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パンデモニウム

混沌の果て」の続きみたいなイメージで神竜&混沌×武人

もうすっかりわけわからなくなりましたw



















巨大な手が、痩せた頬を撫ぜる。

愛おしげに、哀しげに。

繰り返し、何度も。




突如領域を覆った眩いほどの光量にカオスは目を細め、
不快そうに視線を向けた。

最早抗う力も無いガブラスは眉を寄せる。

『何をしている---------』

頭に直接響く声。

姿を現したのは巨大な竜だった。

神々しい見た目とは対照的に感じる気配は禍々しい。

「・・・・・!?」

元より定まっていなかった視界が大きく揺れた。

息が詰まる。

圧倒的な存在感と気配に全身の感覚が一気に失われた。


これが、この世界を統べる真の主の持つ力だった。


平衡感覚も無く、不自然な角度で通り過ぎる視界にガブラスは自分が倒れた事を知った。

しかし、地面に触れた衝撃は無い。

それすらも感じられなくなったのか--------------


「神竜よ。生身の人間であるガブラスに貴様の気配は強い。去ねぃ!」

すぐ傍で聞こえた重々しい声に、
ガブラスは薄く目を開けた。

ぼやける視界に映る神の顔は神竜を睨み付けている。

ガブラスはカオスに抱きかかえられていた。

四本の腕がシェルターの様にガブラスを覆い隠している。


視線を滑らせると、
限られた視界の、曖昧な輪郭の中で竜は長大な尾をくねらせた。

「あ・・れ、・・が・・・・」
「・・・・・・・。」

途切れ途切れに言葉を紡いだガブラスに、視線を落としたカオスが面白くなさそうに表情を歪める。

「そなたは知らんで良い。」
『たかが駒一つに随分と入れ込んでいる様だな。』

「声」が放たれると同時に途轍もない「気」がガブラスの意識を灼く。

苛立たしげに舌打ちをしたカオスはガブラスを隠した腕に力を込めた。

「貴様の知った事ではあるまい。」
『関わり無いと?・・・ふむ。懐かしいものを見る気分だ。そやつは』
「黙れ神竜!」

吠えた神に小さく口許を歪めた神竜は、
神の腕に隠された武人に視線を向けた。

「っ・・・ァ・・・・・!」

たったそれだけで、酸素を求めて開いた口の端から赤が溢れて零れる。

『それは世界の理を崩壊させる。戦士に、記憶など不要なのだ。』
「世界だと・・・?フン、笑わせるわ。貴様の作り出した偽りの世などあった所で何の意味がある!」
『だがこの世界無くして貴様の存在は有り得ない。』

鋭い切り返しにカオスは鼻白んだ。

『ならばいっそ第二の貴様を作り上げてしまえば良い。さすればその者も主たる我の役に立てるのだ。御誂え向きにそやつは憎悪の塊と化しておるではないか。』
「貴様は主では無い!!」
『戦士よ--------------憎いか?この世界が。恨めしいか?ありとあらゆるものが。』
「失せよ!!」
『もっと憎め。もっと恨め。それこそが我が糧となるのだ。』

カオスの怒声に竜は更に口許の歪みを深める。

『カオスの様に---------------』
「絶望を知れぃッ!!」

咆哮に似た絶叫とと同時に炎が迸る。

劫火に取り囲まれながらも耳障りな笑い声を残して、神竜は姿を消した。

同時に人智を超えた気配も失せる。


常に悠然と構えていた神の表情は歪んでいた。

一時はカオスも考えたのだ。

神竜の力を借りて、ガブラスをこの世界に取り込んでしまおうと。

だがガブラスはカオスに囚われてから飲む事も食べる事も止め、見る見る衰弱して行った。

今はカオスが無理矢理エネルギーを与える事で命を繋いでいるのだ。

この上自らと同じ存在になったら、彼はどうするだろう--------------------

幾度考えても出る結論は同じで、
流石の神にも諦念が色濃く見え始めた矢先の、神竜の訪いだった。


ゆるゆると首を振ったカオスが視線を落とすと、ガブラスは意識を失っていた。

弱った体に神竜の存在はそれほど重たかったのだろう。


そっと、抱き締める。

愛おしむ様に。

慈しむ様に。

只一人、真っ向からカオスと向き合ってくれた者を。


「混沌の果て」を書いた時に、ありがたくも続きを、とのお言葉を頂いて、
勿論自分でも続きを書きたいなーと思っていて、ずっと書きたくて、でも話が纏まらなくて半泣きになりながら何度も書き直しました。

書いても書いても思う様な形にならなくて(苦笑い)

で、書いたら書いたで「混沌の果て」を、カオスが武人を神竜に会わせたい・・・みたいな話で終わらせてしまったものだからまたドツボに。

だって今回の混沌は神竜に会わせたがらないじゃん。
矛盾してるじゃん。

・・・って地味に葛藤して、最後に取って付けた様な理由を組み込んで誤魔化しましたw


なんとなく、神竜ってものすごいエネルギーを持っていそうなイメージなんですよ。
それこそ人智の及ばない力って言うか。

何せ世界を一つ作り上げてしまう様な存在ですもの。


武人「何で俺は毎度毎度ロクな目に遭わんのだろうな。」←遠い目

混沌「そう言う役回りなのであろう。」

武人「貴様にしたり顔で言われると腹が立つな。」

混沌「殴られた・・・(ノД`)」

日記~。PageTopFF12小ネタ  ~バシュバルとちびノア~

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