FC2ブログ

星に願いを(DFFver)

幻想×武人で七夕。
12verでNL書いたのでDFFverはBLかな、と。
と言う訳で12verとは対ですが、
内容は別物です。

何で両パターン書いたのかは自分でも謎。
思いついたんだよ・・・昨日・・・。

ちなみに書きだした当初のタイトルは”七夕話”でした。
捻りも工夫も無い!!

「今日は七夕なんだってよ。」
「・・・・・何を根拠に?」

ガブラスの問いは尤もであった。
この世界に置いて、日時の概念は無い。

時計があるわけでも、カレンダーがあるわけでもないのだから。

それにしても折角のイベントを共に楽しみたいと言う
ジェクトの想いはこの朴念仁には伝わらないらしい。

折角ゴルベーザに無理を言って
月の渓谷を貸し切りにしてもらったと言うのに。

「さァね。うちのクソガキが言ってたぞ。七夕だって」
「意味がわからん。」
「あれ?お前さん七夕知らねえの?」

己の中にある青臭い感情に蓋をして、
敢えてからかう様に言ってやると
ガブラスは案の定眉を寄せた。

「七夕は知っている。発祥は遥か昔の東国。
 7月7日に行われるのが常だが旧暦と新暦に依って、」
「あァ、もう良いもう良い。」

顔の前で幾度か手を振って話を遮ったジェクトは
腹の底から溜息を吐いた。

「おめェ・・・本当、頭でっかちなのな。」
「何?」
「なんつーか・・・。」

(色気も味気もねえってのはこの事だ・・・)

何故か大いに落ち込むジェクトに
ガブラスは更に眉を寄せる。

言われたガブラスならまだしも、
暴言を吐いた本人が落ち込むとは。
意味がわからない。

尤も言われたところで落ち込む様な事でもないが。

「お前さんよう、もっとこう・・・なんてーの?」
「何が。」
「織姫と彦星が年に一度会えるか会えねえかって日だとかよ。言えねえ?」
「別に間違った事は言っていない。文献に載っていた話だ。」
「合ってるとか違ってるとかじゃなくて・・・。」

本当に色気も味気も無い上にロマンも無い。

かくり、と俯いたジェクトにガブラスが小さく首を傾げた。

「だからよう・・・」
「?」

何と言ったら伝わるのだろうか。

この男、歩く辞書かと思えるほど博識なくせに、
この手の話題は兎に角疎い。

”恋愛”や”色恋”と言う言葉に関する感情だけ
綺麗に抜け落ちているんだか
端から備わっていないのか。

兎に角朴念仁の極みと言っても差支えない程に疎いし鈍い。

かと言って異性との経験が無い訳でもないらしく、
(同性との経験はジェクトが聞きたくない)
淡泊ではあるが、それなりにジェクトに付き合ってもくれる。

「まァいいや。お前に期待する事でもないしな。」
「早くその結論に至るべきだったな。」
「お前なあ・・・。」

本当に、どうしてくれようか。

嘆息したジェクトはごろりと寝転んで天を仰いだ。
傍らに座っているガブラスも何となく空を見上げる。

「な、願い事しようぜ。」
「笹も短冊も無しにか?」
「いいじゃねえか。別に。」

笑って横腹を指先で小突くと、
ガブラスは面倒臭そうに溜息を吐いた。
断らない所を見ると付き合ってはくれるらしい。

駄目だったり嫌な時は即答で、
その上大層な頑固だから納得するまで梃子でも動かないのだ。


「何にした?」
「人に聞くなら先に自分のを言え。」
「え~・・・・」
「どうせ息子と元の世界に戻りたいとかだろう?」

それは常日頃からジェクトが言っている事で、
ガブラス以外にもその願望を知っている者は多い。

しかし、今回は違った。

「違う。」
「では何だ。」
「・・・言ったら多分怒る。」
「・・・俺がか?」

呟いたジェクトにガブラスが小首を傾げる。

ガブラスは余り怒らない。
と言うより、平素は感情の波が揺らぐ事が滅多に無い。

戦闘時は苛烈と言うに相応しい戦いぶりだが、
その激情をどこに隠しているのかと感心するほど
普段の彼は大人しいのだ。

「・・・だから言わねえ。」
「怒るかどうか決めるのは俺だ。言ってみろ。」
「・・・キス。」
「キス?」

先ず出て来たのは海に泳ぐ魚。

それを見抜いたジェクトが溜息を吐く。

「だから、・・・お前さんにキスしてもらいてェなって思ったんだよ。」
「・・・キスなんて幾らでもしているではないか。」
「俺からだけだろ。」
「何の問題が?お前がしたいからしているのだろう?」

問題があるとか無いとか言う話では無い。

どうしてこんな相手に惚れ込んでしまったのか。
自分でもわけが分からない。

「・・・もう良い。」
「そうか。」

寝転んだまま、ガブラスに背を向けて拗ねた意思表示をしても
ガブラスに堪えた様子は無い。

きっと後でゴルベーザに呆れられるに違いない。
半ば強引に他人の領域を貸し切りにしておいてこの様だ。

じゃり、と背後でガブラスが動く気配がした。
同じ体勢でいることに疲れたのだろう。

しかし。
不意に頬に柔らかく温かい感触を得た。
同時に微かな吐息も。

驚いて咄嗟に振り向いたジェクトの目の前には端正な顔。
突然のジェクトの動きにこちらも驚いたらしい。

「願いが叶って良かったな。」
「お前・・・本当、朴念仁。」

憎まれ口を叩きながら、
ジェクトは真っ赤になってしまった顔を慌てて隠した。


場所を何処にするかで地味に悩みました。
次元城と月の渓谷が星を見易い・・・というか、
星が出るかな、じゃあゴル兄のところか。
そんな感じ。

ティーダに根拠は特にありません。
この世界に喚ばれて7ヶ月ぐらい経ったのか・・・
ってコスモスみんなで盛り上がって、じゃあ七夕だ!
・・・みたいな。
秩序の聖域も満天の星が見れそう。

さて。
うちの幻想、武人にベタ惚れですな。

多分この後照れるだけ照れて
俄然燃え上がった幻想にゲフンゲフン。
そして武人は七夕嫌いになると。

武人「貴様こそロマンの欠片も無い(-言-)」
幻想「お前さんに言われたくないね~ヾ(´▽`)あ~スッキリ♪」
武人「スッキリ言うな(-言-♯)」←疲労困憊

なんか書いているうちにどんどん長くなってしまいました。
いつもの事ですな!!

UP予定。PageTop星に願いを(12ver)。

Comment

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

TrackBack

http://gamecomic.blog27.fc2.com/tb.php/105-31ffd626

プロフィール

高槻幽炎

Author:高槻幽炎
声フェチでオッサン好きのヘタレ。
ビバガブラスw

カレンダー

08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
最新コメント
最新記事
ブロとも申請フォーム
QRコード

QR

リンク
投票所
RSSリンクの表示
検索フォーム