!!」
「放ッ・・せ!」

力任せに起こして手を引き剥がすと、
ガブラスは頭を振って俯いてしまう。

舌打ちをして、今度は膝を折って顔を覗き込むと、
ガブラスはきつく眉を寄せていた。

「ガブラス・・・?」
「・・・・・・・。」

ウォーリア・オブ・ライトは愕然とした。

自分はガブラスの目の前に居る。

だが、ガブラスの視線は周囲を彷徨っている。

「・・・・・・・・・・・・・。」

言葉を失ったウォーリア・オブ・ライトに、ガブラスは舌打ちをした。

「チッ・・・やってくれたな。視力が飛んだ。」



混沌の果てを訪れると、
気配にガブラスは一瞬顔を上げて、
しかし結局目を伏せた。

あれから数日経ったがブルーグレイに光が戻った様子は無い。

ウォーリア・オブ・ライトは口の端をきつく引き下げた。

「ガブラス。」
「また来たのか。毎日御苦労な事だな。」

皮肉げな表情を浮かべたガブラスが肩を竦める。

大股で近付いたウォーリア・オブ・ライトはガブラスの目の前で足を止めるが、
ガブラスはどうでも良さそうな様子で。

「若しも----------このまま視力が戻らないのならば私が貴方の目となり光となろう。」
「ハッ。若造が生意気を言うな。」

鼻で嗤ったガブラスは顔を上げた。

目線が落ち着かないのはウォーリア・オブ・ライトの顔を探しているのだろうか。

「お前はコスモスのリーダーだろう。俺一人に構っている場合か。」
「だが私のせいだ。」
「俺の不注意でもある。お前一人の責任ではない。」

低く、通りの良い声を聞きながら白い頬に手を当てる。

「?なんだ?」

髪と同じ濃い金色の睫毛が不思議そうに瞬いた。

「私は----------光の戦士などと名乗りながら、貴方から光を奪った。」
「・・・・・御大層な物言いだな。」
「その償いはしなくてはなるまい。」
「要らんわ鬱陶しい。」

ウォーリア・オブ・ライトは、長身を屈めると、そっと目蓋に口接けを落とした。

お伽噺ならばこれで目が見える様になったのかもしれない。


「貴方は・・・どうしてそうも甘いのだ。」
「・・・・・・・くすぐったい。」

目蓋に当たる吐息にブルーグレイがうっすらと開く。

戦う事を生業として来たガブラスにとって、
戦えないと言う事は死の宣告を受けたのと同等のものがあるはずだ。

何も見えない事への不安もあるだろうに、
決してそんな素振りを見せない姿は逆にウォーリア・オブ・ライトの胸を締め付けた。

「別にお前を甘やかした覚えはない。」
「では何故批難をしない。詰られても仕方のない事を私はしたのだぞ?」
「それは価値観の相違だな。どうせ一時的なものだ。」

溜息混じりの応えにウォーリア・オブ・ライトは目を伏せる。

いっそ、怒りに任せて罵詈雑言を浴びせかけてくれた方が良かった。

苦痛ではあるが己の罪と向き合う事は出来る。



「ハッ。お前でも情けない顔をするのだな。」

じっ、とウォーリア・オブ・ライトを見ていたガブラスが不意に鼻で嗤った。

「・・・情けないだろうか。」
「?おい?」

その意味を知って、呟いたウォーリア・オブ・ライトがガブラスを抱き締める。


不意の出来事で、
ガブラスは驚いて反射的に逃れようともがいたが、
結局抗う事の無駄を知ってウォーリア・オブ・ライトの横顔を未だぼやけている視界に収める。

それなりの時間が経過してもウォーリア・オブ・ライトは放す事無く、
なだらかな線を描く肩口に顔を埋めた。

「私は嬉しいのだが。」
「・・・俺にはそうは見えんが。」
「様々な---------------何とも言えない感情が渦巻いている。」

それを上手く言えない。

記憶があれば全て説明がつけられるのだろうか。


苦笑いをしたガブラスは広い背中を軽く何度か叩いてくれた。

その優しさが愛おしくて、
更に力を込めて抱き締めると、
「馬鹿力め」と笑われた。



武人「骨が折れるわ!!」

勇者「・・・すまない。力加減を間違えた。」

武人「視える様になったのだからさっさと帰れ。」

勇者「まだ。」

武人「何故。」

勇者「・・・・・・・・。」

視える様にならなくても良かったのに。


WOLさんだって愚痴りたくもなるだろう。


実際は強い光でも一瞬視たぐらいじゃ失明しないらしいですけどね。
って自分で興醒めする様な事を書いたらいかんだろ・・・orz

日記~。PageTop日記と更新予定~。

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