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Voice

DdFF直前ですかね。

なんとなく、この後に「メランコリアの檻」が続いて「夢の終わり」→「混沌の果て」に至る感じ・・・?
で、最後にVoice+で終わる、と。

や、別にそれらを読まなくても話は通じますよ!

ガーガブ良いね!wとのお声を頂いたので思いつくままに書いたわけです。
ガーガブ良いですとも!!ww
ガーガブ万歳!!








カオス神殿の、上層の崩れた床の縁に腰掛けたガブラスは立てた片膝に腕を乗せた。

吹き抜けた風にブルーグレイの目を細める。

はためくマント。
日に当たって出来た影の角度。

”絵になる”とは良く言ったもので、今のガブラスの姿はカオス神殿の様相と相俟ってまるでここの領域の主だ。

「何か用か?」
「・・・・・・・・別に。」

短く答えたガーランドをガブラスは仰ぎ見る。

視線に気づいての問いだろうが、ガーランドも他に答えようがない。

カオスの戦士には珍しく、割合大人しい気性の男は視線を元に戻した。

他の戦士だと大概この時点で喧嘩に発展する。

「風が心地良い。」
「バハムートにも風はあろう?」
「あれは強過ぎるな。」

苦笑いをした声にガーランドはどこか居心地が悪い。
分かり切った答えを何故求めたのか、自分でも良く分からないからだ。


「-------------、」

何か話しかけようと思った矢先、ガブラスがカオス神殿の出入り口に視線を向けた。
ガーランドが身構えた時にはガブラスも立ち上がっている。

コスモスの戦士の気配だった。それも複数。

「ガブラス。」
「神の御許に近付くことは許さん。」

応じた声に穏やかさは無くなっていた。



剣を振るう姿は苛烈を極めた。

容赦など微塵も無い。

それもまた、ガブラスだった。



断末魔と、光の霧散。

返り血を浴びたまま振り向いたガブラスがガーランドを不審げに見つめる。

「気分でも悪いのか?」
「・・・・・何故。」
「剣に精彩を欠いていた。」

鋭い指摘にガーランドは一瞬言葉に詰まった。

倒したコスモスの戦士はガブラスと同じ数。
決着もほぼ同時に着けた。

だがガブラスは見抜いていた。

ガーランドの不安定な胸の裡を。

「・・・・その様な事は無い。」
「それならば構わんが雑魚とて甘く見れば命取りになるぞ。」
「そうだな。」

ガブラスは付着した血を振り払った剣を腰に提げ、神殿の出入り口に向かった。

「帰るのか?」
「このままでは装備が錆びる。」
「・・・・そうだな。」

ガーランドも装備の手入れは必要だ。

「・・・・ガブラス。」
「?」

名を呼ぶと男は顔だけ振り返った。

既に領域の端に至っている。


「何故-----------そこまでカオスに尽くす?」
「知れた事。主だからだ。」
「・・・・・・・・そうか。」

思いもしない問いだったのだろう。
怪訝そうに首を傾げたガブラスにガーランドは首を振った。

「呼び止めて済まなかったな。」
「いや。」

俯いたガーランドの視界の端からガブラスの姿が消える。

「真実」を知ったら、絶対とも言える彼の忠誠はどうなるのだろうか。

想像したくもなかった。



しかしその時は訪れた。

何故、彼が知り得たのかは分からない。


全てを知った上でガーランドの所へ来たのはガーランドがカオスと直接通じていることも知っていたからだろう。

カオス神殿を訪れたガブラスは、ただ哀しげに眼を伏せた。

ガーランドが剣の柄に手を掛けた時に一瞥をして、彼は去って行った。


何故彼だったのだ。

よりによって何故。






吹き抜ける風。
はためくマント。

神殿上層に腰かけて心地良さそうに目を細めていた姿はもう無い。


あれからガブラスがカオス神殿を訪れる事は無かった。

姿すら見なくなった。


背を向けられたあの時、斬ってしまえば良かったのか-------------

そうすれば彼が絶望をする事は無かった。
浄化を受けて何もかも忘れてしまえば良い。

「それ」は戦士達に知られて許される事ではない。

頭の良い彼の事だ。
覚悟の上でガーランドに背を向けたのだろう。

それでもガーランドに斬る事は出来なかった。

彼が血に塗れ倒れる姿など、見たくは無かった。


どちらが正しかったのか、ガーランドには分からない。
この先もきっと分かる日は来ない。
答えを与えてくれる者は居なくなってしまった。

穏やかな声音。
闘う獣の咆哮。

乞い願っても、最早それが耳に届くことは無い。


あの・・・書き出した当初はもっとらぶらぶで照れまくるガーさんと可愛いガブたんの話の予定だったんですけど・・・。
どうしてこうなった・・・orz

あとね、ガーさんがすっかり声フェチみたいなことになっていますけれども。
別にそんな人じゃないから。

普段のガブラスも戦うガブラスも好きなんだよ!!ってガーさんを書きたかっただけなんだ・・・orz

なんだこの後味の悪さ・・・orz

と言うより「この辺」の話、好きだなあ自分・・・。

Voice+PageTop日記と更新予定~。

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